私立中高一貫校 共通テストで中高一貫校は有理か？

2月7日、正式な共通テストの結果が発表されました。
私の印象としては、暫定の平均点と大差なかったですね。

そして、いろいろな人の書き込みを見て気が付いたのは、
特に数学は「中学校受験」に近い問題が出たので、
中高一貫校の生徒には有利だったのでは？
と意見が結構ありました。

確かに数２Bは、それに近い問題が出題されました。
わが子は2校、中学受験しました。
算数は、特殊算と言って、特殊な方法で解く問題がかなり出題されます。
8割以上は、この問題の学校が多いです。
ですから、学校では成績がいいぐらいのレベルでは、太刀打ちできない。
算数も、面倒くさいやり方を、面倒くさがらずにできる子どもが正解にたどり着ける。
そんな印象があります。
また、この特殊算を攻略できるか？が算数は肝となります。
わが子は、算数が得意だったので、時間はかかっても、最終的には、
何とかかんとかできたという手応えで、入試に臨みました。

なら中高一貫校の生徒が有利か？
面倒くさい計算をひたすら解くことが出来る生徒は有理かもしれません。
実際我が子は、数１Aしか今回受験していませんが（中3）、
場合の数・確率は、ずっとつながった問題だったらしい。
ひとつ躓くと、正解にはたどり着けない。
そういう問題が出題されたそうです。
かなり面倒くさかったらしいです。
また、かなり今回は、問題文章が長い。
国語力も問われたと言えます。
国語の苦手なわが子の3年後は、本当に不安です。

中高一貫校は、授業速度がかなり速いです。
わが子の通学する私立中高一貫校なら、上のクラスは、英語は、高１の春で終わります。
下のクラスでも、高1の2学期です。
数学は、中３で高2の勉強をします。
ですから、有利不利の前に、ついていくことが出来るのか？
という問題が起こるのです。

定期テストも習ったところから出題されるわけでもない。
点数の振るわない生徒もかなりいます。
それでも、何とかかんとかしないといけない。

一般的な進学校より有利な点は、受験勉強時間が長いということ。
常に過去問をさせられます。

ですから、私としては、そんなに有理？とは思っていません。
むしろ、わが子は成績の振るっていない生徒です。
ただ、模試慣れをしていたせいか、今回の共通テストは、学校で上位となり、
自信がついてきたのは、いい傾向だと思っています。
今後どうなるかはわかりませんが、努力していってほしいですね。