木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

被害はメロン1個

2024年07月26日 05時05分06秒 | 耕作放棄地

長老とアライグマとの果菜類争奪戦は続いている。やや長老の敗色が濃いようで、少々押され気味のようだ.他人事だと暢気に構えているわけにもいかないだろう。明日は、否、本日は我が身、何時襲撃されるとも限らない。幸か不幸か、長老に比べ甘味に富んだ果菜類は少ない。しかも全てがヤブの中、連中にも見つけられまい、とタカを括っていたのだが。皆さんご期待通りで、キッチリとやられてしまった。不幸中の幸いは被害総額がメロン1個と言う僅少さ。

このメロン、長老から苗2本を頂戴しカボチャ畑の一角に植え込んでいたものだ。知りうる範囲では1個のみ実がなっていた。その貴重な1個が襲撃され、例によって穴あき状態となってしまった。手口からみて犯人はアライグマであろう。長老のスイカ畑と子狸のメロン畑とはそう遠くはない。夜半、徘徊しているアライグマにとって行動圏の範囲内だろう。同一の個体群かと思われる。

カボチャ畑が想定どおりヤブ状態であったため油断していた。連中には見つけられまい、そう信じ切っていたのだ。あにはからんや、連中の方が一枚上手の模様で、簡単に発見したようだ。発見されたらジ・エンド、逃げ場は無い。

たかがメロン1個と宣うなかれ、子狸にとっては貴重な成果品なのだ.ご承知のように子狸はスイカを栽培していない。希少な甘味野菜なのだ。無論、マスクメロンといった高級品ではないが、メロンはメロン。賞味したかった。直ぐ近場にマクワウリを植え込んでいる。マクワウリも甘味の強い野菜だ。メロンが狙われた以上、マクワウリも同様の可能性がある。完全なヤブ状態なので結末は不明なのだが。

不安半分、期待半分でマクワウリ畑を眺めていたら、師匠夫人のご登場。暑い最中ご苦労様、1個だけど食べて頂戴、そう宣って見事なマクワウリをご提供戴いた。ありがたや、流石にモチはモチ屋、ダテに数十年も農作業に従事してはおられない。すごすぎるマクワウリであった。

 

 

 

 

 

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草刈りの続行

2024年07月25日 05時02分32秒 | 耕作放棄地

前回、草刈りを始めたのは10日余り前。草刈りが完了したのか、否、である。途中でポシャッタ・・・・・というのが実態であろう。余りの暑さに耐えかね最後まで持たなかったのだ。思えば耐暑能力ががた落ちしてるようで、作業を始めても短時間で木陰へと逃げ込む。汗はダラダラ、目はかすみ、保護めがねは曇りがち・・・・・継続してると危ないという側面もある。新たなチャンスを待った方が良さそうだとの判断を下した。

以来10日余り経過、まだまだ暑さは厳しく35度前後の気温が続いている。条件は芳しく無いが、多少なりとも刈り取っておこうと決心した。それで無くとも夏場は雑草の成長が早い。既に背丈の高いものは1メートル程にもなっている。当然ながら茎の直径も大きくなり刈払機の負担となる。早めの対処が肝要だ。

意気高く刈払機を持ち出したものの暑さは厳しい。マシーンは機嫌良く始動してはくれるが、目眩がするような環境だ。熱中症で倒れるかも・・・・そんな不安もよぎるが、可能な範囲でと作業に着手。少しずつ刈り始める。僅か数キロの刈払機だが、肩に食い込むベルトの重さが常より重いようだ。気のせいかな。

耕地の全体を刈り取るのは無理として、重点的な部門だけ刈り取っていく。隣地では例の「百姓候補生」氏が草刈りならぬ草抜きを始めていた。彼は中腰姿勢、子狸の立ち作業よりも厳しいはずだ。暑さに耐えながらの作業継続にリスペクト、子狸よりも辛抱強いようだ。

1時間も継続しないうちにギブアップ、本日も最後までの継続は無理だった。急いで木陰へと逃げ込む。子狸の野小屋回りは雑木が生い茂り緑陰を作ってくれている。他の仲間達より好条件で、格好の涼み場所となっているのだ。イスに座り込んで一休み、疲労回復と暑さしのぎに入る。今回も作業の完全遂行は無理だったみたいだ。可能となるのは秋風の頃だろうか。

 

 

 

 

 

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アライグマ捕獲第1号

2024年07月24日 05時24分04秒 | 耕作放棄地

待って待って散々翻弄され続けて来たアライグマだが、どうやら一矢を報いることが出来たようだ。22日(月)早朝農園に出向いたついでに長老の捕獲罠を覗いて見た.何やら黒い物体が。箱罠の中に何かが存在する。接近して注視すると見慣れたアライグマの姿が。ジッとしたまま動かない。どうやら死亡しているみたいだ。直近の動向だが、土曜日までは何事も変化が無かった。恐らくだが土曜から日曜への深夜、罠に掛かったのだろう。そして日曜日炎天下の中で熱波にさらされ熱中症で亡くなったのではあるまいか。子狸は日曜は出動できなかった。他の仲間達の事情は不明だが、暑い最中わざわざ捕獲罠を覗きには来ないだろう。

