11月20~22日 長崎橘湾岸スーパーマラニック273 W276㎞部門に出走 269,7km小浜木塲チェックポイントにて関門時刻におよそ10分遅れ失格 57時間20分
記憶の薄れないうちに、時系列で書いてゆきます。どこを走るのか、興味のある方は、上記、マラニックのHPを参照してください。
過去の経験と、最近のマラソンの走り具合から、行程表を作りました。長崎市出島表門20日am07;00スタート。173km小浜温泉までが前半戦、ここで仮眠をとります。小浜pm20;00に再スタートして、南回りに島原半島を半周し、雲仙温泉を越えて小浜へ、103kmが後半戦。
ポイントは、中継点の小浜温泉で、風呂、食事、1時間半程度の仮眠が取れる時刻に到着すること。ただし、後半戦に脚を残しておくこと。
とすると、小浜温泉には21日pm16;30着 33時間30分。
スタート地点で、長崎出身、京都在住の今坂さんと。
稲佐山、あぐりの丘、式見を抜け、女神大橋を渡る。
夕暮れの中を野母崎半島(長崎半島)を西下し、右手に軍艦島を眺めて、権現山頂へ pm18;40着 もうすでに暗闇である。腰に着けたライトで路面を照らしながら、さらに樺島灯台へ登り、樺島公民館エイドにて食事。pm21;36着。
次のエイド、川原老人の家に向かう。ここで、痛恨のコースアウト。前半戦の最大の難所、標高240mの急坂登り口へ左へ曲がるところを、直進し埋め立て地へ行ってしまう。何度も通ってハードな箇所だけに絶対間違えないはずなのだが。心はぽっきり。しかし、歩かないことには凍死するだけ。
峠を越えて、ひたすら走る。疲れた足で走れるのは下り坂しかない。
川原老人の家エイド 21日am01;05
茂木ハウスぶらぶらエイド am04;30
日見公園 am07;30
とんの山 am09;30
唐比 pm13;00
いよいよ、灼熱の千々和海岸かと思うと、工事中通行止めにつき、急遽、国道251線へ迂回、遠回り。
千々和海岸 pm14;10
小浜温泉和多屋旅館 pm16;10着。行程票では、16;30目標、上出来。風呂に入り、着換え、足にガーニーグーを塗りなおす。広間の板張りで仮眠
pm19;15起きる、食事。
南本町公民館前に移動し、pm20;00 再スタート。
原城天草四郎像でチェックして、観光駐車場エイド 22日am01;45着。小浜から30,2㎞をなんと5時間45分もかかった。眠気と足が動かない。この区間の遅さが、最大の敗因であろう。
北九州の前田さんから、歩いていては、島原城にam07;00着は無理と言われる。
とにかく、必死に走る。
ふかえ道の駅エイド am05;46
島原城森岳公民館エイド am07;06着。行程票では、am06;00の予定であったが、1時間遅れ。ここの28㎞ほどの爺さんなりの激走が、身体に負担となったようだ。
エイドボラのうらっちから、この時刻なら大丈夫だよ、と励まされる。
平成新山展望展望公園への急坂は、とにかくキツイ。エイドには、なんと後田家のフェンダー君が来ていた。初対面、可愛い。眉山ロードの下りを遅いながらも止まらず走る。歩くと、腿がずきずきする。飛び上がると勾配で走りになる。
深江運動場 am11;10 頑張っても前に進まない。前田さんと、次の俵石展望所エイドは、パスするしかないですね、と交わす。
俵石展望所エイド。もう時刻を記録する余裕が無い。こっちゃんがエイドボラにいる。とっさの思い付きで、リュックを下ろして『ここに忘れ物をします。』
一言で、全てを理解してくれる。お菓子を1つ手渡してくれて『できるだけ軽い方が、、、』涙が出そうになる。ウエストポーチだけになって、片手に水のボトルをもってすぐに出る。
仁田峠別れのピークを超えて、何とか走ろうとする。身体が腰から右へ、くの字に曲がってきた。地獄の歩道に入る。階段に躓て転ぶ。観光客が、なんだろうと見ている。よろよろチェックポイントまで上る。
雲仙エイドで、『食べもの要りません。ジェルを持っているので大丈夫です。』
そこへウサミン到着。
『腰が曲がって走れん。』
『そんなん、気のせい。』(気のせいで、こんなん起きるか!)
