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◆感染症予防ワクチンの正しい理解とがん検診受診率向上のために!〓H26年3月虻川浩の一般質問報告3 !

2014年03月17日 | あぶかわ浩の議会質問

平成26年3月定例会の質問内容を順次報告致します。
        インターネット中継録画はコチラ
※2月27日(木)の一番目です。5月中旬まで視聴できます!

 感染症予防ワクチンの正しい理解と
  がん検診受診率向上のために!

●第1点目として、これまでも何度となく取り上げて来た
感染症予防ワクチン及びがん検診の受診率向上のための
施策について聞きました。

厚生労働省は水痘(水ぼうそう)と成人用肺炎球菌ワク
チンを定期予防接種に加え、今年の10月から実施する事
を発表しました。

水痘は毎年100万人以上が感染し、かゆみを伴う発疹が
現れそのうち約
4000人が入院し約20人が死亡しています。
ワクチンは
2歳までに2回接種します。

肺炎球菌は高齢者が重症化しやすい肺炎の約3割を引き
起こすとされ、
65歳以上で1回接種します。

水痘ワクチンは当市も含め今まで8000円から9000円程度
の自己負担がありましたが、定期接種となり地方交付税で
9割措置されるため多くの自治体で無料となる方向です。

また成人用肺炎球菌ワクチンも3割措置されますが小平
市は既に市独自の公費助成で約半額4000円の補助が出て
いるため今後のこの2つの自己負担額を聞いたのです。

答弁は期待に反し、財源の課題を精査し検討するという
消極的なものに留まりました。かつての感染症予防への
前向きな姿勢は感じられなくなってしまった印象です。

●第2点目として、子宮頸がん予防ワクチンについて、
定期接種でありながら積極的な接種勧奨が一時的に差し
控えられるという不自然な状況となっていることから、
市の現状を聞きました。

小平市で平成23年度に43.5%まで上がった初回接種率は、
昨年度25年度にはどうなったか。何と8.3%まで下がって
しまいました。

更に合計3回の接種が必要ですが、市内の高校1年相当の女
子が96人、中学3年生女子が77人、中学2年生女子が89人、
中学1年生女子が58人も途中で宙ぶらりんになっている事
が判明しました。

風評の影響を受けて予防ワクチン接種者が減っている現実
は、それだけ感染と発病のリスクにさらされる女性が増え
ている事になり年間10000近くの女性が発症、3000

近い方々が亡くなるという現実があるのです


日本では医学的に因果関係が否定されても、なお風評や
否定的イメージが残り、予防ワクチンの接種率が上がらな
いということが、これまでも度々繰り返されて来ました。

そうであれば予防強化のためヒト・パビローマウィルス
検査の実施を進めるべきではないか。答弁は検査実施の
体制が整っていないため、国の動向を見守るとのこと。

それでは市は、リスクにさらされている市内の女性達に
対し市として特段の配慮をしていないということにはなら
ないのだろうか。

●第3点目として、がん検診の受診率向上のため、
コール・リコール
による効果的個別受診勧奨と再勧奨を
積極的に実施すべき事を問いました。特に電話による
個別勧奨は大きな効果を発揮します。

池田市では無料クーポンの配布で受診率が20%アップ、
クーポンの期限が切れる3か月前の再勧奨で10%合計で
30%アップに成功
しました。

個別勧奨については、国の予算もついている事もあり、
20歳の女性への子宮頸がん検診の無料クーポン配布、
40歳の女性への乳がん検診の無料クーポン配布を行う
そうです。

その他、
過去にクーポンの配布を受けた人や来年度検診の
対象年齢となる人へのコール・リコールや、クーポンを受
け未受診の人への無料クーポンの再配布も検討との事。

平成26年度の各種がん検診の受診率の目標について市は
設定していないとのことでしたが、受診率向上を掲げる
のであれば具体的目標の設定は必要ではないのか。

              
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           ワカモノのミカタ

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