第97回金蘭会セミナーで、立命館大学客員教授 の金岡克弥さんのロボットに関する講演がありました。「今、日本で、異端のロボット工学者が成すべきこと」
というタイトルです。株式会社 人機一体 の代表取締役もされています。京都大学工学部化学制御科に入られて、最終的にロボット工学に転向された話し、ラグビー部出身で、少林寺拳法四段の腕前で、立ち姿が凛として、隙のない気迫を感じました。お話も、独特のカリスマ性を持った、間合いを図った一撃必殺の面白いものでした。
テレビ出演も数多くされていて、ロボットの操作の実演のビデオも見せて頂きました。
今回は、いつもの金蘭会館2階ではなく、大手前高校7階の視聴覚教室という、大学の階段教室のような広いところで講演をしていただいて、現役の大手前高校生、金蘭会役員の方々、いつもの金蘭会セミナー参加の方々が集い熱心に関心を持って聴きいっていました。
日本の人間型ロボット路線は、世界的に見ても評価されておらず、アメニィティ中心のロボットはおもちゃでしかないと。
原発事故、地震の建物崩落現場で実用的に仕事が出来るロボットが出来ていないのは残念であると、本当、日頃僕らがもどかしく感じてることの解決策を、これからの道を照らしてくれたような感じでした。
医学分野では、ダ ビンチという、医学用ロボットが活躍していますが、金岡先生は、逆に大きなもの、高さ4メールの人搭載可能のガンダム型のロボットを作ろうとされています。資金も集まっており、後は作るだけだそうです。完成が待ち遠しいですね。
建物の崩落現場でも、かなりの活躍が期待出来そうです。