朝、雨上がり、心もとなく、鳴く鶯。毎年早春に鶯が町内の庭庭を渡り歩き、それぞれの庭で少しづつ鳴く。今年はもう来ないのかと思っていたが、やっと鳴声を聴くことが出来た。これでやっと春の訪れを実感した。朝は必ず来て、長く降り続いた雨もいつかは止み、そして春もいつかは訪れる。人とかけ離れた天地の営みは幾千年も時々刻々と機械的に正確に刻まれている。天地が意思を持っているとすれば真っ先に天地を汚す人間をやっけるだろう。そうならないように人は自然と折り合いをつけて暮らすことを求めなければならないと思う。
今日3月8日はミツバチ(3 8)の日だそうです。ドイツの童話「蜜蜂マーヤの冒険」の一節~私の心は喜んだり驚いたり、色々なことを味わったり、冒険をしたりするように出来ているんだ。私はどんな危険も恐れない。~ どんどんと外に出ていろんな文化に出会って蜜を取ると同時に花粉を体に付けて飛び回り、花を咲かせて回る。そしてまた、その蜜を頂き、豊かになっていく。一箇所に留まっていれば人間的にも豊かになれない。分かっているがなかなか出来ない。