『おんぶ~』(ゲッ)
『ちょっと立って。つま先あわせてな。エイッ!』
『ギャー! あらっぽいやっちゃな』
『治ったろ。』
『うん、、少しな』
『時間が迫っているから、足を止めないで』と送り出される。
トレイルに入る。枯葉と砂利に足を滑らせてこける。腹ばいになってようやく起き上がる。落ちていた木の枝を杖にして下る。3度転んだ。
舗装路を蛇行しながらも、なんとかよろよろ走る。
小浜木塲への林道入り口、pm15;30 関門時刻まで40分、あと5㎞。急坂の下りである。普通に走れれば、十分に余裕がある。『歩くと微妙です。早歩きで行ってください。』 ここでも転ぶ。道脇の木の枝を拾おうとして崖下側に落ちそうになる。ここで落ちると、銀さんの用意した霊きゅう車の世話になる。まだ、いやだ。
関門目指すランナーが、次々と駆け降りる。霧かずさんたちが『あと3kmです』と声をかけて行ってくれる。
最後尾ランナーとして小浜木塲到着。『どうしますか?』 ゴール目指して進んでもイイですよ、、ということだろう。ありがたい。しかし、あと6,3km、3時間かかってもゴールできるかどうか。そんな迷惑はかけられない。『タイムオーバーにしてください。』 爺さんの挑戦は終わった。
後田さんが、介助してくださって車に。関門を突破してゴールを目指すランナーが、にこやかに、又は疲れ切った様子で歩いている。南本町公民館に着く。(1)終わり。
記憶の薄れないうちに、時系列で書いてゆきます。どこを走るのか、興味のある方は、上記、マラニックのHPを参照してください。
過去の経験と、最近のマラソンの走り具合から、行程表を作りました。長崎市出島表門20日am07;00スタート。173km小浜温泉までが前半戦、ここで仮眠をとります。小浜pm20;00に再スタートして、南回りに島原半島を半周し、雲仙温泉を越えて小浜へ、103kmが後半戦。
ポイントは、中継点の小浜温泉で、風呂、食事、1時間半程度の仮眠が取れる時刻に到着すること。ただし、後半戦に脚を残しておくこと。
とすると、小浜温泉には21日pm16;30着 33時間30分。
スタート地点で、長崎出身、京都在住の今坂さんと。
稲佐山、あぐりの丘、式見を抜け、女神大橋を渡る。
夕暮れの中を野母崎半島(長崎半島)を西下し、右手に軍艦島を眺めて、権現山頂へ pm18;40着 もうすでに暗闇である。腰に着けたライトで路面を照らしながら、さらに樺島灯台へ登り、樺島公民館エイドにて食事。pm21;36着。
次のエイド、川原老人の家に向かう。ここで、痛恨のコースアウト。前半戦の最大の難所、標高240mの急坂登り口へ左へ曲がるところを、直進し埋め立て地へ行ってしまう。何度も通ってハードな箇所だけに絶対間違えないはずなのだが。心はぽっきり。しかし、歩かないことには凍死するだけ。
峠を越えて、ひたすら走る。疲れた足で走れるのは下り坂しかない。
川原老人の家エイド 21日am01;05
茂木ハウスぶらぶらエイド am04;30
日見公園 am07;30
とんの山 am09;30
唐比 pm13;00
いよいよ、灼熱の千々和海岸かと思うと、工事中通行止めにつき、急遽、国道251線へ迂回、遠回り。
千々和海岸 pm14;10
小浜温泉和多屋旅館 pm16;10着。行程票では、16;30目標、上出来。風呂に入り、着換え、足にガーニーグーを塗りなおす。広間の板張りで仮眠
pm19;15起きる、食事。
南本町公民館前に移動し、pm20;00 再スタート。
