津田太愚著 明日香出版社
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「もう、こんな時間か…」、時間が経つのは
早い
(年をとると時間を早く感じる)
子供のころの時間はゆっくり過ぎていきます。
しかし、年をとるに従って、時間が早く過ぎ去
っていきます。(中略)
私たちは、なにか自分の外側に「絶対的な時間」
があると思っています。「神の時間」というよう
なものです。そんな時間はないのです。あるのは
「自分のまわりにある」と感じている時間です。
「自分の時計」と「まわりの時計」の問題です。
「まわり」というのは「生活空間」の時間です。(中略)
時間を強く意識し始めるころ、時間はまだゆっくり
と流れます。サイズが大きくなり、そのほかの
身体の条件が変わるに従い、時間を感じるスピード
が変わってきます。いずれにしても、世の中に「や
らなくてもいいこと」が多すぎることが「時間が
ない」原因でしょう。とくに大人には多いようです。
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▼どうも時間というものは身体のサイズの大きさに
比例していくようだ。子供の頃は時間が長く感じら
れて、お正月などは早くから待ちかねたものです。
「早くこいこいお正月♪」それが大人になると年々
「えー?もう年の暮れ」「一年の経つのは早いね」
人生も後半になるとにわかに加速度がつきロケット
に後押しされているような錯覚に陥る。もっとゆっ
くりゆっくりゆっくり来てよお正月です。