診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

こんな零細でも

2018-09-08 00:24:20 | 修理
存在価値はあるみたいです。





取引先の紹介で初めてのお客様。
車検でお預かりのN-one、特におかしなところは無く
プラグは焼きつき防止塗って再使用、ベルトやパッドなどを交換し、マキシスでスキャンツールのレポートを
添付し納車。
履歴もはっきりしてたので次回車検時に必要なお勧め整備などを書いておいたら
丁寧に見てくれたと喜んでもらえた様子。
今やプラグなんて見る工場は少なくなりました。
オイル溜まってようが年数経ってようが10万キロまで交換不要と謳ってしまう弊害なんでしょうね。
記録簿もそんなニュアンスなんで「大丈夫なんだ」と思う人も少なからず居るでしょう。
部品の耐久性も伸びた現在、それでもやることは昔とさほど変わりません。
車を手放すときに「そういえば故障らしい故障、無かったな・・・」なんてことになってくれればと思います。

お次はミニキャブ



今一番怖いのがこれ。
気付いて修理し始めたのが半年ほど前なので、一巡するまであと1年半はこんな思いするのか?とちょっと憂鬱。





現在9万キロ、次回車検時には13万キロになると思われるので了承をもらって
取り掛かる。

アレにやらせるか考えたのですが、オイルポンプの固定とかでたぶんやらかすから
考えるだけムダだな・・と。



アレコレ方々に手を出してる状況なので、急いでいても間違えないよう
タイベル基準値のほかに個人的にベルトの歯数や位置などマーキングしています。



急いでるときによくやるのが、不要なベルトを使っての締め付け作業。
専用工具もあるにはあるんですが、セットがめんどうだから
だいたいこんな手抜きしてます。



前回のエルフのタイミングでもそうですが
クーラント交換シールの向きや貼り方、ものすごいイラっとするんです。
こんなの見せられてるうちは重要な作業はさせられません。



あまり知られていないんですが、ミニキャブにもエアコンフィルターは付いてます。
場所は運転席、ブレーキペダルの根元付近にあります。
これが詰まると外気内規のレバーすんごい固くなって最悪折れます。





車検で入庫のフォワード
圧力ススイッチとコンデンサモーター交換して納車。



合間にアリで買ったものの確認。





ブン投げて潰れてるじゃん・・・
中身が無事ならいいけどさ。
昔からダイヤフラムの良否判定に困ってたからこうた。



気持ちよく削れたボルト。





ガス漏れ、コンプレッサー異音交換で入庫のサンバーでしたが、ほっとくわけにも行かないので
修正





リヤエンジンってのはメンテ不足になりがち。



緊急入庫のフォワード。
エアコンが効かないのとバッテリーマークが点灯したから見てと。



測定するまでもねえ・・・







モノが新しいので締め忘れですな。



ふふふ・・・工賃ふんだくってやりましたよ。







車検でご入庫のトヨエース
ラジエターも劣化してたので予防的に交換、前回り無いと超楽。





途中でエアコンが効かなくなったエルフ。
マグネットの隙間が無いので調整で済むかな?とシム外して組付けたら
本体からゴロゴロ音。





次の日にテンショナーとコンプ交換。



小さい缶なのに・・・やたらめったら使ってるのに減らないねぇ。



とっとと組み上げたら納車だと、外はゲリラ豪雨。



久々にアイスタイムをくれました。



トヨエース再開。





2回目のタイベル20万キロ、まだまだこれからですな。



車検で緊急入庫のフォワード。
なぜ緊急?うちの近所トラック見れるところが極端に少なくて
今まで見てた工場に人が居なくて断られたからなんとかして!と





幸い、去年ガッツリ系の整備してたので油脂類交換と点検のご依頼で済みましたが
来年はちゃんとバラしましょうね。
うちの点検メニューになりつつある差圧パイプの詰まり洗浄or焼入れ。



4HL1系のカテで見ることが可能。(ライブデータに限る)



