2人目は壬生なつきでした~。
壬生なつき キャラクター紹介
嶺峰学園2年生。彼女の家は代々緋神家に仕えている家系で、その関係から久遠とは物心つく前から一緒におり、今は久遠のガードをしている。久遠とは主従関係だが、幼馴染であるため気心が知れているせいか、主の久遠に対してただ従うだけではなく自分の意見を言ったり注意したりする。その為、暴走しがちな久遠の抑え役となっている。
総一や立花とも幼馴染。ただ、家が近いタイプの幼馴染ではなく、夏休みに総一たちが父親に田舎に連れて行ってもらったときのみ会っていた(その田舎に壬生家や緋神家の本家がある)。ある日を境に総一がなつきのところへ遊びに行かなくなったため、しばらく疎遠になっていたが、総一が嶺峰学園に転校してきたことにより再会を果たす。ただ、最初はお互いの事に気付いていなかった。普段は総一のことを「総一くん」と呼ぶが、慌てたりすると昔の呼び方である「総ちゃん」になってしまう。素直になれないツンデレさん。
真面目で嘘は吐けない性格。格好よく見えることから年下の同性に恋愛的な意味で人気が高い。負けず嫌いで休日でもトレーニングを欠かさない。生まれつき右肩にハート型の痣があるが、最初は本人も気付いておらず、小さい頃に近所の子ども達にそれを見られてからかわれたことがあって、その時初めてその痣のことに気が付いた。尚、その直後に総一と出会っている。総一は彼女にもガードをしていることは秘密にしていたが・・・。
壬生なつき編 あらすじ
シュベスタのことを考えて真っ先に思い付いたのはなつきでした。しかし、なつきは久遠の護衛をしていて常に一緒にいることから、話をしようにもなつきが久遠に遠慮してしまうと思い、2人きりで話せる機会を伺いますが・・・。
学生会で学園祭のメイン企画を話し合っていると、総一となつきのダンスのプロモを皆が思い出し、ダンスパーティをやると期待している生徒も多いのではないかということで一気に話が進み、学園祭のメイン企画はダンスパーティに決定します。すると、久遠は姉にそのことを報告に行くついでに、以前行われていたダンスパーティについての話を聞くため学園長室へ向かい、なつきに自由時間を与えます。
唐突に空いた時間、なつきはトレーニングしようとしますが、そこへ総一が声をかけ、彼女の稽古を見学することにします。なつきは以前は中庭でトレーニングをしていましたが、プロモ公開以来有名人となってしまったため、瑠衣が気を遣って空き教室の使用を許可し、なつきも同好会という体でその空き教室を使うことにしました。しかし、そこで彼女が稽古を始め、演武で見せた型を見たときに総一は驚きます。何故なら、その型は亡き父が見せたものと同じだったから。驚く総一になつきは不思議がりますが、総一は慌てて誤魔化し、なつきの武術の流派について話を聞くと、なつきは壬生流柔術で、壬生家の人間にしか伝わっていないものだと答えます。その後、久遠が来た為、その場は解散となったものの、気になった総一は壬生流柔術について調べますが、当然どこにもそんな情報は載っていませんでした。そこで薫に話を聞いてみると、亡くなった総一の父親は、なつきの父親や薫の夫と仲が良く、総一が近衛家に引き取られたのもそれが理由でしたが、壬生流柔術については総一の父親がなつきの父親に頼み込んで教えてもらい、それを総一の父親がアレンジしたということでした。
その日の夜、久しぶりに父親の夢を見た総一は、朝早く起きてしまったため、中庭でトレーニングをしようと学園へ向かいます。そして、中庭で準備運動を始めると、そこへなつきがやってきて、昨日の部室でトレーニングすると言ったため、総一も一緒についていくことにします。部室で総一はなつきにストレッチなどを教えてもらいましたが、時間がきてしまったため、放課後にまた一緒にやろうと約束します。昼休みにその話を聞いた久遠から放課後はトレーニングに時間を充てて良いと言われたため、放課後、2人は部室でトレーニングを開始します。しかし、なつきが総一を意識してしまったため、トレーニングに集中できず、挙句に足を捻って怪我をしてしまいます。なつきを保健室に連れて行こうする総一に対し、彼女は久遠に心配をかけたくないからと言って断り、総一もなつきの気持ちを汲んで保健室に連れていくのを止め、その代わりにトレーニングは止めさせ、余った時間になつきと久遠の昔話を聞きます。その中で、2人の絆を強固にした“久遠のガードになったばかりのなつきをバカにした人間に対して久遠が怒った”というエピソードを聞き、総一は何故久遠がガードの増強の提案を拒否したのか理解します。もしもガードが増員されるとなれば、なつきでは久遠のガードとして力不足だったと認めてしまう、そうなったら、なつきをバカにした連中がまた彼女を見下すのではないかと考えたからではないかと。
