チャコと呼ばれなくなる日

うちの一人娘は生まれたころから
「チャコ」と呼ばれてきました。
名前は「さおり」なんだけど、なぜか「チャコ」。
みんなからも「チャコ」で親しまれてきました。

今年から中学生になったのですが、
6年間通っていた小学校で一緒だった友達は
ほとんど中学校にはいません。

なので、中学生になった娘は
初めて「チャコ」と呼ばれない場所に身を置くことになったのです。

そしてこのたび、
娘の事を「チャコ」と呼んでくれる最後の場所、
6年間お世話になったレスリング・クラブの
チームから離れる事になりました。

好きなレスリングだったのですが、
気持ちが入らなくなってもう続けていけなくなったのです。

「へタレ」だった娘を、
親にとっても「誇り」に思える娘にしてくださった、
大好きなレスリング・チーム「ゴールド・キッズ」。

別れは寂しいですが、
レスリングを通じてたくさんのことを教えていただきました。

なりさん、コーチの方々、チームメイトの子供たち、
子供たちを一緒に応援してきたお父さん、お母さん方、
みなさまには語り尽くせないほど大変お世話になりました。

そして娘にはチームから、レスリングから学んだ事は、
これからの歩みの中でも活かしてもらいたい。

「チャコ」と呼ばれなくなっても、
「チャコ」だったころを忘れずに
感謝の気持ちを忘れないでもらいたい。

そして、
これからも大好きなチームを応援していこう。
子供たちがもっともっと強くなって、
大きな舞台に立ってくれることを楽しみにしていよう。

どこかで娘を見かけたら「チャコ」と声をかけてください。
必ず懐かしさに振り返って得意の照れ笑いをすると思います。

娘、父、母、3人家族が本当にお世話になりました。

お世話になった方々には直接お礼が言えませんで、
申し訳ありません。

感謝いたしております。
ありがとうございました。