青森県立美術館で「澤田教一;故郷と戦場」展が行われています。
10月8日から12月11日までの開催なのです。
今まで機会がなく見ておりませんでしたが、いよいよ終わりに近づいてきましたので慌てて観に行ってみました。
どんな手法で「故郷と戦場」が展示されるのかが、一番の興味のあるところでした。
いきなり、戦場での生々しい写真の展示は、ないだろうと予測して、会場に入りましたがやはり、その通り。
ま . . . 本文を読む
「橘小夢とその時代」展を観てきました。
秋田県立近代美術館(横手市)で11月27日まで開催されているのでした。
表題の画像がそのポスターです。そこに描かれているのが「地獄大夫」と名付けられた絵。
普通、私たちが美人画と言われるもののイメージは竹久夢二などの可憐な美しい女性が描かれていると思っています。
ところが橘小夢が描く美人画は少し違っているのでした。
「地獄大夫」に描かれている女性の着物 . . . 本文を読む
季節は、きっぱりと寒さに向っていることは確かなのですが、今日の秋田市は、小春日和といってよい天気です。
一週間ぐらい前には霙(みぞれ)や霰(あられ)が降ったこともありました。
先日何気なく、学生の時に読んだ詩集を見ていたら、「霰」という詩を見つけました。
表題の画像の詩集です。石原吉郎(いしはらよしろう)という方の詩集です。
この中に、「霰」という詩があったのです。紹介してみます。
. . . 本文を読む
「トランボ<ハリウッドに最も嫌われた男>」という映画が今年の夏に封切られたとのことである。
私の住む秋田での上映は来月12月の17日から上映されます。
上映されたら見に行ってみたいと思っていますので、この映画の評判は、どんなものなのかをネットで調べてみました。
まず、トランボなる人物は何者なのか。
「ローマの休日」の原案を書いた脚本家とのこと。「ローマの休日」は恋愛映画の不朽の名作と言ってもよく . . . 本文を読む
現在、「るつぼ」(クルーシブル)という芝居が都内で上演されているとのことです。友人が東京まで出かけて観てきたそうです。
いつぞや、テレビで堤真一と松雪泰子がこの芝居を宣伝していたのを見たことを思い出しました。
この芝居の原作がアーサー・ミラーだったと知ったのはごく最近です。
アーサー・ミラーと言えばアメリカを代表する劇作家です。
彼の作品では「セールスマンの死」が有名なものとして挙げられます。 . . . 本文を読む
青森県立美術館で「澤田教一;故郷と戦場」展が行われていることを新聞紙上で知りました。
澤田教一氏は若くして銃弾に倒れた報道写真家です。生誕80年とのことで、氏が当時、インドシナ各地で撮った写真などの展示が行われていたのです。
この方の写真を、学生の時にリアルタイムで見たことを思い出しました。
いま手元に澤田氏が撮った写真集があります。
これです。
当時撮られたそれらの写真は、今でも色あせるこ . . . 本文を読む
数字の組み合わせに何かしらの意味を付与して、意味のある言葉として使われることがあります。
日にちの羅列を「記念日」としたりしますね。
例えば、8月19日は「俳句の日」であったり、「バイクの日」であったりします。
良く知られているものには3月3日は耳の日などです。
さて、今日の話題は記念日のお話ではありません。
メールアドレスに関することです。
時々メールのやり取りをする友達のアドレスの件です。 . . . 本文を読む
先月の23日に取り残した柿を、本日、もぎ取りました。
我が家には柿の木が3本あります。
もはや老木と言ってよい樹齢の木ですが、お歳の割にはよく頑張って実をつけてくれます。
次の画像の木がきょう、実を採った柿の木です。
住宅地の片隅に植えてあるので、背丈だけが大きくなり上の方に付いてる実にはどんな方法をしても手が届かず、収穫は不可能です。
鳥のえさになるばかりです。
小屋の屋根にのぼって手の届く範 . . . 本文を読む
アーサー・ミラー「るつぼ」が書かれた時代背景については先日のブログで触れておきましたが、今日はこの劇の内容について、少し触れてみたいと思います。
まずこの戯曲はすごく読み易いのが特徴です。劇中の登場者が多いのですがこれは「セイラム魔女裁判」という史実に基づいているからなのだと思います。また、幕間の途中に作者によるト書きが詳細なのもこれの特徴です。
登場人物が多いのにも関わらず、劇中で主要な位置 . . . 本文を読む