5月末に買った「フルメタル・パニック!」の原作本一式。少しずつ読み進めて、ようやくTV版「TheSecondRaid」後の話まで読むことが出来た。「踊るベリー・メリー・クリスマス」からはアニメで放映されてない話だ。この話までは1冊で一区切りするので、「踊るベリー・メリー・クリスマス」まではアニメで出来そうだが、どうも、その次の「つづくオン・マイ・オウン」からはずーっと続いていく話のようなので、アニメ化は難しそうだ。まぁ1年間48~52話くらいでやれば何とかなるんじゃないかと思うが、京都アニメーションで1年続くアニメが無いのでやはり難しそう・・・。でも京都アニメーション以外には制作してほしくないので、気長に待つしかあるまい・・・。
それにしても、「踊るベリー・メリー・クリスマス」も面白かった。ASによる戦闘はほとんどないけど、シリアスな中にしっかりドタバタコメディを入れるタイミングもバッチリ。最後まで読み応えありました。テッサファンの私としてはちょっと寂しい感じでしたけど・・・。
「戦うボーイ・ミーツ・ガール」
TV版第一期。
戦争しか知らない相良宗介が、千鳥かなめという1人の少女を護衛するために、日本の陣代高校へ編入してくる。
修学旅行中にハイジャックされて北朝鮮へ連れてこられた宗介とかなめは弾丸が飛び交う中、決死の脱出を試みる。
ASの登場や”ラムダ・ドライバ”、そして”ウィスパード”と呼ばれる人間など、重要なキーワードがいくつも登場しつつも、謎が残るだけのプロローグのような話。
「疾るワン・ナイト・スタンド」
TV版第一期。
空港で係員を襲った1人の少年とミスリルの”トゥアハー・デ・ダナン”の艦長テレサ・テスタロッサが宗介のセーフハウスに転がり込んでくる。
巻き込まれた形のかなめも一緒に4人で近くの学校に逃げ込むが、敵に見つかってしまい、テッサとかなめがさらわれてしまうが、カリーニン少佐や宗介たちの活躍で救出することに成功する。(カリーニン少佐も捕まってはいたが)
そして、かなめ達を助け出した宗介たちが見たものは、通常ではありえない巨大人型兵器”ベヘモス”だった。
同じ”ウィスパード”であるテッサとかなめの出会いや”共振”など色々伏線も出てくる話。やはりテッサとかなめの出会いが1番面白い。
「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」
TV版第一期の最後の話。
かなめをメリダ島へ誘った宗介。しかし、急に作戦行動をすることになり、”トゥアハー・デ・ダナン”に急行することになった。
その後、ある島で戦闘になり、そこで出てきたガウルンの駆る”ヴェノム”は圧倒的な戦闘力を誇り、マオが負傷するも、クルツの攻撃によりヴェノムの捕獲に成功する。
人質となったガウルンは事前に根回ししており、ミスリル内通者と共に”トゥアハー・デ・ダナン”を乗っ取ってしまう。
宗介とかなめのすれ違い、テッサのライバル宣言など、恋愛関係の話題も多い話だが、”トゥアハー・デ・ダナン”はどうなってしまうのか?というハラハラドキドキの展開が面白い。
「終わるデイ・バイ・デイ」
TV版第三期(第二期”ふもっふ”は番外編の話)。
宗介にとって衝撃的な、作戦部による”千鳥かなめ護衛任務”の終了、そして、ミスリル上層部や不安定な”ラムダ・ドライバ”搭載機アーバレストへの不信感、それらが重なり、宗介は香港での任務を放棄してしまう。
しかし、その香港で”意外な人物”と再会する。それは、”トゥアハー・デ・ダナン”を乗っ取った張本人であり、宗介にとって最大の敵であるガウルンだった・・・。
ある意味、読者にとっても衝撃的な宗介とかなめの別れと、宗介の任務放棄。バラバラになりつつあった彼らがどうなるのか・・・その辺が見どころ。最後の戦闘シーンは爽快です。
「踊るベリー・メリー・クリスマス」
ハイジャックに遭った修学旅行の穴埋めとして企画された豪華クルーズ。しかし、またまた千鳥かなめを狙った”アマルガム”により、シージャック事件になってしまう。(ぃゃ、正確にはシージャックをしたのはミスリルのほうだが)
レナードの作った小型ASによりミスリルのメンバーは大ピンチになるも、かなめの作戦により、小型ASを一掃することに成功。しかし、アマルガムの一員であるこの豪華客船の船長によって、テッサがさらわれてしまう。
ここで、ついに宗介、かなめ、テッサの三角関係に終止符が打たれる。あまりに呆気ない三角関係の終わり方は少しテッサが可哀想な気もするけど・・・。ああ、それよりもメイド姿のテッサを早くアニメで観たいものだ(ぁ
この「踊るベリー・メリー・クリスマス」で1番格好良かったのは、間違いなくマデューカス中佐だろう。トゥアハー・デ・ダナンの危機を救ったあの戦術は見事!!本気モードはマジで格好良かったッスよ。テッサにも引けを取らないんじゃ・・・。
次は「つづくオン・マイ・オウン」。どうやらここからはシリアスな展開になりそう。でもまぁまたチマチマ読んでいきます。