先日の「仮装通貨」問題について、「欲望と幻想」に触れました。
その記事を見た人から「幻想」はおかしいのではないか、もっと正確に言えば「妄想」と言うべきではないか、との指摘を受けました。
確かに「仮装通貨問題」に関して言えば、「これを買っておけば、必ずもうかる」という思いは指摘通りには「妄想」には違いないのです。
しかし、わたくしが言いたかったのは、そうした「妄想」を含めて、人はなぜそのような思念 . . . 本文を読む
先日「仮装通貨」の事に関する記事を書きました。
その記事で人が持つ欲望が「仮想通貨の価値」を決めていると記述しました。
きょうは、なぜ人は「欲望が持つ幻想」にとらわれているのか?
ヒトはいつからそれににとらわれるようになっていったのか?
そもそも、「欲望と幻想」となどんなものなのか?などについて考えてみます。
動物には「お腹がすいたから、食べものがほしい」という事はあります。
動物園で飼育さ . . . 本文を読む
わたくしは、日記をつける習慣はありませんが、時々ブログ上で何かを書いたりしてその代用にすることもあります。
その日に観た映画や読んだ本や世間の出来事に関することなどをブログに投稿しているのです。
さて、自分がそれらのことを認識したことは、今の自分の思惟なのか、という事に気が付きました。
考えたことは、さっき考えてたことなので、今から見ればさかのぼっていることになります。
いまから5分や10分前に . . . 本文を読む
つい最近、日本国内で「仮想通貨」の取引所が580億円もの不正引き出しの攻撃をうけたとの報道がありました。その会社は非上場会社であったので、資産内容の公開の義務はありません。
依って、その会社が所有している資産の内容は誰も知ることが出来ない訳です。
「仮想通貨」が持つ価値は「流通価値」だけなので、流通がストップしてしまえば「仮想通貨」には、なんの価値もなくなることは明らかです。
商品経済の世界で . . . 本文を読む
世の中にあるものは、一部の例外を除いては立体として存在しています。
ヒトや人が造った人工物などや自然そのものも立体的に存在していると考えるのが自然です。
ところが絵画や写真は立体物を描写するのには、平面的にしか描けない訳です。
アルタミラの洞窟に描かれた動物の絵は足が4本とも平面的に描かれていますね。
幼い子供に犬や猫の絵を描かせてみるとやはり動物の足を4本とも平面的に描くことがあります。
こ . . . 本文を読む
表題の画像は雑誌「Newton」の2016年3月号のものです。
この中の「宇宙膨張論」に興味を惹かれ、入手したのです。
「宇宙空間が膨張するとは、どういう意味か」
遠くの銀河ほど速く遠ざかっている!とされています。
宇宙には無数の銀河がある事が知られていますが、それらの銀河同士の間には、何もない「空間」があると考えられています。
この「何もない空間」が膨張している事になります。
さて、この記 . . . 本文を読む
昨日、西部暹氏が亡くなった事を記事にしました。彼は保守陣営の論客として知られていました。
西部氏は「真の保守」とは何か、を語っていたことを思い出しました。
そもそも、「保守と革新」や「右翼と左翼」を区分けする発想自体がおかしいとも言ってたように記憶していました。
私事になりますが、わたくしは通信制大学で学び始めて、約3年になります。
主に、政治や社会の分野での講義を選択しております。
そこで . . . 本文を読む
今日の報道で保守派の論客として知られていた西部邁氏が亡くなったとの事を知った。
東大教授を途中で辞職した後は、保守派の論陣を張り、テレビなどの時論番組にも出演していたことは知っていた。
年齢は78歳であった。西部氏は1960年の少し前に、BUND(ブント)の創立メンバーであったと言われている。
当時一緒に活動をした人には、これもすでに故人となられた人だが、青木昌彦氏がいる。
青木昌彦氏は当時の筆名 . . . 本文を読む
「助けなど要らぬという人に」
自分が孤独だとおもうひとに
何も言わず、そっと手を差し伸べることなど
ぼくにはできない。
そんなことをしてもなんの役に立たないと
思うから
そのひとにはどんな手を差し伸べたところで
きっと、払いのけるに違いない
そのひとはいつの日かに
助けなど要らぬと決めてしまっていたのだが
それは人に言うべきことでないのは
その人自身がよく知っていたのだ
震える心に必要な . . . 本文を読む
信仰や神話の世界ではどの宗教や神話でも創造主の存在を認め、それにより世界が創造されたとしています。
この場合の世界とは、世界全体即ち宇宙をも含むと考えるのが妥当と思われます。
さて、仮に世界が創造主により造られたとする考えに立てば、創造主は世界を造る前には何をしていたのだろう?という疑問がわいてきます。
世界を造るための準備をしなければ、創造主は世界を造れないだろうと、考えるからです。
神は . . . 本文を読む