クッキングこめぞうの井戸端日記

こめぞう長屋の井戸端で縁台に腰掛けながら、暫し四方山話に花を咲かせましょう!
美味しいコーヒー入りましたよ

「こころと向き合う」~心理学にできること~

2009-07-24 19:36:23 | 生涯学習
みえアカデミックセミナー2009
第9回 三重県立看護大学 
講師・小池 敦(三重県立看護大学)

私の隣の女子は簡単にメモを取っていたが
私は漢字が思いだせずにメモがなかなか
進まない。でも必死にメモを執った。

脳の話で解ったことがありました。
それは、日本人の頭はバイリンガル
とノンバイリンガルがあるということ

同じ脳でも英語に反応する箇所と日本語
に反応する箇所は違うということです。
その人はバイリンガルです。2国語が話

せます。多くの日本人は英語も日本語も
同じ個所で反応します。これがノンバイ
リンガルで日本語しか理解できません。

このことを聞いて解りました。私が英語
に全く反応しないわけが。私の脳は1か所
しか反応してないんです。

先生は講義の最後にこんな詩を朗読されました。

「祝婚歌」

二人が

睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと

気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することになっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとか

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

<吉野 弘 1926年 詩人 山形県酒田市出身 詩集「吉野弘詩集」
「叙景」随筆集「旅動視点」「詩の楽しみ方」など著書多数

コメント (2)
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