記事4の文字使いきりの直後なんで、続きです。
さて、復線します。
キットの床板を5.5mm車体にめり込ませたことになるので、床下機器も5.5mm車体に入り込みますので、台座に足を噛ませて床下機器のめり込みを避けます。
既に2枚貼り付けた段階ですが、京商エバーグリーンの0.25mm×0.5mmのプラ帯を切り刻んで、穴の位置に貼り付けて足にします。
厚さが0.25mmで、半分しか嵩上げしません。
これは、自分の主観ですが、嵩上げを一杯にすると後述する「ある部品」が不自然になるので、あえて半分のみの嵩上げにしてナチュラルにします。
キットのままでもこの「ある部品」の位置はどうかなと・・・。
写真を見ても「ある部品」はキットのままでは不自然です。
全て蓋をして埋めてしまいます。
裏側は穴が凹んだままです。
嵩上げイメージはこんな感じ。
これを1.0mmか1.1mmドリルで裏から再び開口します。
実は、床下機器の詳しい状況を見ないでプラ帯で蓋をしたので、あとで機器の塊と矛盾しました(ノ∀`)
このような感じになります。
床下機器の並び替えは考えませんでした。
愛が無いですね。(∑´w`)
床下機器は総分割式で、組み立ての楽しみが一杯です。
こういう汎用機器が色々出てくれるといいのになぁ・・・。
但し、テーパー段差は結構きついので、一個一個削りながら植えていきます。
植えていきました。
楽しい作業です。
で、実は「ある部品」が、右端に映るエアタンクです。
床下から外側に飛び出しているんです。
つまり、このままでは、車体内側に接触して床板が嵌りません。
おまけに、床板と車体底面がキットの通りほぼツライチだと、モールドの甘さの関係で車体から足が浮いて見えてしまうのですね。
だから足を半分の0.25mmにして、この足が少し車体に入るようにしたかったのです。
あと、テーパー削りそこなったのがモロ見え(ノ∀`)
このあと、削っておきました。
ちなみに同系の写真。
エアタンクそのものがそれほど飛び出しているようには見えないんですが、他の写真では若干隣機器より出ているんですね。
ということで、ここはあえてキットを尊重します。
気軽に済ますなら、このエアタンクを奥まらせればいいだけです。
私は変なところに優先順位をつけていますね。
実車を知らないということはこういうことなんでしょう。
で、このままでは車体に干渉するので
足を逃げる凹みを車体に切り欠きます。
これで、地味に車体と床下の向きが決まりました(´∀`*)))ポリポリ
充分なクリアランスです。
まぁ・・・いいんじゃないでしょうか?
浮いているのも見えますし。
フランジの分、遮光が不必要に上がった写真ですが、真ん中よりにある下に伸びた機器(タンクを枕木方向に並べたもの)がいい感じに高さが良いので、この車自体、割と高さの低い機器が多いようです。
こういう床下バラバラのキットがもっと出てくれませんかねぇ?
組み立てが面白いんですけど。
床下機器を板状に一発成形はNゲージでは主流で楽ですが、面白くないんですよね。
昨日の続きです。
やはり、前回の撮影時に見つけてしまった左テールライトの穴のズレが気になったので、ランナーの引き伸ばし線で埋めてしまいます。
基本的に、キットであればその製品のランナーを切り出して、炙って、伸ばして使います。
このキットのランナーは伸びが良いです。
特性としてはやや太めに止まる感じ。
コレもまた使い易そうです。
引き伸ばし線のつくりかた
棒状に切り出して・・・
両端を引っ張る要領で摘みながら回しながら炙って・・・
やわらかくなった頃合を見て、一気に引き伸ばす!!
