2018年3月30日発売予定、ゆずソフト最新作「RIDDLE JOKER」の体験版をプレイしてみました(*'∇')
3月発売タイトルの中では1番の話題作ですね。
RIDDLE JOKER 概要
学生でありながら秘密組織のエージェントをしている主人公・在原暁が、アストラルという粒子に干渉して力を使う能力者たちが通っている学院に潜入捜査をし、その学院で起こる事件を解決していくお話。
「RIDDLE JOKER」製品版のあらすじ・感想はこちら↓
【在原七海編】【壬生千咲編】【二条院羽月編】【三司あやせ編】【式部茉優編】
RIDDLE JOKER 世界観・設定等
【アストラル能力】
かつては“超能力”と呼ばれたもの。長らく謎に包まれた超能力だったが、20世紀末に新たに発見された粒子“アストラル”によって解明された。アストラルは人の脳とリンクし、脳波と連動することで、特殊なエネルギーを発生させるが、その性質はリンクした人間によって異なり、そのアストラルのエネルギーを扱える者を“アストラル使い”と呼ぶ。アストラル能力には念動力、発火能力など様々な能力があるが、人によって使える能力は固定されている。更にアストラル能力の変化は多岐に渡り、全く同じ能力を探すことは困難を極める。
アストラル使いがアストラルに干渉できるのはアストラルがニュートラルの状態であるときのみ。そのため、アストラルが他の物に変化した後に更にそれを変化させることが出来ない。例えば、水を集める事とその集めた水を操作するのは、一見して同一のアストラルを使ってるように見えるが、実際はそうではなく、それぞれ別のアストラルを必要とするため、その2つの操作を続けて行おうとするとアストラル同士が干渉して制御に失敗してしまう。
アストラル能力が発見されてから20年余りが経ち、自動車など様々な分野で実用実験が始められている。しかし、「“アストラル技術”は便利だが、“アストラル使い”は気味が悪い」として、アストラル使いは一般の人間から偏見を持たれており、子ども達の間ではイジメの原因になっている。そのせいで、はみ出し者になって能力を悪用した犯罪に走るケースもあるが、それはほんの一部であり、大抵は主人公の在原暁のように能力を周囲に隠すか、必死に社会に馴染もうと努力している。
アストラル自体は誰しも干渉されている粒子のため、一般人と言えども能力を発動できないだけで、少なからず影響を受けており、そのアストラルの特性を利用した生体認証なども実用実験されている。尚、アストラル使いと一般人の違いは、大脳の違いにあり、アストラル使いは大脳の一部が肥大、活性化していることが判明している。その領域こそが、アストラルを感知し干渉する部分だとされている。つまり、アストラルを感知する器官が育っているかどうかということになる為、アストラル使いは、先天的に生まれてくる人だけでなく、後天的に覚醒する人もいる。しかし、アストラル使いであることが判明しているのは先天的に持っている人の場合が圧倒的に多い。その理由は、後天的に覚醒した場合、周囲から差別されることを恐れて隠す人が多いからである。その為、後天的に覚醒している人の数は把握できていないが、先天的に持っている人と後天的に覚醒する人とでは、人数にそれほど差はないのではないかと言われている。
尚、アストラル能力の力を測る方法もあり、それによって出た結果の値をリンク値と呼ぶ。地上と水中ではアストラルの干渉に違いが出ることも判明しており、測定は地上と水中の2度する必要がある。ただ、エネルギー効率もあり、リンク値が高いからと言って能力が強いというわけでもない。現在学院に記録されている地上におけるリンク値では、一般人の平均が12、アストラル使いになるためには20以上が必要で、アストラル使いの最低値が26、平均が106、最大値は247となっている。ちなみに暁は56、七海は207と七海の方がリンク値は高いが、水中では暁は53、七海は108と七海が水中では半減しているのに対して暁は地上でも水中でもほぼ変わらない値を示している。つまり、暁は出力の上限値は低いが七海と比べてエネルギーを効率的に使えているということになる。
現在、アストラル能力を使うことは法律で規制されており、証拠を隠滅する能力も存在することから、アストラル能力で得た物には証拠能力がないため、警察を始めとした国家機関も規制の対象となっている。ただし、行政機関に申請して許可が下りれば、特定の状況で使用することが出来る。又、海外マフィア等にアストラル能力を狙われ、能力によっては重大な犯罪に利用されたり、人身売買の商品などにされる被害も発生している。
【情報局特別班】
