たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

こだわりを捨てる事

2006-11-24 16:47:30 | ゲシュタルト
だいぶ、秋も深まって寒くなってきました。家の前のもみじもホントきれいに赤く染まってきました。

連日のように、若い命を自ら絶ってしまう報道には本当にやるせない思いになってしまいます。

こだわりを捨てる事。とても難しい事です。
仏教で、このこだわりは「執着」といって忌み嫌う事だそうです。

ゲシュタルトセラピーを勉強していると、今ここの感情を味わうという事をよくします。だいぶその意味がわかってきたように思います。

もし今が、辛かったら、苦しかったら、その感情だけをずっと味わいます。
そして身体の感覚をも味わいます。暑い、寒い、頭が重い、等。。。

その時に、なぜこんなに辛いのかを、理屈やなにかで納得しようと考え始めると、憎しみや恨みなど負の感情が増えてどんどん苦しくなるのです。
それは自分を傷つけているから苦しいのです。

人はよく、「傷ついた」とか、「傷つけられた」とか言います。
たとえば心無い人が言った言葉に傷ついた、または裏切られたというような事があっても、本当に魂が傷ついているのは相手のほうです。
でも相手は、平気な顔をしている、としても、それは心が気付いていないだけで、魂はかなり傷を負っています。傷がたくさんある魂は、幸せからは遠ざかっています。

言われた人は傷なんかついていないのです。
でも、同じ思いをさせてやろう、憎い、恨むなどと考えると、その時点で今度は自分の魂が傷つくのです。
そしてこだわりが生まれ、苦しんでしまいます。

今、悲しい気持ちでいるとしても、傷はついていないのだから悲しい気持ちだけをじっくり味わって他の事を考えない、無理にポジティブに考える必要もありません。こだわらないと魂は癒されます。
ゲシュタルトの不思議はここかなと思ったりします。まだまだですけど。。

自分の魂は傷つけないように大事にしたいな~ピッカピカに磨きたいですね。




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