師匠宅もどうやら稲刈りが終了したようだ。現場を目撃した訳でも無いが、何時の間にか田圃がスッキリとしていた。息子氏の大活躍でコンバインが走り回ったのだろう。稲刈りが済むと定例のプレゼント、有り難いことにコンバインを操作して稲藁を残してくれた模様だ。大御所に通知があったようで、1枚の田圃分を仲間達に提供して下さるとか。
例年の事だが非常に有り難い。農作業を行うに当たって各種の資材が必要だが、とりわけ稲藁と籾殻とは重宝する。仲間達のほぼ全員が恩恵にあずかっているのだ。かくいう子狸もその一人で、本日は頂戴に覗うことに。昨晩の雨で田圃はビショ濡れ、当然ながら稲藁も濡れまくっている。散乱しているのでかき集めて束ね、一輪車で搬送することに。重くは無いが、バランスを取るのが難しい。細い畦道を注意深く搬送する。
稲藁を最も必要とするのが、大御所と長老である。二人とも栽培法にこだわりがあり、スイカやメロン或いはマクワウリ等の敷き藁として活用している。面での使用なので大量な藁が入用なのだ。子狸は敷き藁には使用しないので必要量は左程でも無い。結局、一輪車で4回ほど搬送した。
お隣の百姓候補生氏も頂戴にあがるとか語っていたが、姿が見えないようだ。都合が悪くなったのかな。既に長老と大御所は頂戴済みのようで、畦道には大御所の頂戴分が積み上げてあった。彼のくくり方、積み上げ手法には特徴があって、一目で彼の分だと了解できる。
稲藁は不要品のようにも思えるが、貴重な資材なのだ。ホームセンター等でも販売されており、小さな束が100円~200円もする。仲間達の頂戴分は一人当たり相当な分量だ。金銭評価すれば大きな数字となるだろう。師匠のご厚意に甘え、有り難く農作業に活用させて頂きますか。