切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 名所江戸百景 逆井のわし

2017年02月06日 | Weblog

「逆井のわし」

清らかな中川の葦のもとに、ゆっくりと降り立つ白鷺の群れ。江戸と下総(しもうさ)を流れる中川にあった逆井の渡しを亀戸側から描いたもので、対岸には西小松川村の家並みを配す。川岸の松並木は、村民三郎兵衛の所持地であったため、「サブの桧」と称された。中川は隅田川の東側に平行して流れる川で、このあたりは中川と隅田川を結ぶ竪川の東端にあたる。逆井という名は、江戸湾が満ちた際に水がこのあたりまで逆流したことに由来するという。

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