タンポポは花びらに見える部分は、じつは花で、1個1個におしべやめしべがあり、それが200個こくらい集まって一つの花に見せている。これが一つの花だと思ってたが確かに最期に綿毛になって飛んでいくとき、その1個1個にタネがついています。公園の近くで白いタンポポを見つけました。白いタンポポも成長過程で黄色い色素が作られそれを分解する酵素があるために花びらが白くなります。調べて見ると白タンポポの中央部分から伸びているのは花柱で、花柱とは茎と花の付け根にある子房(果実になる部分)と、柱頭(花粉を受け取る部分)をつなげる役目をした管のことだそうです。花の寿命は3~7日ほどで、花がしおれたあと花びらの下にあるガクが膨らみ綿毛がでてきます。白タンポポの実はとても細く小さく、殻は固く完熟しても裂けません。だから発芽率は数パーセントととても低くいので白タンポポは珍しい。タンポポの葉が地表近くからロゼット(放射状)に広がり、新しく伸びてくる葉が古い葉と重ならないように成長するのはより多く日光を受けとって光合成をするため。黄色いタンポポの葉は地表面を這うように成長しますが、白タンポポの葉は地表から立つように伸びていきます。花は調べれば調べるほど面白いですね。
◆ローストビーフ ◆きのこと南瓜のグラタン ◆牛肉と新玉ねぎの甘辛炒め ◆白菜とハッサクのサラダ ◆野菜スープ ◆ご飯
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追記:
西洋タンポポ:キク科の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。現在は日本中に広がっている。葉はすべて根生、羽状に分裂。花茎は中空で葉をつけず、先端に黄色の頭花をただ一個つける。総苞の外側の片が著しくそり返ることにより、日本のタンポポと区別できる。都会地周辺のタンポポはほとんどこれに入れかわった。葉を食用にする品種がある。根を健胃剤とする。花は黄色で、春以外にも咲き、無性的に種子をつけて増える。ヨーロッパでは古くから食用。ショクヨウタンポポ。赤みタンポポもセイヨウタンポポと同じでセイヨウタンポポに似るが、全体に小形で、葉の切れ込みが深く、果実は赤味を帯びる。花期は4~6月。
ダンデライオン:[名の由来,民俗] タンポポの根は辛みがあるためにイエス・キリストの受難の象徴とされ,また一般的にも辛苦の意味をもつ。英名ダンデライオンdandelionはフランス語のダンドリオンdent de lion(〈ライオンの歯〉の意)が転訛したもので,葉の欠刻(ギザギザ)がライオンの歯に似るためだという。しかしフランスでは利尿剤に使うところからピサンリpissenlit(〈寝小便〉の意)とも呼ばれる。