アストラル能力を用いた犯罪に対応するためだけに国が設立した非公式諜報機関。通称“特班”。逮捕権や捜査権はないが、必要とあらば超法規的な治安活動を行える。その活動内容から、政治家や役人と言えどもごく一部の人間しかその存在を知られていない。
又、特班の人間が潜入捜査等で物品を受け取ったり直接連絡のやり取りをする場合は、“陽成清掃”という清掃業者にカモフラージュして接触を図ることになっている。
主人公の在原暁はこの組織に所属しており、暁も含め、この組織の現場で働く人間は大抵がアストラル使いである。尚、ここの室長は暁の父親である在原隆之介。
【メモリー繊維】
特班の制服の生地には非常に高価な“メモリー繊維”という素材が使われており、アストラル研究の末に開発された技術が組み込まれている。その為、1gあたりの単価が金の数倍にもなる。そのせいで、冬用の制服しか作ることが出来ず、夏は暑いと不満が出ている。
メモリー繊維とは、アストラルを吸収することで能力を記憶することが出来る。その為、特班の制服を着ることで、自分の能力ではないアストラル能力を扱うことが出来るようになる(暁たちは光学迷彩のような能力を利用している)。尚、本来は特殊な加工をすることでアストラル能力を保存して組み込むが、素材のままでも時間をかければ吸収することが出来、1日~2日はその状態を保つことが出来る。
この素材はそのような特徴があるため、犯罪に使われる懸念もあることから、一般には出回っていない。
【橘花学院】
鷲逗市東部に位置する、アストラルの最先端の研究を行うために開発された鷲逗研究都市にある学院。全寮制で共学である。日本で唯一のアストラル能力を受け入れた教育機関であり、実際に多くのアストラル使いが通っている為、一般課程だけではなくアストラルに関する教育と研究も行われており、アストラル使いだけでなく一般の人も通うことが出来る。基礎学力だけではなくアストラル研究に携わることで次世代を担う人間を育てる、という目的で設立されたとされている。学生数は現在382人。その内アストラル使いは100人程度。意外とアストラル使いは少なく、鷲逗研究都市に仕事を持つ一般の家の子の方が多い。
アストラルの研究もされているということから、校舎の隣にはアストラル研究施設が併設されている。その為、アストラル使いを積極的に受け入れ、校舎や寮にもアストラル研究を行うために様々な設備が完備されており、アストラル使いが快適に過ごすこと出来るよう配慮されている。このような特徴から、社会にはじき出されたアストラル使いの駆け込み寺のようになっている。又、アストラル技術に期待する企業が橘花学院のスポンサーになったり提携してくれているため、就職にも有利に働く制度があり、その理由で入学を希望する一般の子もいる。
鷲逗研究都市には偽札を作り出すことが出来るアストラル使いがいるという情報があり、在原兄妹がその捜査のために橘花学院に転校することになる。
【橘花学院・学生寮】
学生寮は全部で4棟あり、全体としては教師が総括しているが、それぞれの棟に入っている学生の中から寮長が選ばれ、基本的にその寮長が寮を管理している。寮は6階建てで、1階のロビーは談話室や浴場、食堂などがある。3階までが男子、4階以上が女子のフロアになっており、3階と6階にそれぞれのランドリールームがある。寮の部屋の鍵は個人の部屋の他にも自分のクラスの教室の鍵も開けることが出来る。暁は318号室、七海は418号室に入寮することになる。
色々と時間が細かく設定されており、寮の門限は19時半までで、それまでなら外出は自由。夕食は19時~20時の1時間だけ。夕食を受け取るときに点呼も取り、それ以降は外出禁止となる。入浴時間は21半まで、消灯時間は23時。起床の時間は自由だが、7時50分までには起きて食堂に行って朝の点呼と朝食を取る。21時半以降は男子が女子のフロアに入ることは禁止されているが、その逆は問題ないことになっている。ただし、あまり好ましくないとされている。その為、話があるときはロビーを使うことを推奨している。
授業がある平日の昼間の昼食も寮に戻って食べることになるが、お昼の食事のメニューのみ、寮によって変わっていて、例えば第三寮はボリュームが多い等、それぞれに特色がある。その為、自分の好みに合わせて他の寮に行って食べる生徒も多い。
【AIMS】
「Ability Information Management System」の略称。アストラル使いとその能力に関する情報をまとめたデータベース。アストラル研究に必要な能力を持つ者とスムーズに連絡が取れるようデータベースを構築するため、アストラル使いに登録の協力を仰いでいる。それだけではなく、アストラル使いを集めることに反対した人たちに対して“能力者を管理している”とアピールする一面もある。
