たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

自分を駆り立てる命令~拮抗禁止令~

2011-09-22 20:26:11 | 交流分析
試験間近になってしまったというのに、ブログにはまとめきっていないとは…

■拮抗(きっこう)禁止令…養育者の言語によるメッセージ

拮抗禁止令は、子どもが言葉を話すようになって(~3才)、親からの命令を受け取って自分の自我状態にファイルしたものです。

親の命令といっても、ほとんどが危険を回避する命令や、しつけなどなので、多くは、肯定的な(良い)脚本に用いられます。(ここは親としてちょっと安心)

とはいえ、親も人間ですから、日々、聖人君子ではいられません。
ネガティブな感情からのメッセージを発していることもあります。

その中で、親からの否定的なメッセージを、繰り返し言われ続けると、子どもはなんとか親の気に入るようにしたいと思い、何が何でもそれをしなければというような、駆り立てられるような気持ちになります。

そして、大人になってもその駆り立てられる命令に従ってしまいます。
それが、ドライバーといわれるものです。

ドライバーは、「完全であれ」「他人を喜ばせろ」「一生懸命にやれ」「強くあれ」「急げ」の5つです。

これは、自分が身に付けた無意識の「禁止令」があまりにも苦しいので、それを乗り越えたいとの本人の欲求が隠れています。

ちなみに私は、めっちゃせっかちだったので「急げ」かと思いきや、よく考えて先生にシェアしていただいたら「他人を喜ばせろ」でした。
「急げ」は、多かれ少なかれ、皆、持っているものだそうです。
そういえば、「早くしなさい」は小さい頃、誰でも言われると思います。


自分のドライバーはどれでしょうか?
必要以上に駆り立てられるものがあったらそれが自分のドライバーです。

ドライバーは、禁止令が隠れています。
駆り立てるように行動しても禁止令がじゃまをして、結果うまくは働かないもののようです。

ドライバーを知るところから、禁止令に気づき、苦しい脚本を書き換えることが可能になるのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