なつきは総一の前では我慢していましたが、足の状態はあまり良くありませんでした。その日の夜、母親から電話がかかってきて、今週末の帰省について聞かれますが、もし今帰省したら父親に怪我の事が知られ、久遠にも報告がいくかもしれないと考え、学園祭の準備が忙しいからそれが終わるまで帰省は待ってほしいとお願いします。母親はそれを了承し、なつきは学園に残ることになりました。その後、以前コンサートに行った時に会った天代雪那から夜会に誘われた瑠衣から、その日はどうしても都合がつかないからと久遠に代理の出席をお願いし、なつきもそれに同行することになりましたが・・・。
なつきの足の状態が悪そうだったことから、なつきの嘘を通すために総一も協力し、久遠に夜会への同行の許可を貰います。そして、迎えた週末。天代家の夜会に出席した3人ですが、雪那が以前助けてもらったことについて両親が礼をしたいと言っていたからと総一を連れ出している間に、久遠となつきの前に湯沢倉というかつての瑠衣のお見合いの相手とそのガード数人が声をかけてきます。湯沢倉とガードは2人を散々侮辱した後、瑠衣がいないことを知って帰ろうとしますが、その時なつきと取り巻きが接触して、足を怪我していたなつきはその部分を再び痛めてしまい、思わず倒れてしまいます。なつきは怪我をしていることを久遠に悟られたくなかったため“腰を抜かした”と嘘を吐きますが、それを聞いていた湯沢倉たちが再びなつきを馬鹿にしたことから、久遠が食って掛かろうとしたそのとき、総一と天代家の執事が協力して湯沢倉たちを追い払います。雪那の話によると湯沢倉たちは今回の夜会には招待されてなく、瑠衣が招待されたと聞いて誰かに金を握らせて勝手にやってきたのだろうということでした。久遠は騒ぎを起こしてしまったからと帰ることにし、天代家の車で送ってもらうことになりましたが、総一はなつきの怪我を久遠に知られないよう、なつきをおぶって帰ると久遠に提案。久遠も自分が一緒にいてはなつきは自分を責めてしまうだろうと許可し、先に帰ります。そしてその帰り。総一に背負われたなつきは昔話を始め、ガードを始めたのは総一がキッカケだったと話します。
なつきは10年前、総一と一緒に遊んだとき、今回のように怪我をしてしまいますが、総一がおんぶしたことがあり、その時泣きじゃくっていたなつきを落ち着かせるために言った総一の言葉「泣くな、ナツ。俺がついてるぞ」をキッカケに総一に憧れ、その憧れに近づくためにガードになることを決意しました。当時のなつきは内向的で大人しい女の子でしたが、なつきは今の自分とあの時のまま大きくなった自分のどっちが好みか総一に聞きます。すると、総一は並べて比べることが出来ないから分からないと答えますが、1つ言えることがあるとすれば今のなつきが好きだと伝えます。ガードとしてのなつきが自分にとってすごく好ましいと。本当は別の意味もありましたが、今それを言ったら首を絞められそうだったため止めることにし、代わりになつきにシュベスタになってほしいと申し込みます。すると、なつきは「分かった」と頷き、2人はシュベスタとなったのでした。
