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水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

水生生物雑記帳:プランクトン:ウキヅノガイ

2014-12-15 19:11:14 | 水生生物雑記帳


 泳いでいる姿(生体)




 殻(から)


 軟体動物門
 殻長3cm
 世界の温熱帯域。
 男鹿では、岸辺一面にこの貝が現れたのを一度見たことがある。
季節によっては、プランクトンネットに数個体入る。

 貝の一種で、その殻は「角(つの)」というよりも「ガラスの吹き矢」である。
 先端が鋭く、肌に少し押しつけただけで突き刺ささる。
横からの力にはすぐに砕けるが、縦方向にはかなりの強度をもっている。

 大量に出現したときその中に入れば、目やのどに刺ささり
大変な事態になるに違いない。
 殻から花びらのような翼足を出し、効率的とはいえない、
なんとなく蝶に似た泳ぎ方をする。

 殻は透明で見つけにくいので、「小さな刺すクラゲ」と
思ってしまうこともあるようだ。

 翼足目(りょくそくもく)の仲間には、クリオネ(ハダカカメガイ)がいる。
その上の分類単位の後鰓亜綱(こうさいあこう)になるとウミウシ類も含まれる。

 なお、「後鰓」とは鰓が心臓よりも後に位置するという意味である。


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2 コメント

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さっちゃん さん (kmitoh)
2024-10-16 11:24:55
 お役に立ててよかったです。
ほんとうに不思議な生物がいるものですね。
 これを機会にいままで見逃してい
たものに気づくかもしれません。
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Unknown (さっちゃん)
2024-10-15 21:35:37
2024.10.15
宮城県 向洋海浜公園の波打ち際に、
たくさんの透明の棘が沢山流れついて
グラスファイバー?なんだろう?と
調べて、こちらのウキツノガイに辿り着きました!
あんなに沢山のトゲトゲが小さな貝殻だとは、
海にも、まだまだ知らない生き物がいるんだと
驚きました。
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