朝日新聞 2010年4月10日 b11面より引用
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前回、人物を逆光で写す効果をお伝
えしました。でも、オートモードで撮
るだけでは、背景の明るい光の影響で
被写体は暗くなってしまいます=写真
右。そんな時に重宝するのがレフ板。
太陽光を反射させ、被写体に当てます
=写真下。市販のレフ板が無くても、
発砲スチロール板や白い紙で代用でき
ます。快晴で光が強いなら、新聞紙で
も何もしないよりはずっと効果があり
ます。レフ板も代用品もないときはス
トロボをつかいましょう=写真左。
「日中シンクロ」と呼ぶ撮影技術で、
目にキャッチライトと呼ばれる白い光
が入り、生き生きとした表情になりま
す。カメラによっては、内臓ストロボ
が自分で判断して自動発行する機種も
あります。カメラのモニター画面で確
認しながら、納得がいくまで何度でも
挑戦してください。
(鈴木好之/写真左=ISO200,シャッタ
ー速度250分の1、絞りF7,1)
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▼よく撮影会などではモデルに対して
助手の方がレフ板を下の方から光を当
てていますね。専門家なら必需品でし
ょうが一般ではなかなかレフ板まで用
意するのは大変です。そんな時、スケ
ッチブックを開いてレフ板代わりにす
るのもいいかと思います。写らない範
囲で胸のところにスケッチブックをも
ってもらえば顎の下部分の影はきれい
になります。人物に限らずなにか商品
を撮る場合でも結構重宝します。ちょ
っと光を影の部分に当ててやると効果
はあります。