シュベスタになった2人の話を聞いて久遠は喜び、なつきに総一との親睦を深めるためにと週末に休暇を与え、なつきは総一と出掛けます。そのデートは楽しく過ごせたものの、帰って来た総一のところへ薫がやってきて、久遠が襲われたという話を聞きます。正確には襲われかけたですが、この日、先日の夜会の仕切り直しのために雪那と出掛けていた久遠ですが、その途中で湯沢倉の取り巻きの1人にからまれ、襲われそうになりました。幸い、雪那のガードによってその男が取り押さえられたため事なきを得ましたが、その場に久遠のガードであるなつきがいなかったことが緋神家と壬生家の間で問題となり、なつきは久遠のガードを解かれるかもしれないという話を聞きます。なつきも家に帰ってくると父親や瑠衣から電話がかかってきてその話を聞き、久遠が無事であることに安心したものの、自分の責任であることを認め、久遠のガードを辞めることを決意します。帰って来た久遠は、なつきがガードを辞めることについて納得せず、新しいガードの選定のために帰ってこない瑠衣のところへ乗り込むことを決意しますが、翌朝、瑠衣から連絡が入り新しいガードを紹介するから学園長室に来てほしいと言われたため、なつきも同行して学園長室へと向かいます。その途中、部室へと寄り、そこにいた総一に事情を話し、一緒に学園長室に連れて行くことにします。そして、学園長室に着くと、新しいガードは総一だと聞かされ、久遠となつきは驚くのでした。
元々、今回の状況においてのなつきの処分について緋神家と壬生家では対応に苦慮していました。久遠のガードを1人でしていたのは明かに負担であり、久遠の母親もそれを心配していましたが、そこへ総一が2つの条件を付けて久遠のガードになると名乗り出たため、両家は渡りに船といった感じで総一にガードを依頼しました。総一が出した条件は2つ。1つは久遠たちに正体を明かし次は堂々とガードをすること、もう1つはなつきには引き続き久遠のガードをやらせることでした。両家はその提案を受け、なつきをガードから総一のガード補佐に降格という形にすることで彼女への処分ということにし、今回の一件を処理することにしました。久遠は、なつきと今まで通り一緒にいられて、尚且つ親しい総一が新しくガードに付くということに不満はなく、総一ひとりに完全にしてやられたと悔しがったものの、総一をガードとして迎え入れるのでした。
その日の放課後、部室でなつきと会った総一は、一時は久遠の下を去ろうと考えていたなつきが未だ自分が久遠の傍にいていいのか、迷惑をかけた総一のシュベスタでいいのか迷っていたことから、泣きそうな彼女を抱きしめ「泣くな、ナツ。俺がついてるぞ」と子どもの時と同じ言葉を言った後、「好きだ」と告白します。なつきは突然の告白に驚いたものの、「わたしも、総ちゃんが好き」と笑顔を見せ、2人は恋人同士になったのでした。
恋人同士になって結ばれ、久遠のガードとしても一緒に行動するようになった2人の前に再び事件の影がちらつきはじめます。学園祭の買い出しで久遠と出掛けたとき、湯沢倉のガードの1人・黒船が久遠を尾行していたのです。その男は以前久遠と雪那に襲い掛かろうとした人物で、湯沢倉は黒船を事実上の解雇処分をしていました。黒船は尾行がバレていることに気付いて退散しましたが、この前の逆恨みから久遠を狙っている可能性が高いため、久遠はしばらくの間、外出禁止となりますが・・・。
その後は何事もなく学園祭の準備は順調に進みましたが、前日の資材搬入時になつきが不審人物を発見。その男が何かしていたため、調べたところ爆発物が仕掛けられていました。その後、薫と連絡を取り犯人を捜索する2人。すると、校舎内で男と出会い頭でなつきがぶつかり転倒してしまいます。なつきは擦れ違い様に見た男の顔から黒船と断定。その後、黒船がいた場所に爆発物が仕掛けられていたため、もう1度薫に連絡を取って報告した後、総一は外に逃げる黒船を発見し、2階から飛び降りて一気に追いつきます。そして、講堂へと追いやり、なつきも遅れて駆けつけますが、総一が少し目を離した隙に改造スタンガンを準備していた黒船は、白旗を上げたふりをして総一にスタンガンを当て、総一は一瞬動けなくなってしまいます。その後、再び総一は対峙しますが、スタンガンを蹴り飛ばすと黒船は総一には目をくれずスタンガンの方へ駆け出したため、待ち構えていたなつきの強力な一撃を受けて悶絶。トドメにスタンガンを拾った総一が黒船の首筋にその改造されたスタンガンを当てると、スタンガンを使われたと思い込んだ黒船はショックで気を失い、事件は解決するのでした。
