木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

待望のイモ掘り

2024年10月22日 05時11分44秒 | 耕作放棄地

懸案事項だったイモ畑のカヤ退治もあらかた終了した。予想どおりには行かず、地中に残った断片も少なくないが、まあ良しとしましょう。カヤとの闘争は永遠に続くのだ。さて肝心のイモ掘りだが、子狸の栽培種であるベニハルカとベニアズマのうち、ベニアズマが不調である事は了解している。イモ畑をザッと見渡してもツルの繁茂状態がまばらなのだ。極論だが、40センチ間隔で植え込んだものの、一株おきにしか成長しきれなかった模様。しかも試し掘りではイモサイズが小粒タイプだった。

まずもって不調のベニアズマを掘り出す。予想どおりで小粒なイモが控えめに出現してくる。数も大きさも遠慮がちな模様で、掘り出す楽しみがほとんど無い。長年サツマイモ栽培を行ってきたが、こんな現象は初めてだ。ただ有り難いことにモグラやネズミの被害は見当たらない。囓られたイモが皆目存在しないのだ。これは良い意味での異変だろう。真夏の灼熱地獄で活動できるだけの気力が無かったのではあるまいか。そういえば師匠もモグラ除けの風車を作るのが恒例だが、今年は見あたら無いようだ。

ベニアズマは生存株が少ないだけに短時間で完了した。残るはベニハルカで、こちらが主力だ。イモの入り具合も良好で、一株当たりの数も少なくない。それに際立っているのが、程よいサイズと言うことだろう。ナルトキントキみたいに極端に大きなイモは無い。いわば食べ頃サイズを自ら調整してくれたような傾向だ。家庭用で調理しやすいサイズで、マダム衆にも喜ばれるだろう。

ベニハルカは凡そ1/3程度を掘りだして中止した。掘り出し継続は可能だが、持ち帰りが大変だ。一輪車で車まで搬送との手段となるが、道中が坂道で子狸の体力には負担が大きい。可能な範囲で持ち帰ることにしようかと。

今年はベニアズマの異変に惑わされ、収穫作業も混乱気味だ。来たるべき来年だが、6月中旬頃の植え込み予定だ。ベニアズマの原因を突き止めなければならないが、恐らくは困難だろうな。とりあえずベニアズマは選択肢から除外する点では百姓候補生氏と一致した。

 

 

 

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