現在は主に鷲逗研究都市に住むアストラル使いを登録しているが、都市の外でもアストラル使いの協力を呼びかけている。橘花学院への入学や病院で診察をしてもらう時など様々なところで登録の機会があるが、アストラル犯罪者以外の登録は任意であり強制ではない。
このデータベースは個人情報の塊のため、セキュリティは徹底されており、ネットワークも独自のものを使っている。そのため、情報処理能力が高い七海でもそのデータベースがどこにあるか見つけ出すことが困難なほど。そして、部外者には秘匿すべき情報だが、必要な手続きを行えば、警察もアクセスすることができる。ただ、その手続きは困難を極め、許可も下りることは殆どないというのが実情である。
RIDDLE JOKER キャラクター紹介
在原暁
本作の主人公。情報局特別班のレヴィ6。昼は学生で夜は諜報員として活動している。転校前の学校では赤点ギリギリで出席日数までギリギリのためにいつも補習を受けていた問題児だが、勉強が出来ないわけではない。むしろ頭は良く、単に学業よりも仕事を優先しているだけである。ただ、能力はあるが仕事以外はほぼ何も出来ないため、他のことはほとんど妹に任せているダメ兄であり、いつも妹からジト目攻撃を受けている。
アストラル使いだが、自分がアストラル使いであることを周囲に隠している。暁の能力はAIMSのデータベース上では「身体能力の強化」として登録されているが、これは真の能力の副産物に過ぎない。暁の真の能力は“脳のコントロール”。脳を活性化させることで、一度見たものを完全に記憶する“映像記憶”を可能にするなど、身体に様々な変化を起こさせる。身体強化もその一部だが、いずれも身体の限界を超えて作用するため、長時間の使用は難しく、使い過ぎると頭痛が起こったり身体を痛めることになる。
三司あやせ
橘花学院の学生会長で暁のクラスメイト。テレビ出演しており、アストラル使いとしては一番の有名人。日本で唯一のアストラル能力を受け入れた学院の学生会長という立場もあり、取材の対応等が多く、忙しい日々を送っている。アストラル能力は“引力と斥力の操作”。ただ、能力の効果範囲はあくまで対象の“周辺”のため、対象が近くにいると自分まで能力の影響を受ける。又、力の操作には相応の集中力を要するために咄嗟に使うことは難しいという2つの欠点がある。
彼女が学院の広報係となっているのは単に学生会長だからというだけではなく、2年前に研究都市内で起こったクレーン事故に関係がある。その事故は、クレーン車が倒れ建設中の建物が倒壊する大きな事故で、負傷者も10名ほど出たものの、1人のアストラル使いの能力によって死人が出ることなく被害も最小限に食い止められた。そのアストラル使いがあやせだった。それ以降、あやせはその可愛いらしい容姿もあってか、注目を浴びてしまい、日本一有名なアストラル使いになった。そして、橘花学院の入学と同時に学院と彼女の両方に取材が殺到し、現在に至る。ただ、それにはあやせをプロバガンダにして、アストラルに対する先入観を払拭したいという学院側の思惑も混じっている。
本人はあくまで他のアストラル使いがよりよく暮らせるよう活動しているにすぎず、芸能活動ではないと否定しており、他人のために頑張る彼女を天使のように思っている人もいる。そのため、まるでアイドルと間違われそうなほどに熱狂的なファンが多い。
尚、周囲には隠している重大な秘密があり、気立ての良さそうな性格も実は・・・。
在原七海
暁の妹。兄のことは普段は“暁君”と名前で呼ぶが、テンパった時など素になると“お兄ちゃん”と呼んでくれる。情報局特別班のレヴィ9。当然、彼女もアストラル使いである。能力は「治癒」。対象相手の治癒力を高めるタイプ。この力の恩恵を受ける人間は多いため、アストラル技術へ最優先で転用すべきだが、唯でさえコントロールをすることが非常に難しい能力の上、使用者である七海自身が無意識にコントロールを行っていることから、アストラル技術への転用が難しく、未だ実用実験まで至っていない。
だらしない兄とは違ってしっかり者で優等生。情報処理能力が非常に高く、その気になれば、大規模なサイバーテロを引き起こすことも可能なほど。家では家事を一手に引き受け、いつも兄を起こしている。兄に対していつも叱ったりしているが、なんだかんだでだらしない兄の面倒を見ている。ただ、彼女はアドリブに弱く咄嗟の判断力も無いことから、いざというときは兄を頼りにしている。