引き伸ばした根元は
こんな感じ( ・∀・)♪
根元部分ばかり使っている作例ばかりですが、いずれ細くなった部分も使う機会があるでしょう。
やわらかくなった頃合を早めに伸ばすと太めの引き伸ばし線が。
炙り充分にしてから引き伸ばすと極細の引き伸ばし線が。
何回かやってコツをつかむだけです。
この材質は棒状に切り出してキープです(・∀・)
屋根を落とします。
引き伸ばし線は突っ込んだまま。
タミヤの緑瓶さらさらタイプを少量裏から流し込んでいるので、少し軟らかくなっているため、完全に乾くまで放置する部分です。
箱になりました。
相変わらず前面に出っ歯として突き出す踏み板はそのまま・・・
どーみても大きすぎだと思います。
加工するはずでしたが、また忘れましたヽ(´ー`)ノ
いっそのこと、このまま一回その影響を試してみます。
裏側のリブを全てまた削り落とします。
前回、このリブはまったく希望の車体高さに出来ないことが解りましたので・・・。
まず、元のリブ位置を採寸。
真ん中あたりがまだマトモな部分に思えましたので、真ん中を採寸。
ノギスの尻から軸を飛び出させて、採寸します。
ノギスは精度がポイントですね。
模型店で売っている概ねのものは、おもちゃ同然で使い物にならないなと・・・。
ガタのあるノギスって信用できないです。
確かに一個持っていますが、使いようがありません。
えーっと・・・
1.25mmですね。
0.55mm車体を下げたいので。
1.8mmに寸法をセットしてリブ再建に準備しておきます。
京商が輸入しているエバーグリーンシリーズの2.0mmLアングルをまたも使います。
左右分2本切り出し。
切り出し寸法は、88mm
床板のリブを掛ける有効長が89mmなので、1mm余裕を持って切り出し、車体の「ど」センターに置きます。
べつにここまでストイックにやる必要は無い気がしますが( ´∀`)
いまは工作が楽しいので、好きにやってます。
いざ削り落とし!
裏のリブを削りますが、本来なら板状でやる作業ですね。
もう一セットの制作時は板状でやるべき作業を多く残したのが課題です。
リブのやや上にある、丸いポッチ・・・成形時のゲートも綺麗に削ぎ取ります。
アングル接着!
ノギスをガイドに、水平に。
完全に水平に置いていきます。
まぁ、そのままでは、どーやっても暴れるのでアングルの裏ッ側に、タミヤの白瓶セメントを極少量チョンチョンと5点くらい塗布。
材質と車体に粘りを出して仮付け・・・ノギスであっちこっち充てながら取り付けていくと楽かなと。
うーん。
わかりづらい説明だ(;^ω^)
要は接着剤でプラを若干溶かして、暴れないようにするんです。
で、若干熔けてグズグズのうちに、ノギスで押したりノギスに引っ張ったりして位置を決め、決まった部分から、緑瓶さらさらタイプで固定していくんです。
最後、ほぼ全体が位置決めできて接着できたら、ノギスをファスナーのようにスライドさせて、キツイ当りが無いか?また、完全すっぽ抜けていないか?
ノギスを触る手に神経集中させて、ノギスの棒尻と、アングルが軽く擦っている感覚があるとベストかと。
まぁ・・・車体の下辺が歪んでいたらなんも意味がありませんが(;´∀`)
裏側はこんな感じ
左右取り付け!
リブの再建は楽しいです。
車体を組んだときに歪んでいただけで駄目。
左右間違って取り付けても駄目。
水平歪んでも駄目。
決まったら気持ち良い位車体が決まるので、施工の真骨頂かなと(大袈裟か?
上から見るとこーんな感じ。
車端部に建設していませんが、これは付属の床下にトミーのTNカプラー取り付け準備のため一段下がっているため。
床の下がりを採寸して取り付けてもいいんでしょうが、TNの台座が床上に飛び出して結局邪魔したりすることもあるので・・・
深追いしません。
車体を載せます。
バッチリ決まりましたヽ(´ー`)ノマンセー
しかし・・・出っ歯は本当にヤバイです・・・。
この車両間隔まで広げないとぶつかります。
塗装前に削って成形しないとならないですね。
心配性なんで、色々な角度で接しさせてみました。
どんな向きで接させでも裾がほぼツライチになったので大丈夫ではないかと。
テールランプの引き伸ばし線をカットしてみます。
で・・・
穴あけ再開!
0.8mmまで慎重に穴あけです。
美顔になりました。
と・・・
あっさり書いてますが、実は4回も失敗したという・・・。
4回も引き伸ばし線を突っ込んでは削り、突っ込んでは乾かせ・・・とやっている間に、流石に「取り返しの付かないことしたかな?」と思いましたよww
一旦、不貞腐れて、子供と遊んだり。
引き伸ばし線を突っ込むということは、同一キットの同じ樹脂とはいえ年輪のごとく内部で積層や分離していますので、回数を重ねるごとにドリルが素直に入らなくなっていきます。
回数を重ねるごとに初回のドリルは「より」細くしていき、影響の無いようにします。
最終的に0.25mmまで駆り出しました。
最後の回では、0.25→0.3→0.5→0.6→0.8と4回もドリって、削りカスを睨みながら穴あけをしました。(;´д`)ノ
さて、0.8mmで仕上げながら、ふと疑問が浮かびました。
現物のレンズは何mmか?