黒船の一件から、なつきは学園祭のダンスパーティに出ず、巡回の仕事をすることを決意。総一も彼女の意思を尊重し、一緒に巡回します。そして、そろそろ舞踏祭が始まろうというとき、2人は迷子を発見し、その対応をしますが、そこへ久遠がやってきて迷子はこっちに任せて2人は今回の主役なのだからダンスパーティへ行けと言います。その後、総一に手を引っ張られる形で講堂にやってきたなつきは、いまだ自信なさげでしたが、総一にダンスは1人で踊るんじゃない、2人で踊るんだ、俺がついていると言われると、なつきは総一を信じることにし、総一に何もしないでいい、動かないでいてくれればと言って、皆が注目する中で総一にキスをし、ベステシュベスタに選ばれました。ダンスパーティが終わると久遠が迷子の家族が無事見つかったと報告にやって、瑠衣姉から学園長室に来るよう伝言を預かっていたと伝え、帰って行きます。その後、2人は学園長室に向かいますが、そこで待っていたのは瑠衣ではなくなつきの父親でした。なつきの父親はダンスパーティの様子をずっと見ていたようでした。そして、総一に、総一の両親が亡くなったときに引き取って本当の息子にするつもりだったが、その願いは10年越しに叶いそうだと言ったため、総一はなつきの父親を「お義父さん」と呼び、なつきのことを幸せにすると決意を話し、なつきに振り向いてプロポーズします。すると、なつきもそのプロポーズを受け、2人は婚約者となったのでした。
壬生なつき編 感想
「つれなきこと風の如く、そっけなきこと林の如く、ツンツンすること火の如く、デレること山の如しっ!」ってことで、ツンデレ幼馴染のなつきちゃんは可愛かったです(爆) ツンツン度は低めのツンデレさんですが、やはりデレたときの破壊力はかなりのものでしたね。「総ちゃん」と呼んで2人きりになったときの甘えんぼっぷりが最高に可愛かったです!声が声だけに甘えてるのにエロく聞こえるのもまた良かったw 家庭的な一面も見せたし、幼馴染らしい息の合ったコンビプレイも見せたし、なつきちゃんも立花ちゃんに負けないくらい気に入りましたわ~(*'∇')
シナリオの方は、総一がなつきと一緒に久遠のガードになるというお話。やはり付き合うまでが長く、なかなかくっ付かないもどかしさはありましたが、それは幼馴染ということもあってか別段気にはしませんでした。それよりも、瑠衣お姉さんの元お見合い相手とその取り巻きの絡みで何度もトラブルが起こり、それが最後まで続いたので、それがちょっと微妙だったかな。まぁ内容は悪くないし、そのお蔭で2人の仲が進展したという側面もあるにはあるんですけど、シナリオがあまり長くないせいか、その部分に話が集約しちゃってて、イチャラブが少なかった印象なのが何より残念だったんですよね。Hシーンが少ないのが何よりの証拠です。
Hシーンは3回。シーン回想では5回分に分けられてますが、シーン自体は3回しかありません。しかも、2回目以外はおっぱい見せず。本番もその2回目のときに連戦があっただけでした。2回目のときは2つともおっぱい見せてましたが・・・絵的には不満だったかなぁ。1度目のは良かったけど、2度目のはギリギリ見せてるというか対面座位を上から見た構図だから辛うじて見えてたって感じだしねぇ。何より、初体験の正常位で主人公が覆いかぶさっておっぱいが見えなくなっちゃってたのが1番ガッカリしました。それにしても、せっかく声が橘まおさんなのにHシーンが3回って・・・。これでおっぱい見せるならともかく、そうでもないしねぇ。むぅ・・・。
一般シーンだとやっぱり2人きりのときに甘えるなつきちゃんかな。あのデレデレっぷりの破壊力は最強ですw デートのCGは「あーん」する描写があれば良かったかなぁ・・・せっかく弁当作ってきたんだし。だから、出来れば恋人になってから見せてほしかったです。その方が「あーん」するのが自然な流れになるし、イチャラブっぷりも増すと思うので。何故恋人になる前のお出かけが手作り弁当で、恋人になってからの初デートがフィットネスクラブなんだよ。そこは逆だろ!?そういった部分が今作の残念な部分かなー。微妙にしてほしいシチュのタイミングがズレてるというか。
さてさて、お次は神宮寺美紅です~。
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デレの兵法・風林火山は面白かったですw 名言ですねw