私生活においてはほぼ完ぺきな妹ではあるが、人見知りが激しく、知らない人を目の前にすると緊張してしまう。隠れオタクで若干中二病の気配があり、長ったらしい詠唱をしてから能力を使う(尤も、それが能力を使う際の集中力を増すための手段となっているという側面もある)。コスプレもしており、衣装は自作している。彼女の特班の制服が少しアレンジされているのはそのためである。ただ、最近は仕事が忙しくてあまりオタク的な活動は出来ていない。
普段から可愛いが、初対面の人と話すときの反応が特に可愛い。アストラル能力を使わずとも人を癒せるのではないかと思われる(爆)
式部茉優
橘花学院の3年生。優秀なアストラル研究者だが、単位が足りず2回ダブっている。学院に自分の研究室を持っており、学院の方も単位が必要な授業に出れば良いだけなので、他の時間を研究に充てている。ただ、他の子よりも年上であることを気にしており、周囲と比較して自虐モードに陥ることも多い。尚、体重は50kg以上あるようだが、本人は40kg程度だと主張しているw
気になることがあると口にせずにはいられない。又、説明口調になりやすく、しかも小難しいことを長く言ってしまうため、彼女の話は分かり難いと不評である。本人もこのことは自覚はしており、直そうとはしているものの、なかなか上手くいかないらしい。
彼女もアストラル使いであり、アストラル粒子をその場に固定させることが出来る能力を持っている。それにより見えない土台などを作ることが出来る。本人は大して役に立たない能力だと思っている様子。
普段はお姉さんぶっているが、フリフリな衣装が好きで可愛らしい下着を着けており、やや少女趣味がある模様。
二条院羽月
橘花学院第三寮の寮長で暁のクラスメイト。由緒正しい家柄の子で、父親は警察官ということもあり、凛とした雰囲気を持ち、やや渋い喋り方をする。そのため、やや堅苦しい印象を受けるが、面倒見は良い。
時代劇モノが好きだが、おじいちゃんみたいな趣味だという理由でそのことを周囲には隠している。。AVが何なのか知ってたりエッチな単語も理解してるのでムッツリ疑惑がある。普通の女子なら知ってそうな流行モノには疎いが、たまには女の子らしいことをしてみたいと考えている。
アストラル能力は水の操作。周囲の空気から水分を集めて水弾を作り出したり、水を糸のように張り巡らせて触れた人間の位置を瞬時に把握することが出来る。リンク値も186と高めで地上でも水中でも変化はしないが、集めた水を上手く操作することが出来ないことが欠点(傘を持っていると集中力が増すがそれでも多少マシになる程度)。それ故に周囲に被害が及ぶことも多いことから、加湿器だのスプリンクラーだのと不名誉な仇名が付けられてしまった。
いつか自分の力を人のために役立てたいと考えており、そう思うようになったのは、小さい頃、アストラル使いであるせいで大人たちに絡まれたとき、1人の少年に助けられたことがあったからだったが、その少年こそが暁だった。羽月はそのことに気付かず、暁も自分の黒歴史の頃の話だったため言い出せずにいる。
壬生千咲
橘花学院の1年生で七海のクラスメイト。明るく元気な性格で、七海とは真逆のコミュニケーションお化けで誰とでもすぐに親しくなれる。
身体が貧相なのがコンプレックス。尚、アストラル使いではなく一般の生徒である。
周防恭平
橘花学院の2年生で暁のクラスメイト。寮でも暁の隣の部屋に住んでいる。女の子のような容姿をしているが、男である。散々女顔であることをイジられてたせいか、女顔であることがコンプレックスになってしまい、その話題になると怒る。しかし、その怒った顔も可愛いと評判である。
細い身体の割にかなりの大食いでいつもお腹を空かせている。尚、アストラル使いではなく、一般の生徒である。・・・実は胃袋がアストラル能力なのでは(ry
柿本香里
暁のクラスの担任教師。アストラル研究もしている・・・というか、そっちがメイン。当然、授業もアストラルに関することを教えている。それだけじゃなく、あやせのマネージャーのようなこともやっている。
在原隆之介
情報局特別班室長。暁と七海の上司であると同時に2人を引き取った養父でもある。ただし、特班で働かせるために引き取ったわけではなく、兄妹が特班にいるのは本人たちの意志である。時々親バカになる。
伊勢篤紀
橘花学院の理事長。いかつい顔をしており、初対面の人からするとちょっと怖い印象を受け、やや堅苦しい雰囲気もある。
RIDDLE JOKER 体験版 あらすじ
【PROLOGUE】
