人には好き嫌いがあって、そこのところを良く理解しているので、あまり自分の好みは人には押し付けないようにしている。
食べるものに至っては、特に実践させていただいている。
しかし、そうだとは言え「STINGさん、安くておいしい店を教えて下さい」と聞かれれば、惜しげもなくその情報を提供しますよ。
その後に「行きましたよ。すごく美味しかったです!ありがとうございました」と言われるのがとても嬉しいからね。
今回、珍しく会社の女性から「STINGさん、築地を徘徊しているらしいですよね。美味しいてんぷら屋さんに連れていって下さい」とお話しをいただいた。
もちろん、ランチ。もちろん、同行者付き。
もちろんそれでもオーケー!
「ドカ飯系でもいいかな?」と確認しつつ、蒸し暑いとある日に築地てんぷらいしいへ3名で向かった。
なぜ「蒸し暑い日」なのかというと、その店はエアコンというものが無いのだ。
てんぷら屋にエアコンが無い! 想像がつきますよね。
昭和を想わせる店内に13:30過ぎに入ると、先客は1名。しかもすでに箸は最終コーナーを回っていた。
よし。
ここの店はもちろん注文を取ってから、ほぼ一人分づつを丁寧に揚げて行くので、昼時を外していかないと何十分待たされるかわかったもんじゃないのだ。
しかも、職人気質の大将は気まぐれで、12時ちょうどには店を開けない。
開いてても仕込みに専念していて、注文すらとってもらえないときもある。
初心者二人のうち、恐妻家のO俣君は「おすすめ」の「かき揚げ定食」を注文。
天然ボケレディーのK野さんは迷った末、「かき揚げ丼(小)」を注文。
K野さん、正解!
「かき揚げ丼」のチョイスも「小」にしたのも正解。
わたしは何度か食べに来て一番のお気に入りになった「穴子天丼」を注文。
海老なんて目じゃないね。てんぷらは穴子だよ、穴子!
前回「穴子天丼」注文したときのやり取り、
大将「お客さん、『穴子天丼』は穴子しか乗ってないですからねぇ」
わたし「あっ、ハイ、結構です」
大将「海老が無い、ナニが無いって言われても困っちゃうからさぁ」
わたし「いえ、むしろ穴子だけ思いっきり食べたいんです」
大将「だったら『穴子天丼』にしなきゃぁダメだなぁ」
わたし「ですから『穴子天丼』お願いします」
大将「こころがけやしたぁ~」
眼光鋭く我々の顔を睨みつけながら注文を確認しながら仕事にかかりだす大将。
穴子、剥き海老(デカイ!)、野菜などの天ダネを冷蔵庫から出して、丁寧に下ごしらえ。
その間、揚げ油の温度をチェックしながら衣の仕込みもこなしていく。
カウンター越しに流れるような大将の動作に見入る初心者二人。
空腹も増長されるひとときなわけだ。
途中、雑談を投げ掛けたが完全に聞こえないフリされてしまった。
恐ろしいぐらいの集中力。
踊るような仕草で油の中に天ダネを投入していく。
特にかき揚げの揚げ方はすごく妙味だ。
先程も書いたが注文ごとに揚げていくのと、揚物はタネによって仕上がりが違ってくるので同時に注文しても同時に提供されることはない。
天然ボケレディーK野さん、わたし、恐妻家O俣君の順で出てきた。
天然ボケレディーK野さんは「これで小ですか?」という顔。
恐妻家O俣君は「うまそー」と両手上げ。 「うまそー」じゃなく「うまいんです」
そしてわたしには「穴子天丼」大振りの穴子が4本。
やたらデカイというわけではないが、穴子は長いので「丼」といいながら「重」にて出てくる。
あいすみません。
お重のご飯にサッと天つゆをかけ回して、しっとり揚がった(江戸前てんぷらだからね)穴子を丼つゆの壺に差し込む。「ジュッ」という音。
てんぷらは揚げる音など耳でも楽しめる。
ご飯が見えないぐらい穴子を並べて、舞茸やブロッコリー(??)などお口直しの野菜物も乗っている。
甘すぎない丼つゆはしっとり揚がったてんぷらによく絡んでいて、穴子は蒸したように軟らかく口の中で溶けていく。
旨いなぁ。
こちらはご飯も美味しいし、シジミの味噌汁、香の物もさりげなく旨い。
至福のひととき。
流れるような汗も気にせず、せっせと口に運んで「うわー」と言う量の丼もあっという間に食べ尽くしてしまう。
そう、ここのてんぷらはもたれないのだ。
以前聞いてみたが、いい油ははもちろんのこともたれないてんぷらは揚げ方で決まるらしいのだ。
侮れない職人の技。
二人ともほどなく完食。
「天然ボケレディーK野さん、今度は普通サイズでいけそうじゃん」
「それはさすがに・・・・・・・・」
「恐妻家O俣君、丼の方が気になってたみたいね」
「天つゆも良かったんですが、丼つゆが旨そうだったもんで・・・・・」
大満足で二人は2時半を回った昼中、会社へ戻り、
わたしは空模様を気にしながら商談先のM治J宮G苑へと向かいましたとさ。
終わり。
(画像は「かき揚げ丼」です。天然ボケレディーK野さんが食した「小」ではないのであしからず)
食べるものに至っては、特に実践させていただいている。
しかし、そうだとは言え「STINGさん、安くておいしい店を教えて下さい」と聞かれれば、惜しげもなくその情報を提供しますよ。
その後に「行きましたよ。すごく美味しかったです!ありがとうございました」と言われるのがとても嬉しいからね。
今回、珍しく会社の女性から「STINGさん、築地を徘徊しているらしいですよね。美味しいてんぷら屋さんに連れていって下さい」とお話しをいただいた。
もちろん、ランチ。もちろん、同行者付き。
もちろんそれでもオーケー!
