「半分の月がのぼる空」 第４巻 grabbing at the half-moon

「先に死んじゃうけどごめんね」

第４巻は何といっても、夏目吾郎の奥さん、小夜子さんだろう。このセリフでもう涙ボロボロ出ましたわ・・・。
そう、第４巻は裕一と里香よりも、夏目夫婦の話がメイン。その中に夏目夫婦と里香の出会いも入ってたりする。
で、この小夜子さんがまた良いんだわ。好きになっちゃうわー。最後の最後に泣かせてくれるしね・・・。
切なかった。

裕一と里香の話は全体の１／３くらいあるけど、２人が会話したのは終盤のみでしかもほんの僅か。
でも、その僅かな間でもお互いの気持ちを確認出来ただけでも良かったと思う。

「ずっと一緒にいよう」

長くはないかもしれない、でも短くもないだろう。

自分だったらどうだろうか？

裕一や里香のように逃げずに受け止めることが出来るだろうか？

私よりもずっと大人な１７歳だなって思った。ぃゃ、若さ故に出来ることか。