日は東京競馬場で3歳マイル王決定戦のNHKマイルカップが行われたが、個人的には日本馬カジノドライヴのアメリカ遠征のほうが気になっていたので、こっち優先にした。
アメリカでG2のピーターパンS(ダート1800m)が行われ、日本調教馬のカジノドライヴが5馬身差で圧勝した。日本調教馬がアメリカのダート重賞を勝ったのは史上初の快挙であり、次走のG1ベルモントS(ダート2400m)への夢が広がった。
カジノドライヴという馬は、兄姉の2頭がアメリカ牡馬三冠レースの最終戦ベルモントS(ダート2400m)を優勝しており、史上初(だと思う)の3きょうだい同一レース制覇がかかっている馬である。そんな馬が日本人のオーナーに買われ、日本で走ることになったわけだが、そのデビュー戦はまさに戦慄だった。2着に2.3秒もつける大差勝ち。能力がバラバラの馬たちが出走する新馬戦とはいえ、ケタが違っていた。ダートではまだまだ世界レベルには到達しない日本の新馬を勝っただけで、アメリカでは話題になったという。半姉は100年ぶりくらいに牝馬でベルモントSを勝ち、競馬界のスターになっているのだから話題にもなるだろうが。
このピーターパンSを勝ってベルモントSも勝った馬の中には日本でも名が知られている馬が多い。そんな名馬たちと肩を並べる存在になるか、まだまだこの馬から目が離せない。本番のベルモントSでは新馬戦で手綱を取った武豊騎手が騎乗するという。今回は斤量が軽すぎて乗れなかったらしいのだが、本番は問題ないとのこと。そのままデザーモ騎手に任せてしまったほうが良いような気もするけど、G1は日本チームで勝って欲しいという希望はあるね。もっとも、馬自体がアメリカの馬なので完全な日本チームとはいえないが。
ともあれ、史上初のダート競馬の本場アメリカでのダートG1制覇の快挙が達成させるか、来月が楽しみだ。
・・・そのカジノドライヴに乗る武豊騎手だが。今日のNHKマイルカップで2番人気ファリダット(母親がスプリンターズSと高松宮記念を勝ったビリーヴ)に騎乗し、もはや定番と言える「人気馬で大外回って届かず」の競馬をし、5着に敗れている。勝ったディープスカイは道中ではファリダットとほぼ同じ位置にいて直線は真ん中を突き抜けたのだから、大外を回る判断は間違ってたっていうか、あんなに外をいって届くわけないだろって感じでした。そういや武豊騎手が今まで乗っていたブラックシェルは2着、ダノンゴーゴーが3着と武豊騎手が乗っていた馬が上位に来ました。こういうときの心境ってどんな感じなんだろ。
武豊騎手は上手いときは誰もが感心する乗り方をするんだけど、ほとんどの場合は今日のような乗り方をして負けている。先週のメイショウサムソンは仕方ないにしても、今日のは言い訳できないよね。
・・・ベルモントSではそんなことがないようにしてほしいなぁ・・・(´_ゝ`)