「ドカ飯系でもいいかな?」と確認しつつ、蒸し暑いとある日に築地てんぷらいしいへ3名で向かった。
なぜ「蒸し暑い日」なのかというと、その店はエアコンというものが無いのだ。
てんぷら屋にエアコンが無い! 想像がつきますよね。
昭和を想わせる店内に13:30過ぎに入ると、先客は1名。しかもすでに箸は最終コーナーを回っていた。
よし。
ここの店はもちろん注文を取ってから、ほぼ一人分づつを丁寧に揚げて行くので、昼時を外していかないと何十分待たされるかわかったもんじゃないのだ。
しかも、職人気質の大将は気まぐれで、12時ちょうどには店を開けない。
開いてても仕込みに専念していて、注文すらとってもらえないときもある。
初心者二人のうち、恐妻家のO俣君は「おすすめ」の「かき揚げ定食」を注文。
天然ボケレディーのK野さんは迷った末、「かき揚げ丼(小)」を注文。
K野さん、正解!
「かき揚げ丼」のチョイスも「小」にしたのも正解。
わたしは何度か食べに来て一番のお気に入りになった「穴子天丼」を注文。
海老なんて目じゃないね。てんぷらは穴子だよ、穴子!
前回「穴子天丼」注文したときのやり取り、
大将「お客さん、『穴子天丼』は穴子しか乗ってないですからねぇ」
わたし「あっ、ハイ、結構です」
大将「海老が無い、ナニが無いって言われても困っちゃうからさぁ」
わたし「いえ、むしろ穴子だけ思いっきり食べたいんです」
大将「だったら『穴子天丼』にしなきゃぁダメだなぁ」
わたし「ですから『穴子天丼』お願いします」
大将「こころがけやしたぁ~」
眼光鋭く我々の顔を睨みつけながら注文を確認しながら仕事にかかりだす大将。
穴子、剥き海老(デカイ!)、野菜などの天ダネを冷蔵庫から出して、丁寧に下ごしらえ。
その間、揚げ油の温度をチェックしながら衣の仕込みもこなしていく。
カウンター越しに流れるような大将の動作に見入る初心者二人。
空腹も増長されるひとときなわけだ。
途中、雑談を投げ掛けたが完全に聞こえないフリされてしまった。
恐ろしいぐらいの集中力。
踊るような仕草で油の中に天ダネを投入していく。
特にかき揚げの揚げ方はすごく妙味だ。
先程も書いたが注文ごとに揚げていくのと、揚物はタネによって仕上がりが違ってくるので同時に注文しても同時に提供されることはない。
天然ボケレディーK野さん、わたし、恐妻家O俣君の順で出てきた。
天然ボケレディーK野さんは「これで小ですか?」という顔。
恐妻家O俣君は「うまそー」と両手上げ。 「うまそー」じゃなく「うまいんです」
そしてわたしには「穴子天丼」大振りの穴子が4本。
やたらデカイというわけではないが、穴子は長いので「丼」といいながら「重」にて出てくる。
あいすみません。
お重のご飯にサッと天つゆをかけ回して、しっとり揚がった(江戸前てんぷらだからね)穴子を丼つゆの壺に差し込む。「ジュッ」という音。
てんぷらは揚げる音など耳でも楽しめる。
ご飯が見えないぐらい穴子を並べて、舞茸やブロッコリー(??)などお口直しの野菜物も乗っている。
甘すぎない丼つゆはしっとり揚がったてんぷらによく絡んでいて、穴子は蒸したように軟らかく口の中で溶けていく。
旨いなぁ。
こちらはご飯も美味しいし、シジミの味噌汁、香の物もさりげなく旨い。
至福のひととき。
流れるような汗も気にせず、せっせと口に運んで「うわー」と言う量の丼もあっという間に食べ尽くしてしまう。
そう、ここのてんぷらはもたれないのだ。
以前聞いてみたが、いい油ははもちろんのこともたれないてんぷらは揚げ方で決まるらしいのだ。
侮れない職人の技。
二人ともほどなく完食。
「天然ボケレディーK野さん、今度は普通サイズでいけそうじゃん」
「それはさすがに・・・・・・・・」
「恐妻家O俣君、丼の方が気になってたみたいね」
「天つゆも良かったんですが、丼つゆが旨そうだったもんで・・・・・」
大満足で二人は2時半を回った昼中、会社へ戻り、
わたしは空模様を気にしながら商談先のM治J宮G苑へと向かいましたとさ。
終わり。
(画像は「かき揚げ丼」です。天然ボケレディーK野さんが食した「小」ではないのであしからず)