京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都御苑内の三神社 ②宗像神社

2020年08月17日 05時19分00秒 | 日記
 宗像神社は先日の厳島神社のすぐ北側に鎮座する御苑内の神社です。





駒札にあるように宗像三女神を主祭神に倉稲魂神と天岩戸開神の2柱を配祀していましす。

主祭神の三女神は世界文化遺産に登録された宗像神社と「同神」と書かれたりまた、「同神別社」と書かれる文書もあり、はっきりとしていないようです。





御苑の西南方向の裏鬼門にあるため、方除けで信仰されているようです。

ご由緒は延暦14年(795)に藤原冬嗣が桓武天皇の勅命で皇城鎮護の神として筑前宗像神を勧請し、自身の邸宅・東京第の西南隅に祀ったのが始まりと伝わります。
源師房の「土右記」に由緒について書かれているようです。

冬嗣の没後は、東の花山院と西の小一条第とに分かれています。

また、東京第では嘉祥3年に清和天皇がご誕生されて、天皇の即位の翌年貞観元年(859)には主祭神の宗像三神に従三位の位が授けられています。
天承元年(1131)に藤原師実から子家忠が花山院家を開いています。







境内社に繁盛稲荷社、少将井社、金比羅宮、花山稲荷社、昭和44年(1969)には観光業社の発案で京都観光神社が道案内の神として勧請創祀されています。

また、境内の桜は元は御所の"左近の桜"で、昭和11年に京都御所紫宸殿前の左近の桜を植え替えた際にこちらに移植されたものです。




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