診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

吹き返し

2017-07-23 03:31:55 | 日野
いつものポンコツレンジャー
今度はリザーバータンクから冷却水が多量に吹いてくるという症状。



メーターは振り切っていないという。



車検は毎年イスズでの契約メンテナンス
これを放置する気持ちがわからないんですけどね。



重整備は日野ディーラーでやっており



ヘッドが新しいのでガスケット抜けはひとまず置いとき
EGRクーラーからの漏れを点検したんですが異常なし。
あと残るとしたらコンプレッサーからの吹き抜けなんで
その点検を打診したら日野さんに任すと・・・
これはうちが信用されて無いんじゃなくて、車両担当さんは
ヘッドに問題があると思うのでディーラーと相談するって事です。
というわけで消化不良ですが、当社での点検は以上で終了。


できれば整備は一つの工場に絞っておいたほうがいいと思うんですけどね。

キラッと光るもの

2017-06-26 23:02:37 | 日野
いつも壊れるH18年 XZU424デュトロ
以前、間違えてヘッド降ろした時と同じ症状(インジェクターだだ漏れ)でご入庫。



白煙もくもく、去年1.2番インジェクター交換しており
まぁ今回は3.4番交換だな・・・と安易に思ってたまるか!



他の車両に比べてインジェクターの故障が多い。
特に燃料ダダ吹きっていうのが、異物噛み込んでるだろっていう予想通り
キラっと光る物が多数。
サプライポンプ内部磨耗による金属粉がインジェクターに回って故障で間違いないようです。



てーわけでサプライ交換。
配管がメンドイけど比較的楽ですねデュトロは。



テーパー状のシャフトに挿してるのでタガネで叩けばポロっと取れます。



規定通り、65N.mで締める。



ギヤ位置もわかりやすいのでこの車好き。



コモンレールも外してエアブローで洗浄。



インジェクターは4本すべて外して1.2は状態確認、3.4番は交換
合わせてデリバリーパイプに段つき磨耗が見られたので交換。
取り寄せてびっくり、1本1万近くするものもある。
3.4千だろとたかを括って見積もり取らなかった事を後悔。



スロットルに使う液ガスを用意しようと取り出したらコレ
イラッとしたので「きたねー使い方だな」と大きな声でアピール。



しかも使いかけを放置してね。
マジックで「きれいにつかいましょう」と注意書きしたほうがいいのか?
もうまんま小学生じゃないか。



怒ってばかりじゃちっとも進まないのでちゃっちゃと組んでエンジン掛ける。



補正修正前ですが良いですね。
交換前はすでにエンジン始動不能、クランキングでサプライ3MPa、パークリ吹いてのエンジン始動で
4番10mm/㎥なのを確認済み。









適当にどっかに座ってポチポチ。
ワイヤレスは楽だぁぁぁ



とも言ってられないんだなこれが。









DT-3300での使用感も確認。



ポンプ機差学習が見当たらなかったのでGscanで確認と強制再生。
HINO-DXならあるけど、この年式だと手動タイプになるみたいね。(ファイネスで確認)
マフラーに溜まった燃料はグフゲフッな感じで。
どのツールで診断しようか迷うなんてちょっと前まで考えられなかったなw

当て逃げ

2017-04-20 21:34:19 | 日野
区切りがついたので載せます。
3月も後半に迫った日、車検を通したレンジャーが当て逃げされました。
場所は陸運局内、しかも幌が被っていた為、気づかずに納車し
お客様からのクレームで発覚。
ただただひたすらに謝罪し、うちの者が当ててない事を確認したら
管轄の竹ノ塚へ被害届けを申告。

陸事内のカメラがあるところに駐車してたので淡い期待を持っていましたが
本日、警察へ聞いた所、「解像度が良くないため正直わかりません」と
諦めざるを得ない状況です。





幸いアルミブロックの一部をヘコまされたので分解して交換しました。





幌の一部も破けていましたが、修理できるからいいよと許していただけました。
繁忙期の陸事は事故がメチャクチャ多いらしい事を聞きました。
誘導員や警備員が居る所に停めましょうね。

アー ハラタツ

またか

2017-01-24 20:28:51 | 日野
とお思いでしょうがお付き合いください。
はい、DPFのお話です。

H18年 UDコンドル(日野エンジン)
最初は例の故障コードP2002で、昇温不良。
再生温度見ながら様子見てもらうかなぁ、とコード関連の写真はございません。
で、再生すると排気温度がめまぐるしく変化するんです。



センサー固定ブラケットが割れ、DPF本体上で暴れてました。
カチャカチャいってたのはこれのせいだったのか・・・





純正ブラケットの形状なんですが、DPF本体をぶら下げ固定してるステー通さないとボルト留めできない構造。
フレームについてるL字のステーは工具箱で取れないし
イラっとしたんで作っちゃいました。



とりあえず温度は正常に戻ったんで再生作業。







やっべ、日野車は通常600度まで絶対上がりません。
中でススが溜まってる証拠ですね。



650度越えたら強制ストップの用意をしてましたが幸い600度が頂点で下がってきました。



で、ふと目を離した隙にいきなり900度!
冷静に考えればわかるのですが、DPF後ならまだしも手前で900度はありえませんね。
あせってエンジン止めましたw



断線しかかり。



在庫があったので急いで取ってきてもらいました。





再度強制燃焼をして、差圧を確認して完了です。
排気温度センサー高いですから気を付けてくださいね。

そして、前記事のエルフ
排気ブレーキがおかしいとかきましたが





何かを引っ掛けたんでしょう、全体的に歪んでストッパに隙間が・・・
交換か迷いましたが調整でテスト走行、異常が無くなったので様子見です。

DPDトラブルが無くなる事は無いですな。

今更ですが

2017-01-06 21:15:29 | 日野
あけましておめでとうございます。
年末年始どうでしたか?ゆっくりできましたか?



H20年 デュトロ
年末最終日に電話が鳴り、洗車して止め、仕舞おうとしたらエンジン掛からん
と緊急の引き上げ。
なぜか車内水浸しなんですよ、まさか洗車で車内まるごと洗ったのかってくらい。
社長に問診しましたが、うちの従業員だってそこまでバカじゃないだろって怒られた(´・ω・`)



だってあまりにもタイミングよすぎるんだもの・・・
半分、水没覚悟してくださいねと念を押し



初爆も無いので診断機をつなげる。
ここで何か拾えればリレーやらの「ろくしょう」を疑う予定でしたが
幸いエンジンECUに侵入できず。



ECUカバーに垂れた跡が幾筋もあったので分解。
裏面?はそうでもなかったのですが





なぞったように至る所で基盤がショート。
これはわかりやすい。



いつもの解体屋さんにお願いして中古を用意してもらい。



無事に始動。





DPRの再生やら問題ない事を一通り確認し安堵。



さて原因。



おっきな穴をテープで塞いでただけ。
裏側は袋状になっており。そこを伝ってインパネ全体に水が回ったんですな。

今後、色々なトラブルは不可避ですがしょうがないよね。
とりあえずはこれで納めました。

こんなトラブルが舞い込んできたので年末年始は憂鬱でした。
なんでこんな時期に・・・