変速ショックが大きくなったAK12マーチ。
スムーズになり快適に。



ベルト鳴きが治まらずテンショナーごと交換。
ベアリング軸にガタがある以外、外観に変更は無いように思えるが
ぴったり音が止んだ・・・



オーバーヒートの警告が出たというタント



アクティブにてクーリングファン不動。
こちらは見積書送って作業待ち。

小型から大型(一部ですが)エアコン含めてトータルで見れる零細工場は
少なくなったと聞きます。
ユニックの油圧修理もあるし、この中で活路はしっかり残ってると思う。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (take)
2018-09-08 09:36:10
なかなか綺麗にブーツを破ってますね。ほんの気配りで避けれるものなんですけど。まぁ、LLC交換シールの貼り方を見ればその方の仕事に対する考え方が分かりますね。

昔、航空業界にいましたから分かりますが、海外では貨物は投げて扱うものです。投げないのはただ重すぎて投げれないだけです。日本ではありえませんが、どちらかと言えば日本がおかしいのかもと思うこともありま
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Unknown (黒猫)
2018-09-08 14:43:19
お元気さまです〜♪

点検に出したら、プラグを点検するのは当たり前じゃないですか?
私は診ているものとディーラーに出してます。
結果は診てないかな?
バイク屋は黙っても車検時交換してきます。
エアコンフィルター交換勧めるならプラグ交換言ってこい!
エアコンフィルターなんか素人でもできるのに(笑)

かつてR32GTS typeMに乗っている頃、ディーラーの点検ではボディマス締め!なんじゃしれ?でした。
当時は若かったですね。
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こんばんは (でーらせいび)
2018-09-08 21:04:38
相変わらずお忙しそうですね。

プラグの件、特にインマニ被ってるタイプのエンジンは省略されがちですよね。
何でもかんでも【白金P】ですものね。
白金でなくても【白金P】てなってる記録簿も散見されますwww
おっしゃる通り、きっとプラグホール漏れなど気にも留めていないのでしょう。
ブヨブヨなったイグニコイルが可愛そうでなりません… (泣)&(笑)

恥ずかしながらクランクプーリーの押さえに廃ベルトとは及びもつきませんでした、参考にさせていただきます!
今までスタータ外してやってましたモノで…おかげさまで時計・ラジオのチューニングの手間が省けます(笑)

あっ最後に…
フォワードの登録番号がご開帳されておりますが……💦
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Unknown (運送屋)
2018-09-08 22:18:42
お疲れ様です。

クーラントのシールの貼り方を見る限り仕事が想像できます。
シールもですがラジエーターキャップの向き等も気になります。
うちにも居るのですが雑なんです。
部品の箱や道具を足で退かしたりゴミが目の前に落ちていても拾わないとか。
仕事以前の問題です。
当たり前のことを当たり前に出来ない人間は何言っても無駄ですね…。嫌になります。。

うちは真夏のアイスタイムは日常的です。
冷蔵庫には常にアイス常備です。
大体3時になるとアイシング~が合図です(笑)
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Unknown (koyomi-86)
2018-09-09 17:41:18
takeさん こんにちわ
彼独自の整備基準というのが不明でもっと危機感持って望んで欲しかったんですけどね。
本人の気持ちも冷めてるので仕方ない部分もあります。
youtubeで物投げてる動画よく見ますが、まさしくアレなんでしょうねw
中身さえ無事なら文句は無いので半分楽しんで届くの待ってますw

黒猫さん こんにちわ
インマニ外さないと対面できない車両は致し方無いとは思います。
外した事の無いプラグは特徴があって
緩めるときにパキッと音がしたらだいたいソレです。
メーカーが省略できると明記してますからねぇ、プラグホールへの漏れを点検って追加しないと触るディーラーさんは少ないと思います。
ほら、たくさんお客さん抱えてますしね。

でーらーせいびさん こんにちわ
新型セレナでようやくインマニ装着のままプラグ脱着できるようになりましたね。
見逃していた部分が多かったので今後はしっかり見れるので安心して送り出せるようになります。
できれはイグナイターのゴムカバーは耐油製にすれば手抜き派には完璧だと思います。w
廃ベルトの最後の仕事、本望だと思います(誰が?)
固いと食い込みが激しいので様子見しながら試して見てくださいね。
あとでナンバー修正します・・・