しばらく待機し9時を待って役場の担当課に連絡、回収に出向いて貰うことに。程なくして若い担当者がご来訪、捕獲罠ごと回収して貰う。尚、ついでに新規の捕獲罠の借り受けも依頼した。敵は一匹だけでは無い、他のファミリーが別在するはずなのだ。被害を撲滅しようと思えば、一網打尽を狙うべきだろう。

尚、過去の取り組みでは囮のエサとして鳥の唐揚げやウインナアー等を使用してきた。今回は長老が何処からか聞き込んだらしく、アライグマはピーナツ菓子が好物との情報で、エサを変更してみた。早速の捕獲である。どうやらピーナツが効いたみたいだ。ピーナツはこぼれるので小袋に入れ、罠の中央に吊しただけだったのだが。

さて柳の下に二匹目のドジョウはいるのかどうか、ヤブ中には潜んでるかと思うが敵も警戒中だろう。仲間達の一匹が捕獲されたのは存じているはずだ。情報の共有化も進んで、対応策を練ってるとこかも知れない。アライグマの更なる反撃はどのような手段を。反応が怖くもあり楽しくもあり・・・・・・だろうか。

捕獲罠を仕掛けてアライグマを捕縛し、最終的には三尺高い所へ・・・・・・。好んでやってるわけでは無いが、百姓仕事は農産物の栽培で生計を賄うこと、暮らしを支えるにはやむを得ない行為かなと。

 

 

 

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アライグマの反撃

2024年07月23日 05時14分44秒 | 耕作放棄地

スイカ畑の襲撃に対し、罠を仕掛けられた恨み骨髄か、反撃モードに移った模様だ。数日、なりを潜めて温和しくしてるように見えたが偽装だったみたいだ。機動部隊では無いが、第二波の襲撃が加えられた。外観上は皆目気付かなかったのだが、中央部のスイカが見事に穴開き状態だった。これみよがしに端では無く中央部のスイカを狙ったみたい。連中の明確な悪意を感じる。

アライグマは知恵者と聞くが、まさか人間の心情まで読み取って反撃を加えるとは、何ともはや。ネットをチェックするも破損箇所は無い。と言うことはネットに隙間を作って潜り込んだか。ネットのスソ押さえは竹の丸太で行っている。端的な話、丸太を持ち上げれば潜り込める。乾燥した竹の丸太は左程重くは無い。

竹を持ち上げたのか他の手法を用いたのか不明だが、防御陣が破られたのは事実だ。当事者の長老もさぞや悔しかろう。重ね重ねの被害実例、それにもまして霊長類の頂点に立つという人間様がアライグマに翻弄されるのが何とも悔しい。しかも他のスイカも沢山あるのに、狙ったのは1個だけ。まるで他のは何時でも襲撃可能だぞ・・・・・・との意思表示みたいで、小馬鹿にされてるようで胸くそ悪い。

侵入口が掴めぬまま地団駄踏んでもしょうが無いのだが、正直対応策が見当たらない。情けないのだが、捕獲罠にも掛からず襲撃は繰り返される。敵さんには相当な軍師が付いているのか、切れ者のリーダーが存在するのか、いずれにしても現時点では負け戦に相違無い。

 

 

 

 

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今年もクワイ栽培を

2024年07月22日 05時01分05秒 | 棚田

師匠の趣味というか特技というか、際だった能力に「クワイ栽培」がある。当地ではほとんど見掛けぬ野菜で、師匠以外に栽培事例を見たことが無い。特徴として田圃の冠水状態が必要で、わざわざ水浸しにするメリットも少ないのだろう。クワイの商品価値ウンヌンと言うことにもなるが、店頭に並ぶことも少ないようだ。家庭で必要とされてるとは言い難いのかも。

このクワイ、縁起物として主に「お節料理」で用いられる模様だ。クワイには芽が出るので、目が出る、つまり立身出世が叶うとの理解がされたようである。師匠宅が立身出世に拘っておられるのかどうかは不明だが、毎年恒例のクワイ栽培の模様だ。師匠のクワイ栽培の特徴は水路での栽培である事だ。

我々が所属する用水路は数十軒の農家を潤し、一番最後の使用となるのが子狸と師匠の田畑なのだ。つまり水系の最末端に位置する。後の利用者は無く、水は再び河川へと戻っていく。従ってある程度融通が効くのは事実なのだ。こうしたメリットを十分に活用されたみたいで、水路の中の土砂の貯まり部分をクワイ畑として活用されてるのだ。

ご存じの方もおられるだろうが、クワイは直径2~3センチ程度の球形で里芋に似たような食感である。個人的には余り好みではないが、縁起物には相違無いだろう。お節の重箱以外で見かける事は少ないのでは無いだろうか。

毎年同じ場所で挑戦されてるようだから,連作障害の心配等も無いのだろうう。収穫は年末近く、寒い時期の取り込みだ。用途は多分だがお節用かと思われる。関西では吹田市が産地だったらしいが、最近は余り聞かない。需要も供給も尻すぼみなのかも知れませんね。

 

 

 

 

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