8月下旬。外から流れてきた情報で連続窃盗事件の犯人達が乗る車を捜索していたレヴィ6とレヴィ9。暑苦しい夜についてレヴィ6が愚痴をこぼしていると、ずっとタブレット端末で車の行方を追っていたレヴィ9が対象車を発見。すぐに追尾します。車から出てきたのは2人組の少年で、その内1人はロックされた原付バイクを盗むために能力を使います。ずっと少年2人組の後をつけて見張っていたレヴィ6とレヴィ9は、少年2人組の内、1人が“アストラル使い”であることを確認し、任務を変更。レヴィ6は光学迷彩で姿を消しつつ少年達に近づき、一気に制圧します。そして、真っ当に生きろと説得した後、警察が来た為、その場を去るのでした。
翌日、妹の七海に起こされた暁は、学園に行き、補習を受けます。その補習が終わった後、商店街を歩いていると七海と会いますが、そこで七海に仕事の依頼の着信があったため、2人はすぐに仕事モードに切り替わります。そして、その日の夜、無事事件を解決して情報局特別班の事務所に戻ってきた2人は、室長で父親の在原隆之介に事件の報告をした後、再び次の仕事を受けることになります。それはいつもの水際作戦ではなく長期に亘るものだと言われ、珍しがる2人でしたが、その内容を聞いて驚きます。その内容とは偽札が出回っているというものでした。
先日、2人が捕まえた窃盗犯の少年たちの財布から偽札が見つかりましたが、その偽札は普通の紙に一万円と書かれているだけで本物には見えませんでした。しかし、窃盗犯の少年たちはその落書きされた紙を本物だと言い張っていたのです。つまり、何者かがアストラル能力を使って、窃盗犯の少年たちに本物だと思い込ませているということでした。このことが広まってしまえば、国際的な信用に関わる重大な事件になってしまい、隆之介から犯人は必ず見つけ出さなくてはならないと強く言われます。そして、1本のとある映像を見せられます。
その映像は、アストラルに関することを学ぶことが出来るという特色を持っている橘花学院の紹介VTRで、1人の女の子が学院について説明をしていました。その映像を見せた後、隆之介は2人にこの学院に潜入してもらうと伝え、その理由として、窃盗犯の2人が件の偽札を入手したのが橘花学院のある鷲逗研究都市だったからでした。しかも、カツアゲで手に入れたもの。脅された側が脅迫に耐えかねてその場を誤魔化すためだけにアストラル能力を使って偽札を渡したという可能性もあり、大事にしてしまうとアストラル使いが偽札を作ったと世間に過剰反応をされることから、あまり表沙汰には出来ず、又、偽札を大量に作っているならともかく、カツアゲに耐えかねてついというのなら大事にはしたくないため、そこを見極めるためにも潜入捜査で調べる必要がありました。ただ、その理由の中には、留年の危機にある暁の生活態度を改めさせるという親心も含まれていたのでした。
【CHAPTER1】
橘花学院のある鷲逗研究都市に着いた在原兄妹は、アストラルで動くライトレールという路面電車に乗って橘花学院へと向かいます。そして、校門前で2人が話をしていると、先日父親に見せられた橘花学院の紹介VTRに出ていた女の子が声をかけてきました。橘花学院の学生会長・三司あやせ。彼女の案内で理事長室へ向かいます。理事長室に入ると、理事長の伊勢篤紀が出迎え、あやせを下がらせ、在原兄妹を歓迎すると共にAIMSへの登録を要請します。暁と七海はそのことを知ってはいたものの、知らないふりをして協力に応じることにすると、1人の白衣を着た女性が理事長室に入ってきます。そして、女性は理事長から兄妹を預かると、2人を他の部屋へと連れて行きます。彼女・・・式部茉優の部屋でAIMSの登録をしますが、茉優は暁の名前を聞いて、どこかで会ったような気がしたものの、勘違いということで話が終わり、その後は彼女の気の済むまで研究に付き合うのでした。
AIMSの登録も終わり、茉優の研究室を出た後、寮長の二条院羽月の案内で寮まで辿り着いた2人。羽月にある程度施設について説明を受けた後、女子のフロアに行く七海たちと別れ、暁は隣の部屋に住む周防恭平の案内で自分の部屋へ行きます。そして、届いた荷物の整頓をして一息つくと夜になっていました。すると、七海から電話があり、彼女に言われた通り窓の外を開けると、七海は自分の部屋からロープを下げてぶら下がっており、かなりヤバそうだったため、すぐに部屋に入れます。その後、暁たちの目的であるAIMSのデータベースがどこにあるか七海が調査した結果を話し、学院内のネットワークのどこにもそれらしいものは見つけらないことから、AIMS専用のネットワークが構築されていると判断。ただ、厳重なセキュリティから研究施設への侵入も困難であったため、暁は侵入が容易な校舎にある茉優の部屋からもAIMSの登録が可能だったことから、茉優の部屋の調査を最初の目標に設定します。