原城天草四郎像でチェックして、観光駐車場エイド 22日am01;45着。小浜から30,2㎞をなんと5時間45分もかかった。眠気と足が動かない。この区間の遅さが、最大の敗因であろう。
北九州の前田さんから、歩いていては、島原城にam07;00着は無理と言われる。
とにかく、必死に走る。
ふかえ道の駅エイド am05;46
島原城森岳公民館エイド am07;06着。行程票では、am06;00の予定であったが、1時間遅れ。ここの28㎞ほどの爺さんなりの激走が、身体に負担となったようだ。
エイドボラのうらっちから、この時刻なら大丈夫だよ、と励まされる。
平成新山展望展望公園への急坂は、とにかくキツイ。エイドには、なんと後田家のフェンダー君が来ていた。初対面、可愛い。眉山ロードの下りを遅いながらも止まらず走る。歩くと、腿がずきずきする。飛び上がると勾配で走りになる。
深江運動場 am11;10 頑張っても前に進まない。前田さんと、次の俵石展望所エイドは、パスするしかないですね、と交わす。
俵石展望所エイド。もう時刻を記録する余裕が無い。こっちゃんがエイドボラにいる。とっさの思い付きで、リュックを下ろして『ここに忘れ物をします。』
一言で、全てを理解してくれる。お菓子を1つ手渡してくれて『できるだけ軽い方が、、、』涙が出そうになる。ウエストポーチだけになって、片手に水のボトルをもってすぐに出る。
仁田峠別れのピークを超えて、何とか走ろうとする。身体が腰から右へ、くの字に曲がってきた。地獄の歩道に入る。階段に躓て転ぶ。観光客が、なんだろうと見ている。よろよろチェックポイントまで上る。
雲仙エイドで、『食べもの要りません。ジェルを持っているので大丈夫です。』
そこへウサミン到着。
『腰が曲がって走れん。』
『そんなん、気のせい。』(気のせいで、こんなん起きるか!)
『おんぶ~』(ゲッ)
『ちょっと立って。つま先あわせてな。エイッ!』
『ギャー! あらっぽいやっちゃな』
『治ったろ。』
『うん、、少しな』
『時間が迫っているから、足を止めないで』と送り出される。
トレイルに入る。枯葉と砂利に足を滑らせてこける。腹ばいになってようやく起き上がる。落ちていた木の枝を杖にして下る。3度転んだ。
舗装路を蛇行しながらも、なんとかよろよろ走る。
小浜木塲への林道入り口、pm15;30 関門時刻まで40分、あと5㎞。急坂の下りである。普通に走れれば、十分に余裕がある。『歩くと微妙です。早歩きで行ってください。』 ここでも転ぶ。道脇の木の枝を拾おうとして崖下側に落ちそうになる。ここで落ちると、銀さんの用意した霊きゅう車の世話になる。まだ、いやだ。
関門目指すランナーが、次々と駆け降りる。霧かずさんたちが『あと3kmです』と声をかけて行ってくれる。
最後尾ランナーとして小浜木塲到着。『どうしますか?』 ゴール目指して進んでもイイですよ、、ということだろう。ありがたい。しかし、あと6,3km、3時間かかってもゴールできるかどうか。そんな迷惑はかけられない。『タイムオーバーにしてください。』 爺さんの挑戦は終わった。
後田さんが、介助してくださって車に。関門を突破してゴールを目指すランナーが、にこやかに、又は疲れ切った様子で歩いている。南本町公民館に着く。(1)終わり。
しばらくゆっくり休養して考えてくださいね。
完走できると思っていたランナーさんもリタイアされてるのでウルトラは何があるか最後までわからないですね。お疲れさまでした!
北九州とさがでいい感じにゴールできたら考えるってことですね!