11月10日、念願だった旧堂本印象邸を見学し、久しぶりに高台寺塔頭の圓徳院の夜間拝観に来ました。
















参道に咲く石蕗の花を見ると季節の変わり目を感じます。



圓徳院の南庭は庭園研究家であった森 蘊(もり おさむ)氏が約100年前に作庭された庭園ですが、今回、初めて手が加えられました。
圓徳院の専属庭師を勤めている北山安夫氏のご子息の浩志さんが手を加えられました。
「円徳院南庭、北政所ねねさま400年遠忌特別の設え『慈愛の庭』です。




また、方丈襖絵は"ねねさま400年遠忌"を記念して国重要文化財、長谷川等伯筆「山水図襖」復元画32面全面が公開されています。



北庭は秀吉公とねねさまが伏見城で暮らされた化粧御殿の庭園をそのまま移築された庭園です。
安土・桃山から江戸時代にかけて活躍した庭師の賢庭(けんてい)により設計され、後に小堀遠州が手を加えた池泉回遊式の枯山水の庭園です。
夜間ライトアップでは、高台寺とはまた違った落ち着いた雰囲気を心静かに楽しむことができる名庭です。