今 頃 考 え る な !Σ(`Д´;)
ですよねー?
と・・・いうことで
現物です゜・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)。. .。.:*・゜゜・*
ちょっと違うんですが、骸骨型です。
えーっと。
琴電さんから譲り受けたものです。
見学に行った際、ゴミ箱に転がっていたものを「これはどの車のです?」と聞いたら、
「1000型120の。持ってく?(笑」と。
茶色化した際に、頭頂部腐食のため新品誂えたらしいです。
(たしかに、かなり錆の塊です。)
で・・・頂いてしまいました(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
もうその後の旅が豪い事にww
2個ありましたが、1個持ち歩くので精一杯w
重い重い。
スーパーマルナカ(香川のスーパー)の袋にこれ入れて歩くオサンは変態そのものです。(;´Д`)
採寸すると、レンズはおよそ118mmでした。(長年の塗料で判然としない)
1/150で7.8mm。
あ・・・ほぼ合っています。
ちなみに構造を解説しておきましょう。
電球は2個入るようです。
明るさを2段階調整するのに、2本フェラメント電球が無かったのかもしれません。
急行灯のとき。
白色レンズの意味はここにあります。
レンズの下に2枚の板が備わっています。
一枚上げると・・・
塞ぎ板でした。
片目にするためと思われます。
塞ぎ板を下げてもう一枚上げると・・・
赤ガラスが出てきて、尾灯になるようです。
ちなみに、名鉄3800のテールはこのような引っ掛け式ではなく、張り付いたものです。
張り付き品なら、某社某車庫見学の際に見せてもらいました。
こういうテールライトですね・・・
ぱかっ!
名鉄3800は地味にまたちょっと違い、正面は横に開く模様です。
また、写真を見る限り、その分厚さから急行灯対応の2個電球のようで、厚みがこれよりかなりあります。
文字数の限界により・・・続く
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セオリーどおり、L型に接着します。
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接着はタミヤの白瓶を接着する双方の面に、薄く塗り、3分ほど乾かせた後に併せます。片面塗布では力強く接着できませんので。
その後位置が決まったら緑瓶さらさらタイプを流して固定。
実はここまでで初期動作でいくつかのポカをしています。
例えばテールライトの穴あけを忘れていました。(´・ω・`)
ので、L字型で乾いた状態を見計らって、バイスに軽く挟んで保持&ここで穴を開けます。
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ど真ん中が怪しいです。(lll´Д`)
やはり、板部品の時に打つのより数段、作業性や精度が劣る工程になってしまいました。
0.3mmで下穴を開けると
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・・・ (/ω\)ヤッテモウタ・・・
思いきりずれました・・・。
ランナー引き伸ばし線を作って差し込み、間違えて開けた穴を埋めなおします。
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今回はタミヤ緑瓶さらさらタイプで裏から軽く溶着しています。
下穴あけ直し
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元に戻りそうです。(・∀・)
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大きく逸れた左側については正確に開けなおせました。
右側を修正しようか思案中・・・。本穴まで開けてズレに気が付いてしまった。というか、本穴時に曲ったっぽい。
次に付随車が枠になったので、動力車との床下高さチェックです。
ちょっと悪い噂も聞いていたので、床板を嵌めてみると、どうも床下がきちんと水平に収まらないじゃないですか。
コンマ数ミリ、ねじれた感じで収まります。
どうもリブ建設しなおしがデフォのようです。
で、前面部分をつなげて測ると・・・
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左 メーカー設定高さのままの付随車。
右 前回高さを自己設定した動力車。
思った以上に高さに差がありました。
動力車はこれでも前回の計測では0.2mmリアルより高く設定した筈ですが、それでも付随車は0.6mm程度さらに高い設定です。
動力車は、動力の関係でリブを建設しなおし、現実とほぼ差が無いくらいに設定しましたから、キットのオリジナル設定はかなりトイ的です。
参考ラインを書き込んでみました。
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自己設定に揃えるには約0.5mm~0.6mm程度、付随車は車体を低めなくてはならないようです。
リアルに寸を取るならば、さらに動力車を0.2mm、付随車を0.55mm程度下げなければなりません。
ということで今日はここでおしまい。
動力車の車体内寸0.5mm狭めも実施は「次」ということで。
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