15日に京都・清水寺で発表された「今年の漢字」は『安』でした。安全保障関連法案の問題もありますが、皆が安心して暮らせる世の中を求めていると言うことだと思います。安倍さんが首相になってから良い面も悪い面もありますが、庶民・生活者の視点が欠けており、次から次に言葉だけが先行して実態や結果が伴っていないので不安に陥り、安心を求めている多くの人達が居るのではないかと考えます。毎年、「今年の漢字」は世相を上手く表現していると感じています。今日は家人がベットの下に敷く木材板をホームセンターで買って来たそうです。ベットの脚が荷重で畳にくい込むのを防ぐためです。私は松葉杖で段差のある所を病院リハビリ室で練習しました。家の階段は踏み面が大きくないので松葉杖では難しいから2階には後ろ向きに這ってしか行けそうにないが、それも腕の力が必要で難しそう。2階のことは完全に私の足が治るまでは家人に頼るしかなさそうです。安=宀+女で、女性が家の中に落ち着くさま だそうでわが家も『安』が求められています。
~ 今日の夕食は、有りません ~
家人は5時に起き、6時に朝刊を取りに玄関を出た。いつも、その時に雨戸を開けるが夜のように暗いので一瞬躊躇する。でもいつも通り雨戸を開けたと言う。私は外に出ることがないので暑い寒いもない季節感のない、また時間感覚のないずっと昼間のような生活で過ごしています。それは家に居る時は私にとって理想の生活でした。食事を作ることも、あたふたと食べた後の後片付けも、お掃除も、お洗濯も、何もしないで済む生活で読書に耽り、寝たい時に寝る。家人とは少しお喋りをして感謝の言葉を掛け合う程度で暮らす。でも、小さな空間での閉じ込められた生活は動物園で生き物が生活しているのと同じで本来、食べ物に苦労しながらも森で活き活きと活動しているのとは違います。病院で飼われている人間になっているように思い、他方では自分の腑甲斐無さを感じています。
~ 今日の夕食は、有りません ~
娘が11時頃見舞いに来てくれました。程なくして家人が卓球を早目に切り上げ、やって来ました。13時のリハビリ予定時刻までお話をして娘と家人は家に戻りました。家人が言うには冷蔵庫に残っているお野菜で味噌汁や振りかけ風のものなどを作ってくれたそうです。そして、二人でベッドを大きく二つに解体して2階から1階に降ろし、また組立てたそうです。これで私が帰って来ても生活ができるよと言います。娘は15時前にバスに乗って帰っていったそうです。娘はやるべきことをやり終え、ほんとスケジュール通りだったと家人はビックリしていました。娘もさすがに疲れたらしく、姫路駅近くでは寝ていたと言う。娘にありがとうとご苦労様と心の中で感謝する。
~ 今日の夕食は、有りません ~
今日は娘の誕生日です。娘が生まれた日のことを思い出しました。可愛かったこと、この上ない。あれから四十数年が経ち、娘にも子どもが二人生まれました。忙しい中、明日、娘が見舞いに来てくれます。有難いことです。リハビリは担当者がお休みでありません。家人は日曜日も同じように朝早くから病院が開いているものと思っていたら8時半前は夜間緊急入口しか開いておらず、その前で待ったそうです。毎日、新聞やお茶を持って来てくれます。帰りには前日分を持って帰ります。いろいろと私の世話をしてくれます。家に帰り、少し暖かかったので裏庭の百日紅の今年伸びた枝の剪定をしたそうです。一年で枝を大きく張り、2メートル近く枝を伸ばし、そして夏にはその枝々に花を付けます。このエネルギーはどこから来るのか不思議です。私もこの怪我にめげずに頑張ろうと思いました。
~ 今日の夕食は、有りません ~
雨は上がったものの曇り空のパッとしない天気で気持ちもパッとしないと家人は言う。冬はそういうものなのでしょうけれど…。気温は昨日よりは数℃低くなったが11月中旬並みであるらしい。入院していると外界と切り離された生活で天気も政治経済も関係なくなってしまう。身の回りの人達だけの閉じられた社会です。それはそれで早く元通りになって空の下で活動できる状況になるような回復期環境なのかも知れません。今日から松葉杖を使う練習を始めました。階段は未だですが、平坦な場所は松葉杖を使ってうまく歩けました。
~ 今日の夕食は、有りません ~