タイトルからしておかしいですが。(ノ∀`)
所持品棚を漁っていたら、こんなのを掘り出してきました。
マイクロエースの再参入初期の製品である、キハ40北海道色です。
出てくれるだけでも有難い品物と言う感じでしたが・・・
その出来は、お世辞にもいいものではありませんでした。(´・ω・`)
分厚いテカテカ塗装、プアで不正確なディテール、すぐ走らなくなる動力・・・
出てくれたからいいというレベル以上のものではないです・・・。
で、まぁ扱いも良くなく走ればよいという風に扱われたため、運転会で一気に酷使して終わった品です。
かなり厳しいお話です。
これを弄ってみたらどうだろうと思いついたわけです。
NDCの塗装で、まぁまぁリハビリが出来たんで、コレもリハビリ用途にしてしまおう!
と言うノリです。
駄目になったら駄目になったで良いやという感覚です。
うわさされるトミックス製品が出てからでは、加工しようとも思わなくなるでしょうし・・・。
さて、見つめてみましょう。| 冫、)ジー
前面掌握がかなりヤバ目です。
20年前に出たKATO製品と比べるのも酷です(´・ω:;.:...
前面種別幕の周辺部分が、キハ24みたいで、キハ40の特徴である角枠がそもそもありません。
流石にまずいと思ったのか、この次のロットから成形しているようです。
で、キッチンさんからデカールを購入してみました。
苫小牧区の塗装もやってみましょう。
さて、資料を掘り出します。
ひとことにキハ40北海道タイプといっても、タラコ色時代からJR北海道初期色までは概ねワンマン化前で、現在は苗穂機関区所属の一部以外はワンマン改造されて700番台になり、更に機関の改良や車体の改修で1700番台や、数々の番台に追加改造されているなどバリエーションがあります。
基本的なキハ40-700番台
なぜか遭遇率が高かった715号の改造前です。
現在は1715になっています。
また、配置区特有の改造も進んでいるんですよね。
例えば上のものは苫小牧区のものですが
函館区になると・・・
前面手すりに虎縞の警戒ゴム板が付いています。
青函線の電化を注意喚起するものらしいです。
ちなみにこの車、便所用水タンクが撤去されています。
この当時、1700番台改造がスタートする直前~直後で、1700番代になれば標準改造となったトイレの水脈更新による屋上水タンクの撤去ですが、その以前に原型エンジンのまま便所のみ交換してしまう車が何台か存在しました。
噂によると試験的改造だったようです
これがその車だったようです。
最初気が付いたとき、便所を撤去したかと思い付き添ってくれた職員さんに聞いても撤去は無く、タンクだけ無いという状況がわからなかったという時期のもの。
ちなみに水タンクは小型化されて車体床上設置になったそうです。
また旭川区配置のものを中心に、耐雪カバー付ホイッスルを装備します。
この形態も2種類存在します。
釧路区配置のものを中心には前面扉にサボ枠が付いています。
苗穂区は、学園都市線用と函館本線用に大きく分かれており、学園都市線用は基本的に冷房が付き、急行用から戻ったものも存在しています。
華やかな?急行から降りたものは、一度埋めた窓を不恰好な大窓で開けられ、惨めな姿です。
実は一部クリーム色ベースではなく、グレーベースです。
写真で見えないかもしれませんが、これはグレーベースです。
キハ141系もグレーベースですが、実は学園都市線石狩当別以南全車がグレーではなく、この撮影時期だった2000年~2002年ころでも、数両はクリームベースでした。
グレーベースは学園都市線用40系で、なおかつキハ40に限られ、石狩当別以南専用車に限られています。
苫小牧区でも日高線用のものはエンジンも色も変化しており、頭には細いアンテナも取り付けられています。
日高線ロゴが便所の無い向きでは車体センターに張られています。
更新した1700番台は、水タンクが無い以外、模型的には変わりません。
一方、苗穂で学園都市線用に使われているキハ48は
原型といえる外観を残しています。
色はグレーベースです。
写真撮影は殆ど職員さん立合いをお願いできて撮影できました。
ありがとうございました。
てなことで、プロトタイプを求めます。
模型的に映える苫小牧区日高線色をデフォとし、キハ48が居るので学園都市線を走る車にしようと思っています。
ぱっと見の汎用性の高い苫小牧区や、苗穂区の函館本線用のクリームベースJR北海道色も捨てがたいのですが・・・。
それはトミックス製品を待ちます(`・ω・´)
出なかったら大変ですが、出してくれますよね?
てなことでIPA(水抜き材)プールにどぼーーーーん!!!
このまま、もっと大きなステンレスバット(元天麩羅調理用)に水を満たし、天麩羅油を切る「上げ底」を置いてストーブの端っこに乗せました。
温度計を挿して温度は50度までにし、熱くなり過ぎない様に上げたり、また置いたりを繰り返します。
それ以上熱くなると車体が変形するからですが、IPAを加熱すると見る見る落ちるので、低温で煮る訳です。
で、20分~40分くらいで・・・
塗装完全溶解!
帯、デカールだったんですね・・・(;゜Д゜)
剥き剥きマシーンオツカレチャ━━━━( ´∀`)━━━━ン!!!!
真っ白になりました。
NDCのように乳白色です。
奥の2台はテールライト「レンズ」が取り替えられていました。
接着されていて取れません。
KATOのキハ40ジャンク車体と並べます。
前面はこれから毟って来た方がいいな・・・。
どうみてもKATOのほうがいいです。
比較していきます
車体幅が結構違いました・・・。
下辺を合わせているんですがこのまま前面だけ付け替えても駄目っぽいです。
親子亀してみます。
全長は1mm程度マイクロエースが長いです。
便所窓のこのイメージ差は何かの嫌がらせでしょうか?
酷いもんです。
(´・д・`)
もっと酷かったのは
あのー・・・
窓間隔なのかなんなのかわかりませんが、全然違いますよ。(ノ∀`)
但し、一部グリルはマイクロエースのほうがいい場所についていたりと、なかなか微妙です。
さーって、意外と難儀そうです。
KATOの車体にマイクロエースの窓を埋め込みたい気分ですが、実はそれも半端に異なり正しくならないようなんですね。
例えば、改造によっては削り落とすエンジン冷却風取り入れ口(上写真にある大きなグリル)は、マイクロエースのほうが「北海道モデルに限って」は、1/2が正しい分割だったりします。
キハ48は少なくともコレが活きるので、目立つこのディテールは、多少プアでもマイクロのほうが良いということになります。
さーって、どうしたもんやら・・・。
え?諦めろ?
またまたご冗談を'`,、('∀`) '`,、