長老から大玉のスイカを頂戴した。彼は長年「種なしスイカ」の栽培に挑戦していて、かなりのレベルに到達している模様。一般的には、薬剤の使用によって「種なし」を実現する。ブドウに代表されるような手法であろう。但し、薬剤を使用するものだから安全上の配慮から忌避する者も少なく無い。長老は農薬を否定はしないが好んで用いるタイプでは無い。どうやって種なしに・・・・・・・と尋ねてみたことがあるが、「それは企業秘密だ」と笑っていた。どうやら薬剤を使用しないで種なしスイカの実現に取り組んでいる模様。気になる栽培法だが、彼の言葉どおりで、彼の知財権に属する事項、深い詮索は止めておこう。
さて肝心のスイカなんだが、画像のように皮の寸前まで甘みが詰まった見事な出来だ。子狸が幼少の頃は、スイカの皮が厚くて切り取って浅漬けに利用していたほど、品種の改良が進んだ結果だろう。画像をよくご覧頂きたいが、「種」は見当たらないでしょう。実際ご厚意に甘えて賞味してみたのだが、食べた範囲では種に遭遇する事は無かった。甘みもかなり強く、商品価値は十分高いように思う。無論、彼のことだから販売して収益を得よう・・・・・といった発想は無い模様。新たな取り組みに挑戦することに意義があるようだ。正真正銘の研究者なのかも知れない。前職が気になるところだが、営業マンだった、と笑っているのみ。
さて種が無かったら次の世代の育成をどうするのか気がかりなんだが、彼はどうやって苗を入手してるのだろうか。苗は通常タイプのスイカを利用してるのだろうか。彼のスイカ畑を覗いてみるが、無論、覗いただけで解るはずも無い。どちらにせよ、彼の新たな栽培法、大事に育てて欲しいものである。それと盗まれないように留意すべきだろう。知財権などへとも思わないような、近隣諸国の産業スパイがうろついてる模様だから。
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