この度の「ゴーン逃亡劇」が何故起きてしまったのかを考えてみる。この事件は起きるべくした起きた事件であった。ゴーンの心理と論理を推し量り彼の行動原理を推理してみたい。ゴーン被告は自分を「法を犯した犯罪者」であるとはいささかも自覚していない。自己を犯罪者と決めつけ拘束したのは不当である、と考えている確信犯なのである。確信犯は政治犯に見られるように裁判にかけられる事ではなく、自己の主張を変えなければなら . . . 本文を読む
令和元年の大晦日に、とんでもないニュースが飛び込んできた。カルロス・ゴーンが日本を出国してレバノンに入国したのである。寝耳に水とはこのことだろう。不思議な出来事である。ゴーンが今はレバノンにいることは事実なので、それが実現できた経緯に興味をひかれる。さて、このたびのゴーンの逃亡劇は周到に計画されていたことがわかる。彼の出国の経緯は今のところはその詳細は分かってはいない。一方、レバノンへの入国はフラ . . . 本文を読む