捕獲害獣第1号としてアライグマをご紹介したが、このたび第2号が捕獲罠に掛かった。短期間での続けての捕獲だから、ファミリーかと思ったがそうでは無いようだ。今回の主人公は一言で言うと「アライグマ」では無く「ハクビシン」なのだ。害獣には相違無いが別種の動物である。子狸的には、アライグマ=ハクビシン、とみている。どちらも農園を荒らし回り果菜類を食害するのだ。現に捕獲されたハクビシンもスイカ畑の横の罠であった。スイカの甘味を狙ったのに相違無いだろう。
何時もの如く行政に引き取ってもらおうと担当課に連絡、あっけない結末だった。生きてるハクビシンは回収できません、との回答。死んでいたらゴミとして回収するようだが、生存中はどうやら保護の対象らしい。不思議に思って、「鳥獣保護法」・「動物愛護管理法」なるものをめくってみた。ザクッとした理解だが、要は野生動物をみだりに捕獲したり殺傷してはならない・・・・・・ということらしい、無論例外はあって、限定列挙で害獣を指定し捕獲しても構わないとの特例があるようだ。アライグマとハクビシンは害獣に計上され捕獲の対象となってる模様。但し、ハクビシンは個人的な駆除や捕獲は禁止らしい。
個人的にはアライグマもハクビシンも行政にて回収しても良さそうなものだが、出来ないとの回答だった。上記のように鳥獣保護法の縛りが効いているのかも知れない。
とにかく回収不能との事だったので弱った。敵は害獣、食害の被害の大きさを考慮すると、ゴミにしちゃおうかとの悪魔のささやきも。なんぼ何でもそれは出来まい・・・・・困ってしまって、捕獲罠の借用権者である長老に一任することに。
此処で百姓の立場から一言、栽培者にとってはアライグマもハクビシンも同様な襲撃者である。生計の賄いである農産物を襲撃して家計を困窮に導くのは同様だ。アライグマと同じ処罰行為が出来ないのだろうか・・・・・・・・・と。
後日改めて捕獲罠を覗きに出かけた。罠は空っぽであった。此処からは推測に過ぎないが、長老も人の子である、ハクビシンに懲罰を加えるに忍びなかったのだろうと思う。たまたまにだが、罠の扉が何でか知らぬが偶然にも開いていたのでは無かろうか。全くの偶然にだ。
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