小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

極月(十二月)三日

2013-06-03 | 嘉永二年

寒い。昼過ぎから山中殿へ行き、そのまま正住寺へ回る。
瀧本も一緒で精進料理を一重もらって帰る。
留守中に庄大夫は来なかった。原茂平の書を持参した。
夜になって遠藤一郎がきた。
親類に頼まれたので大きな紙に詩歌画を三人で書いてほしいとのこと。
年内に仕上げたいそうだ。
だから十五日までに描き上げてもらってその後十五日で表具仕上げにしたい。
お礼にはお酒と炭を差し上げ候という。
酒、牛肉、寿司を取り寄せて出した。
美人画を三枚見せた。
庄助が来た。
コメント
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