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三菱UFJ銀行の横領について 銀行員の見解 参考用

2025-02-04 13:07:09 | 日記

ひゅうさんの日記にも書かれていましたが、

貸金庫の7億円の金塊を盗むという所業。

しかも10億円以上も盗んでいるとみられている・・・

2か所の支店で横領していた。

 

貸金庫=自宅より安全が覆った事件でしたね。

被害は70人とも言われています。

それに、最近の横領って、

銀行だけでなく、JAとかも、途方もない大金が横領されている。

なぜこんなに簡単にできるのか?

地方銀行に勤務している友人に聞いてみました。

 

まず、彼女が不思議に思ったのは、

先程の三菱USJの行員が、

2020年から継続して勤務していたことです。

確かに地方銀行でさえ、3年ぐらいの間隔で転勤になります。

それが約4年半。

異動になると知り、慌てて取り繕ったことから発覚のようです。

支店長代理なので、異動先が限られると言う点が、

長く同じ支店に働くことになったのかもしれません。

 

そもそも貸金庫は、一般の銀行員は立ち入ることは出来ないそうです。

彼女の勤務する地方銀行でも、

課長職以上の決められた担当職務の人しか立ち入れないそうです。

しかも横領防止にペアで常に動くこと。

恐らくこのルールが三菱USJにはなかったのか?

うまいこと言って単独行動していたのでしょう。

 

また、不思議なのは、監査です。

銀行と言うところは、監査が多いです。

彼女の勤務している銀行は、

順番に1週間休暇を取ります。

単純に福利厚生が整っていていいなあではなく、

これは個人が横領などの不正をしていないか?

確認のための監査です。

ですから、監査をされもするが、

自分も他の行員の監査をするのです。

個人もあれば、銀行全体の監査もあります。

それをうまく逃れることが出来たのは、

かなり杜撰と言えるでしょう。

 

横領した行員は、FXの損失補填だったようです。

11年前にもFXや競馬で700万円の損失を出し、

民事再生手続きを取っています。

手続きの終わった1年後に、

のど元過ぎれば何とかで、

またFXに手を出したようです。

個人が民事再生手続きをしても、

これを理由に解雇は出来ません。

それもあり、一度うまく行ったことで、

どんどん加速していったのでしょう。

 

松本清張の小説で横領する女性は、

不倫した男性の慰謝料のためでしたが、

現代は投資と言うか、投機がきっかけとは…

世の中には、何百億円も市に病院建設のため、

寄付する人もいると言うのに・・・

 

身の丈に合った生活をしていかなければと思いました。