七海を部屋まで送り届けた暁は、最初に調べることになった茉優の部屋について考えますが、茉優の部屋には個人のアストラルを認証するセキュリティシステムが導入されており、その突破が当面の問題となるため、特殊な回線を使って父親の隆之介に相談します。暁から学院内部の情報を聞いた隆之介は、そこまで実用実験が進んでいるとは思っていなかったため、暁はセキュリティ突破については七海の知識に頼るしかないと思っていました。しかし、暁の“他人のアストラルをコピーできる能力があれば”という言葉を聞いた隆之介は、ある方法を思い付きます。それはメモリー繊維を使って茉優のアストラルを記憶させるというものでした。
翌日の放課後、暁は学院の外に出て、カモフラージュした工作員からシート状になったメモリー繊維を受け取ります。しかし、茉優のアストラルを吸収するには直接素肌に貼るしかなく、しかも、記憶するのに数時間もかかるということで、セキュリティシステムの突破への糸口を手にれたものの、今度は別の問題が発生してしまいます。その後、学院に戻ると、対象の茉優と会いますが、茉優も暁と同じ第三寮に住んでいるため、一緒に帰ることになりました。暁は茉優の後ろをこっそりと歩き、シート状になったメモリー繊維を貼り付けようとしますが、怪しんだ茉優に貼り付けようとしているのを見られてしまいます。それでも、偶然が重なり、茉優が倒れ込んだときに彼女の太ももにシートの貼り付けをすることに成功しますが、今度は数時間後に彼女の太ももに貼りついたシートを剥さなければならないという任務よりも厄介な問題が発生。しかし、その時、偶然七海が通りかかり、七海に剥してもらえばいいと思った暁は、彼女に自分の失敗の尻拭いをさせるのでした。
七海の犠牲(?)のおかげでメモリー繊維の回収に成功し、その日の内に学院に侵入し、メモリー繊維を使って茉優の研究室に入ることに成功します。そして、七海がAIMSのアクセスに成功すると、早速偽札を作ったと思われる“認識阻害”の能力を持った人物を検索します。登録人数は2名。いずれも男性で、1人は社会人、1人は学生でした。1人目は小野清国という社会人で、工業化学系の会社でアストラル研究に携わる研究者。もう1人は菅英人という橘花学院の生徒でした。社会人の方はいかつい顔をしていることから、カツアゲされそうな雰囲気はないものの、暁は念のために映像記憶で2人の顔を記憶します。その後、撤収しようと七海が証拠隠滅の作業をしているとき、突然アラームが鳴り出し、七海は慌てますが、暁の方は冷静で、このアラームは自分たちの他に侵入者がいると判断し、自分たちじゃないと言って七海を落ち着かせます。そして、退路を確保するため、七海を研究室に待機させたまま、暁は校舎の外に出て人の声がした方へ向かいます。すると、そこには黒い服に黒い目出し帽を被った黒尽くめの男たちに拘束されたあやせの姿がありました。
暁は自分の任務とあやせを天秤にかけますが、リスクを覚悟の上で、光学迷彩の状態のままあやせを助けます。しかし、黒づくめの男たちも決して弱くはなく、暁の一撃を受けてもすぐに立ち上がり、あやせの胸を斬りつけます。暁は何とか男たちを沈黙させると、あやせを治療するために彼女に近づきますが、襲われたばかりのあやせはパニックに陥っていました。そこで暁は、あやせを落ち着かせるために光学迷彩を解き姿を見せると、あやせは自分を助けたのが出会ったばかりの転校生であることに驚きます。冷静になったあやせは胸の治療と言われると、怪我はしてないと言って暁の治療を拒否しますが、事情を知らない暁はあやせの腕を押え込んでいる腕を掴むと、破れた服からパッドが落ちます。しかも、ブラジャーもシリコン入り。そう、彼女の胸は二重に盛りつけられていた偽乳だったのです。この事実を知った暁は驚きのあまり思考が一瞬ストップしますが、パッドのおかげで助かったと安堵すると、あやせは怒りのあまり本性を現し、大声をあげ暁に何者か聞きますが、そのあやせの声を聞いた担任の柿本香里や警備員たちが近づいてきたため、暁は咄嗟に「君を護るためにここに来た」と嘘を吐くのでした。
あやせを信用し黙っておいてほしいと頭を下げた暁。翌日、あやせは約束を守り教師からの呼び出しもなかったため、ひとまず隆之介に事の顛末を報告します。隆之介は予想外すぎる事態に頭を抱えますが、あやせを襲撃したのがプロの仕業だったこと、彼女が襲われ負傷すればアストラル使いへの偏見がますます強くなること、人命にかかわることは隆之介としても放ってはおけないこと、暁が橘花学院まで退学になったらもうどこにも行く宛が無くなってしまうこと等、色々と事情があることから、暁は引き続き橘花学院に通い任務を続け、更にもう1つ新たな任務を加えます。それは、あやせをきちんと護衛して自分の尻拭いをしろというものでした。その後、暁はあやせと2人きりで話をして、何とか彼女を納得させることに成功し、彼女が襲撃される可能性がある限りは学院に残っていられるようになったのでした。
