呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

「きよ香」ここから始まる中央線の沖縄文化

2021-02-27 15:03:36 | 呑んだり喰ったり語ったり


高円寺「きよ香」

沖縄返還の遥か前の1961年

八重山(石垣島)からやってきた淳子マーマが苦労の末開店した老舗沖縄料理屋さん。



高円寺では有名な「抱瓶」はその姉妹店で、「抱瓶」の店主は淳子マーマの息子さん。

中野、高円寺、阿佐ヶ谷、吉祥寺と沖縄文化が根付いた感のある中央線沿線だが、

その当時は言葉では言い表せないぐらいの苦労があったらしい。

東京だって頭の中の既成概念が田舎町(地方)と同じでしかなかったんだよね。





ラフテーとパパイヤを炒めたメニューだったかな。



自分はここの妙に静かで人の家に来たような風情の佇まいが好きなのです。



「スヌイの天ぷら」



「イリチィー」だったかなぁ・・・



「スクガラス」



2011年に50周年だから、とうぜん今年は創業60周年。

マーマは数年前に逝かれてしまったけど店は変わっていない。

もうすっかり高円寺の街に溶け込んだ高円寺が誇る店です。

立ち呑みってのは日本の新しい文化なのか again

2021-02-26 13:27:36 | 呑んだり喰ったり語ったり


八丁堀の裏路地にある立ち呑み屋「RAKUMI 入船店」

チョイ呑みにサイコー!(ガッツリ呑みもサイコー!)

「本日の刺し身升盛り」

青柳、甘エビ、マグロ赤身、イワシ、アジ、タイ、ホタテの7種類入って380円!



格安過ぎて大感激!

少しずついろいろ喰いたいときにサイコー!(ガッツリ喰いたいときにもサイコー!)



「厚焼き玉子」 寿司屋さん風です。



「浅利チャンジャ クリームチーズ」 日本酒、焼酎にピッタリ。



「白えび素揚げ」 これはビールかな?



酒はそんなに安くはないが、新鮮で手の込んだ海鮮もの中心のツマミが安くて旨い。

ここも立ち呑み文化を感じられる店です。






ちょっとだけ移動して、

〆は入船街中華の名店「萬金」へ。
※こちらのお店は残念ながら閉店してしまいました。



「塩ラーメン」with イカフライ

優しい優しいスープにイカフライの油がフワッと浮かぶと絶妙な旨さなのです。

いやいや、満足した。

念願の「蜂宴」に行ってみた!

2021-02-24 13:52:24 | 呑んだり喰ったり語ったり


その日は早めに銀座近くの仕事場を出て、

新橋~虎ノ門~赤坂見附~四谷~新宿~阿佐ヶ谷ルートで歩いて帰った。



「虎ノ門ヒルズ」手前にある「キーコーヒー」本社前には特設コーヒーショップが。

「錠前屋珈琲」

なかなか洒落の利いた店名だね。



建築途中の「ホテルオークラ」の旧遺物をハッケン!



蔦の絡まり具合が年季を感じさせます。



その向かい側では「虎ノ門病院」の新しい病棟が建設中。

病院には見えないね。



四谷見附から四谷三丁目に向かう新宿通り沿いには名店バー「ガスライト」の支店がある。

なぜこの場所に「ガスライト」があるのかが判らない。

荒木町に繰り出してくるセレブなオールド紳士淑女を迎えるためなのだろうか。






さて、本題。

新宿御苑大木戸門近くの裏通りに思いっ切り昭和な風情の外観の街中華がある。

「蜂宴」

はちえん?

「ほうえん」と読むらしい・・・

散歩しながら帰るコースにあって、毎回入ってみたい衝動に駆られていた店。

その日は勇気を振り絞って入ってみましたよ。



嗚呼、昭和なり。

マスターおひとりでやってらっしゃるようだ。



ビールのツマミに「肉天」をいただく。

豚肉に片栗粉を付けて揚げたもののようだ。



「味はついてます」と言われたが、もう少しビールのツマミとしてのパンチが欲しいなぁ~



マスターに塩をお願いしてみたところ、「そうかい・・・?」とばかりに

塩とカレー粉を出してくれた。

これは有り難し!ビールがススミマスわん!

ありがとうございました。



横にいた常連さんが「カラシ醤油もいいよ」と奨めてくれたので試してみる。

おお、これもいいねぇ~

昭和な街中華の優しい人情に触れて、勇気を出して入ってみた甲斐があったと言うもの。



さらに図に乗ってメニューに無い「半炒飯」をオーダー。



この炒飯が旨いのなんの!

半分にするんじゃなかったと後悔するあたり、なんてズーズーしい客なんだろうか。

ありがとうございました。
本当に申し訳ありませんでした。
美味しかったです。

立ち呑みってのは日本の新しい文化なのか

2021-02-23 23:35:56 | 呑んだり喰ったり語ったり

高円寺 立ち呑みの名店「きど藤」

そもそも日本人ってのは立つのが苦手な民族らしい。

欧米人と違って体形的に長く立っていると疲れてしまうのだとか。

そう言えば子供のころ、お痛をして叱られるときは立たされたもんだ。


「鶏レバ刺身」

昔は安い酒を呑むために酒屋の店先やカウンターだけの酒場でガマンしながら立って呑んだってね。


表面は軽くボイルしてあるが、中はトロットロ

今じゃ旨いものがあるからって、オシャレだからって、

求めていく場所が立ち呑み屋なんだってね。



そして従順を美徳とする日本人は、

なんだか店主に遠慮しながら、周囲に気を使いながら、決められたルールを守りながら呑む

立ち呑み屋の雰囲気が実は好きなのかもしれない。


クリームチーズにおかかをかけたもの

三密しなくちゃいけない世の中になっても、

どこかでザワザワと肩を寄せ合いながら呑む立ち呑みを熱望してはいないだろうか。


「小肌」

欧米人は立ち続けるのが苦じゃないから、立って呑み喰いするのは日常的。

日本人も欧米化が進んでいるんだから、立ち呑み屋が金の無いオジサンたちの行くところだ!

なんて思っている若者ももう少数派なんじゃないの?


「アジフライ」

そう、立ち呑みはすでに日本の文化となった。

なっているのである。


「肉豆腐」

立って呑みながら、旨いもんが喰えて、しかもセンベロ!

キミ、こりゃ文化以外のなにものでもなかろうよ!



※「センベロ」→千円でベロベロになれることを指して言います。

「高円寺音人」第七回を公開いたしました

2021-02-20 15:06:01 | 高円寺人・高円寺音人


「高円寺音人」第七回は、

透明感のある歌声とミステリアスな演奏が素敵なデュオ「メビウス」をご紹介します。



笹山てるおさん



川村絵理さん


音楽を通して培ってきたふたりの絆、デュオ誕生秘話などのお話しをお聞きしました。



こちらをクリックしてご覧ください。
https://koenji-hito.com/mebius/