運送屋さん こんにちわ
自分が見てわかればいいや、と誰が見てもわかるようにの意識の違いでこんなにイライラするものだとは思いませんでした。次回交換時期を書かないのもどうもその辺を考えるのが苦手なようで・・・
キャップは自分が緩めて水抜きしてる途中で思わず写真撮ったのです。

今年は猛暑で冷凍庫に飲み物を入れるようになってしまい、アイスが補給される事がほとんどありません。
もう非難ごうごうです(自分だけ)
はやく涼しくなりませんかね~
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Unknown (T_A)
2018-09-13 11:21:10
AK12マーチのテンショナーはテンショナーシャフトが動く部分(写真だとプーリーに隠れてる所)が大きく広がってるのが、新品は狭くなっていると思います。プーリーが傾きやすくなってベルト鳴きが出るようです!

タントは100℃超えてからファンが回るので怖いですよね。あとリザーブタンクから吸うホースが短いのでLOWの少し下から吸わなくなるので気を付けてください!
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Unknown (koyomi-86)
2018-09-16 00:53:29
T_Aさん こんばんわ
マーチの件、なるほど!そういうことでしたか。
まだ他にもあるのでもっと観察してみますね。
タントのラジファン交換後のエア抜きで97度越えても全然動かないから、誤診したかとびっくりしましたよ~w
リザーバのホースも短いと感じてましたのでHIの少し上まで調整しました。
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初めまして (ぽんこつ)
2018-10-08 23:39:54
ぽんこつです。
以後宜しくです。

失礼とは存じますが・・・ミニキャブのクランクプーリーは外まわりで止めをしない方が良いです。
理由はダンパーゴムです。
外周(補機類駆動ベルト装着部分)で回り止めをし、センターボルトを締めると、内周と外周の間のダンパーゴムの接着が剥がれる恐れがあります。
三菱は過去にダンパーゴムの接着に難があって、補機類駆動ベルトを張りすぎると、プーリー外周と内周の間のゴム(ダンパーゴム)の接着が剥がれて・・・あとはお解りになられると思います。
近年では、スバルのサンバー(T1と2系)のクランクプーリーもですが、スバルは延長保証(登録から10年まで・・・)でやってたのに、台数が減るとリコールと言う、ありえない対応。。そんな事をやっているから、検査不正も悪気なしに平気でやっていたのでしょうね、と思いたくなります。
それと、ご存じでしたら、ごめんなさい。3G83の、オイルポンプはオイルポンプケースの裏側のOリング、カムシャフト後ろのキャップのオーリング、そしてヘッドカバーパッキンとプラグホールパッキンも弱いです。うちはいつ漏れても良いようにミニキャブ用は常時在庫しています・・。

プラグについては、プラチナやイリジウムの普及に伴って、チェックする機会が少なくなりましたが、カーメーカーの言う寿命はあてになりません(トヨタなら長寿命イリジウムは20万㎞ですが、プラグメーカーは10万㎞とのことです・・)。
それに、イリジウムも短命の物が装着されている(特にスズキが多いです)事から、チェックしないといけないのですが・・。
良い圧縮、良い混合、良い火花、大切な3要素です。
あと気付いたのが、熱価です。
新車装着時とその後が異なる場合があり(ダイハツKFNAは初期はNGKで7番でしたが、7だと熱価が低いため冬場に始動困難になるようで、途中で6に変わりました)、長寿命タイプが装着されていると、途中で変更があっても、チェックされずに改善されない恐れもあるかもしれませんね。
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Unknown (koyomi-86)
2018-10-12 23:04:27
ぽんこつさん はじめまして
ご指摘ありがとうございます。
プーリーダンパーの剥離は当社では1台も無かったので全然気にしていませんでした。
今後は気をつけて整備します。
オイル漏れ箇所は定番ですよね、幸い部品商がだいたい持っているので緊急時以外は事足りてますが・・・
プラグに関してもイリジウムだからと同一で語れないですよね。
よく触る車以外は説明書なり整備書なりで交換時期を確認することが当たり前になっています。
メンテナンス時期を伸ばす為の白金化が逆に扱いづらくなってる面がありますねw
間違ってるところがあったらガンガン指摘して下さい。
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