【CHAPTER2】
偽札の件は、暁たちの予想通り菅英人がカツアゲに遭った際に咄嗟にしてしまったことであることが判明し、暁がきつめの忠告をしたことで解決。暁と七海は、引き続き学院に通い続け特班でアストラル使いのデータが欲しいときにAIMSから情報を引き出す任務が与えられ、暁にはそれに加えてあやせの護衛も残っていました。そして、週末の休日、皆で買い物に出かけたときに途中で茉優も合流し、買い物を済ませますが、その帰り際に茉優から2人きりで話がしたいと言われます。話すには勇気がいるから落ち着いた場所で話がしたいとのことで、翌日その話を茉優の部屋で聞くことにしますが、暁の方も心の準備が必要だと言って、どういう内容か少しだけ教えてもらいます。すると、茉優は暁の耳元で「在原君の秘密」と言ったため、暁は自分の正体がバレたのだと焦りますが、まだそうと決まったわけではなかったため、一旦落ち着いてから、彼女の部屋へと向かいます。そして、暁は急かすように茉優を促すと、茉優は暁のことを「西行暁」という名前で呼びます。それは暁が隆之介に引き取られる前、児童養護施設“風蘭児童学園”で過ごしていた頃の名前でした。
驚いた暁は何故そのことを知っているのか茉優に聞くと、彼女もまた風蘭児童学園にいたことを打ち明けます。そう言われて暁は、何となく茉優に似た子がいたことを思い出した後、特班のことがバレたわけではないと一安心します。しかし、風蘭児童学園にはアストラル使いは暁一人だけだったはずでしたが、彼女は暁のようにイジメられるのが怖くて自分がアストラル使いであることは黙っていました。その為、茉優は見て見ぬふりをしたことを謝ります。しかし、暁は先輩は悪くない、当時ああなったのは自業自得だと言います。暁は物心ついた時には既に能力が覚醒しており、自分の特異さに気付くのが遅れていました。そのせいで周りとの溝は深まり、知らない間に居場所を失い、このアストラル能力のせいで親にも捨てられ、周囲とも馴染めない・・・そんな風に思い込んでいました。何のためにアストラルなんて使えるんだろう、どうしてそんな風に生まれたんだろう、そんなことをずっと考えていたものの答えなんて出るわけもなく、苛立ちが募っていました。そのストレスのはけ口として目の前の全ての物に反抗していました。施設の外に出ては街で厄介事を起こす。そんなことばかりする暁に居場所なんてなく、自分で自分の首を絞めて行く生活に、ますます暁は荒れていきました。そんなとき、出会ったのが隆之介でした。街で大人たちに絡まれているアストラル使いの女の子を助けようと大暴れし警察に引き取られた暁は、そこで当時、特班の前身の組織に所属していてアストラル使いの暁を見に来た隆之介と会い、引き取られることになりました。そして、在原家に来た暁は、七海とも兄妹になり、ずっと考えていた自分の存在意義について答えを探すため、父親の下で働くことを決意したのでした。
茉優はずっと暁に負い目を感じていました。暁の話を聞いた後も、しきりにごめんなさいと謝ってきましたが、暁はある条件をつけて、茉優を納得させます。それは、過去のことは黒歴史だからこの話はこれきりにして誰にも話さないでほしい、その代わり自分も何も言わない、謝罪については気の済むようにしていい、それで気が楽になるのならその謝罪を受け入れると。すると、茉優は再びごめんねと謝って暁を自分の身体に引き寄せ抱きしめます。そして、暁にもう1人じゃないと言って諭し、いつか再会したときにこんな風にしたかったと話します。その後、茉優はお互いに名前で呼び合おうと言いますが、家族である七海以外の女性を名前で呼んだことがない暁は激しく抵抗し、そんな暁に食い下がる茉優はズボンを引っ張りますが、2人が大声で言い争いをしていたせいか、緊急事態だと思ったッ羽月が部屋に乱入し、茉優が暁のズボンを下ろそうとしている(ように見える)ところを目撃され、誤解されてしまうのでした。
それから羽月のアストラルのコントロールの特訓に付き合ったり、普通の学園生活を楽しんでいた頃、隆之介から新たな任務を与えられます。“鎌倉寿人”“飛鳥井栞那”、この2人のことをAIMSで調べてほしいというものでした。
【CHAPTER3】
