10月に入った.そろそろ「サツマイモ」のシーズンである。収穫はともかくとして、出来具合が気になるものだ。其処で2~3株掘ってみようかとの思惑に。ただ気がかりな点が脳裏をかすめる。発育途上で、特にベニアズマの成長が芳しく無かったのだ。40センチ間隔で植え込んだのに成長したのは一株飛び・・・・・・といった状況だった。本来なら青々とした茎葉が繁りまくり、ツル返しに難儀するのに。今年はツル返しに悩む必要も無かった。つまりそれだけ茎葉が閑散としていたのだ。期待は掛けれないだろうな・・・・・と一抹の不安も。
〇左列がベニアズマ、右列がベニハルカの茎葉です。
2~3株のツルを切り払い、スコップで掘り起こす。畝の土も平べったいようだ。例年ならイモの大きさで土まんじゅうみたいに盛り上がっているのに。出現したイモをみて、落胆せざるを得ない。まるで子どもサイズみたいに小さいのだ。発育が良すぎて大きすぎるイモも難儀だが、画像のように小さ過ぎるのもなあ。
子狸は品種的に「ベニアズマ」と「ベニハルカ」の2種類を栽培している。両者とも掘ってみたが、ベニハルカの方が多少ましなようだ。茎葉の発育状況と比例関係である。それにしてもイモが小さい。
〇ベニアズマのイモ
2~3株掘っただけだから全体像の把握ではないが、大凡の状況は掴めるものだ。今年は典型的な不作だろう。気になるのは仲間達の状況だが、未だ誰も試し掘りを行っていないみたいだ。外観上判別出来るのは茎葉の成長具合程度、眺めて見ると仲間達達の茎葉は勢いが強いようだ。そうなってくると子狸だけの失策とも言えるのかも。
〇ベニハルカのイモ
栽培途上で長老から指摘があった。芋の茎葉とりわけベニアズマのそれが水不足では・・・・・との見解だった。あわててポンプで水撒きしたのだが、1~2度の散布では大勢を決する事にはならなかったのだろう。遅かりし由良之助・・・・・ではないが、後悔先に立たずだろうか。