けさ、起きたらうっすらと雪化粧。
すっかり葉の落ちてしまったモミジの枝にかぶさっている雪の風情が、いかにも初冬の感じでした。
ここで、高村光太郎の「冬がきた」の詩を思い出しました。
「きっぱりと冬がきた」という文節が、好きでした。
こんな詩でした。
きっぱりと冬が来た
八ツ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒になった
きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ . . . 本文を読む
先日、NHKのBSでゴッホの生涯を描いた映画をを観ました。
「炎の人、ゴッホ」と言う作品でした。
観ながら思ったのですが、画家は白いキャンバスの上に絵具を置いて美を表現します。
それに対して、木や石から像を彫りだす彫刻家は、木や石の塊から不要なものを削り取って美を表現してゆきます。
出来上がった彫刻の作品には「美しさ」が表現されているとしますと、その「美しさは」どこから来ているのでしょうか?
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時刻は朝の6時過ぎ、灯りの点いている店があった。
しかも、店の名前は「サンセット」
これをなんと、理解すればよいのだろう。
この訳の分からない猥雑さがまた良い。
不思議な光景であった。 . . . 本文を読む
椅子の前には大きな窓、その向こうには小石で造られた庭がある。
今にも水がこちら側に流れてきそうである。
この庭は草月流家元の勅使河原宏氏の作庭になるもので、「流れ」と題されているそうである。
なお勅使河原宏は映画監督としても知られ、私自身は学生時代に「砂の女」(原作阿部公房)を観て、その映像美と物語の構成にあっけにとられた記憶があります。
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「あしたはどっちだー寺山修司」と言う映画のクラウドファンディングに参加しておりました。
このファンディングのリターン(見返りというのかな)として、チラシを添えてチケットが送られてきました。
表題の画像がチラシのもの。
チケットは次の画像のものです。
12月3日より東京で上映されるそうです。
例年ならば、12月の第一土曜日は、高校の時の同期会(忘年会)があるので、それに参加していたのですが . . . 本文を読む
先月の下旬から15点のモノクロ写真ばかりのブログでした。
本人が飽きてきたわけではないのですが、気分転換に別の話題。
わたしのブログのタイトルが「バイクと映画とひまつぶし」なのですが、バイクと映画の話題が極端に少ないのです。
「おい、おまえ、バイクと映画はどうしたんだよ」と言われても弁解のしようもないぐらい、実はそれらから遠ざかっていたのは事実です。
バイクに関しては興味を失ったわけではありま . . . 本文を読む