あやせへの襲撃事件以降、警備やセンサ等が強化されたものの、校舎への侵入は問題なかったことから、その日のうちにAIMSで該当の2人を調べた暁と七海。しかし、AIMSでの検索結果は2人とも行方不明扱いとなっており、詳細が分からず終いでした。翌日、暁がそのことを隆之介に報告すると、隆之介は今回の2人があやせの襲撃事件と関わりと持つ可能性があり、更に鷲逗研究都市に住む複数のアストラル使いが行方不明になっていることを教えます。あやせが狙われたのも、そのことと関係があるかもしれないということでしたが、いくら調べても相手の尻尾すら掴めない状態でした。三司あやせの襲撃事件とアストラル使い連続失踪事件。暁たちの知らないところで確実に何かが起ころうとしていたのでした。
RIDDLE JOKER 体験版 感想
七海ちゃんクリティカルヒットしたわー、かわいいわー、ヤバイわー。サノバウィッチの紬ちゃん以上にヒットしたかもしれないわー。場合によっては、ドラクリの莉音ちゃんを超えて、ゆずソフトで1番になるかもしれないわー。人前に出ると恥ずかしがってしまうところとか、お兄ちゃんのお世話がしたくてしょうがないところとか、ときどき甘えてくるところとか、普段名前呼びなのに何かあると“お兄ちゃん”になっちゃうところとか、可愛い過ぎるわ~。しかもロリ巨乳。何この私を狙い撃ちしたかのような属性は。七海ちゃんに甘えられたら素直に言うこと聞いちゃうのがお兄ちゃんですよね。うん、可愛い。最初は名前呼びは微妙やなぁって思ったけど、Hシーン見た限りでは、後半はお兄ちゃん呼びが普通になる可能性も残されてることが分かったし、ましろ色の咲乃っちゃんみたいに呼び方を使い分ける妹属性というのは久しぶりなので、たまにはいいかなと思います(出来れば、咲乃っちゃんみたいに兄さん→お兄ちゃんくらいの変化が良かったですがw)。話が進むたびに“お兄ちゃん”って呼ぶ回数も増えていったしね。七海ちゃんが登場するときはニヨニヨが止まりませんなぁ(*´Д`*)
それから茉優先輩!最初はおっぱい大きいなぁ~くらいにしか思ってなかったんですけど(失礼)、自虐モードが面白いし、年上なのに押しに弱くて恥ずかしがったりするし、すごく可愛かったですね。研究者ってことでもっと癖のある性格かと思ったんですけど、その真逆で普通の女の子だったのもポイント高いです。たまに研究者らしい発言はするけど、反応自体は普通の女の子でした。そして、たまに見せる母性がたまらないですね。いいですね、もっと茉優ママに甘えたいです!しかし、あの方も以前は妹声優だったのに、フロフロのこはねさんと言い、今回の茉優先輩と言い、最近すっかり年上キャラが似合う声優さんに変わってしまいましたねぇ・・・まぁ今でも妹キャラをやらせたら1番だと思ってますが、声に大人っぽさも出てきたのは良いですね。Hシーンもエロくなりましたし。
個人的には今作のキャラデザは悪くはないけど今までに比べるとちょっと弱いかな~って思ってたんですけど、そこは流石ゆずソフトですね。実際にプレイしたらその辺の不安要素は吹き飛びました。今作もヒロインは可愛かったです。羽月も千咲ちゃんも可愛かったし(フローチャートを見た限りでは千咲ちゃんがサブヒロインになるみたいですね)。特に千咲ちゃんは七海ちゃんとの友情が非常に良くて見てて微笑ましいです。やはり妹と妹の親友コンビは最高だぜ!!!
・・・え?あやせ?ネタ的には一番笑わせていただきましたwwwwwwwww 乳部・タイラーとかスカスカ大事件とかネタに事欠かないヒロインでしたwwwwwww
内容的にはドラクリに近い印象を受けたかな。あっちは吸血鬼でしたけど、雰囲気が似てます。ドラクリはゆずソフトの中でも特に面白かった作品ですし、能力者系の話って好きなので、私的には今作はキャラだけじゃなく内容にも期待しています。あと、体験版の範囲では能力を使った戦闘はなかったけど、そういう要素もあると嬉しいなとは思います。能力者系の話の最大の見どころはやはり戦闘シーンですしね。
Hシーンに関しては途中で終わってしまうので何とも言えませんが、まぁいつも通りですね。おっぱい見せるかと思いきや手が邪魔だったり、微妙におっぱい見せないところは相変わらずです。もっとじっくりおっぱい見たいなぁ・・・。
まぁHシーンのことはともかく、七海ちゃんが可愛すぎるので続きが楽しみです(*´Д`*)b ルートに制約がないなら、七海ちゃん→千咲ちゃん→羽月→あやせ→茉優先輩になる予定ですねw
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七海ちゃん可愛い(*´Д`*)b