木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

稲刈り始まる

2022年10月03日 05時41分26秒 | 棚田

師匠の田圃で「稲刈り」が始まった。例年だと10月中旬なのに、9月の下旬に始めるとは何事かいな・・・・・そんな疑問もあって師匠に問うてみた。すると「合わせんとなあ」との返事、つまり主導権を握る息子氏の日程にあわせたそうだ。結果、品種も替えて早生種を選択したとか。当地ではまだ稲刈りは始まっておらず、師匠宅が一番乗りみたいだ。主役の息子氏はサラリーマン、本職の都合もあるのだろう。休暇が取りやすい時期に稲刈りをセットしたみたいだ。

師匠宅は恵まれていて、大半の田圃が道路沿いにある。従って機械類の使用が可能なのだ。本日も真の主役はコンバイン、エンジン音をうならせながら田圃を走り回っていた。無論、オペレーターは息子氏である。師匠は腰を痛めておられるので、総監督の立場だ。コンバインの活躍で短時間で終わりそうな勢い、やはり機械は速い。恐らくだが、稲作作業では年間十数日位しか田圃にははいらないのではなかろうか。機械化の進行で、労働時間はグッと短くなっている。その分、機械への投資は膨大になってくるのだが。

当地では数少ない事例だが、珍しくも一家総出の稲刈りみたいだ。総監督の師匠を筆頭に、息子氏、大女将、若女将と大人は総動員だ。なかなか見応えのある光景で、かっては何処にでも存在した風景なのだが。最近は農家の子どもでも稲刈りや田植えを知らずに育つのが少なくないとか。その分、ゲームソフトの習熟や習い事に時間を割かれるのかも。

ともあれ秋晴れの穏やかな1日、稲刈りには打って付けの天候のようだ。家族総出のある種のイベントでもある。普段はめったに農作業をされない若女将も、鎌を持って隅切り作業に従事しておられた。家庭円満の元でもあるのだろう。新米が食卓に上るのもまもなくだろうか、品種の名前を聞き忘れたが、長年活躍してきた「ヒノヒカリ」はお払い箱となった模様だ。

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