木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ハザ掛けへの挑戦

2024年10月19日 05時37分41秒 | 耕作放棄地

かって稲作にも従事していた事は既述したかと思う。もうだいぶの昔となるが。米や稲穂への対応は体に染み込んでいると思いこんでいたが、そうは問屋が卸してはくれないようだ。老化現象かも知れないが、細部のことは忘れきってるようだ。というのは他でも無い。師匠から頂戴した稲藁、野小屋の前に積み上げているのだが、奇特にも整理整頓をとの思に到った。記憶を辿ったのはハザ掛けの風景、よっしゃあれでいこう・・・・・・・との発案に。

早速、法面の雑木を利用して竹を横に渡す。ハザ掛け用の支柱だ。此処に頂戴した稲藁を股割きにして掛けると見栄えも良く整頓された光景となる。機嫌良く作業を継続するが、掛けた稲藁が回転する。何度やっても同じ事、結果的に稲藁は落下してしまうのだ。何度もやってると頭の回らぬ子狸でも察しがつく。バランスが取れて無いのだ。

記憶を辿ると、問題は「稲藁のくくり目」と言うことに気付いた。画像の青いラインである。このヒモが稲刈り時はバインダーで自動的にくくられていた。何も考える必要は無かったのだ。ところが稲藁の搬送には個々人で括る必要がある。そのくくり目の位置なんだが、適当だったようだ。要は画像の赤い部分とオレンジ部分とのバランス問題だろう。赤:オレンジが2:8ぐらいの重量比があれば、持ってくれただろう・・・・・・と思う。

稲刈り機の機能に頼り切って、問題意識が無かったようだ。稲藁をバラして組み直せば良いのだが、それも面倒だ。来年度への申し送り事項として脳裏にたたき込んでおこうかと。

他の仲間達を見渡すと、稲木方式のハザ掛けを撰んだ者は無いようだ。大半は積み上げてブルーシート等で保護している。この方式ならバランス問題を意識することも無いかな。何だが一人相撲をとってるようで、むなしい限りだ。まあ、問題点の認識と対応処理に気付いただけでも良しとしますか。

 

 

 

 

 

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