「意外とさ、すぐ近くに幸せは転がってるかもしれないよ。つまらない石ころに見えるかもしれないけど、持ってみたらきらきら光ってるかもよ」
この頃の里香は裕一のことはまだただのヘタレ野郎としか思ってなかったようですな。ぃゃ、里香と仲良くなってからも十分ヘタレだけど(爆)
半月本編は6巻で終了したが、7巻からは本編を補完するアナザーエピソードが収録されている。
短編集だけあって、本編とは打って変わってギャグ多目。でもちゃんと本編を補完するためのマジメなシーンももちろんある。
亜希子さんの言葉(↑)は印象深かった。里香がこの言葉を理解するのはすぐだったね。
『雨(前編)fandango』
里香にとっては初めての文化祭の話。
里香とは正反対にやる気のない裕一が山西に連れられていった部屋は・・・なんと!?
男の意地を賭けた戦い(?)が見られますってか、これ、里香にバレたら大変よね(笑)
あとね、さりげなく、夏目の回想シーンで小夜子さん再登場。もう思い出の中にしかいない小夜子さん。もっと小夜子さんのエピソードが見たい・・・。
『気持ちの置き場所 find may way home』
元ヤンキーで現看護婦(今は看護師って言ったほうがいいのか)の亜希子さんが主役の話。
しかも亜希子さんにしては珍しい恋バナ・・・な感じだけど、少し違うか?
とりあえず、亜希子さんの意外な男性の好みが分かります(笑)
『君は猫缶を食えるかい? a cat never die』
今回もっとも下らないエピソード(笑)
もうタイトルそのまんまです。徹夜で大作RPGをやっていた裕一、司、山西の3人は食料がなくなったことに気付き、ついに猫缶を食べることに・・・・!!(正確にはスパゲティに猫缶のツナをまぜただけなんだが)
ドッグフードは食べられるっていうよね。固形物のキャットフードはどうだかしらないけど、まぁツナ入り猫缶ならいけるんじゃない?
・・・よほど空腹でお金も食料もないときにしか思いつかないけど(笑)
作者の猫好きには好感持てますね!(私も猫好きだから)
『金色の思い出 water』
まだエロジジイ多田さんが生きていた、時系列では第1巻の裕一と里香が知り合って間もない頃の話。
このエピソード、主役は裕一・・・と思いきや、実はエロジジイの多田さん?(笑)
亜希子さんとのやり取りが面白いです。こんな元気で面白いお爺さんだけど・・・体は保てなかったんだね・・・。
まぁそれでも第2巻で裕一と里香の関係を悪化させる原因を作ったのはさすがです(笑)
あと、里香の本に対する考察はいつも凄いね。
『多田吉蔵のうれしはずかし病院ライフ』
1巻でお亡くなりになられたエロジジイの多田さんが2話続けて主役になってますよ!?(笑)
ただ、こっちはノベルじゃなく漫画。でも、多田さんがどんな人物かはこの漫画を読むだけで分かる!!
あの亜希子さんですら手を焼いたエロ爺さん。もう少し長生きしてたら、裕一のことをもっと振り回してただろうなぁ・・・。
今回の収録エピソードは以上。
あとは最終8巻を残すのみ。あと1巻で読み終えてしまうのかと思うと寂しい。
もっと一杯エピソード読みたいよぉ・・・。マジでハマった作品だよ。超オススメ。
Key作品ともども宜しくお願い致しますm(_ _)m