切り絵

浮世絵を切り絵に

岐岨街道 鴻巣 吹上富士遠望 英泉

2021年03月22日 | Weblog

「鴻巣」

人家が途絶えた寂しい道は、鴻巣宿近辺ではなく、さらに先の吹上辺りの風景である。旅路の目印とな榎が植えられている原野を、荷物を担った旅の商人や虚無僧が行き交い、背景では雪を頂く富士の山が雄大な姿を現している。又 此処には勝願寺といふ浄土宗十八檀林の一ヶ寺ありと記されている。

次回は「熊谷」

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二年前のブログ 千駄木団子坂

2021年03月21日 | Weblog
 
名所江戸百景 千駄木団子坂
「千駄木団子坂」団子店が並ぶことから称される団子坂は、別名千駄木坂・潮見坂とも云い、現在の文京区千駄木にあたりで眺めの良さに多くの人が訪れた。坂の上に位置する紫泉亭はもと植木屋......
 

 

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木曽街道 桶川 曠原之景

2021年03月11日 | Weblog

「桶川宿」 曠原之景

雀の囀る、簡素な家の庭先で、石臼を使い脱穀している農婦に、振り分け荷物を背にした、旅人が氷川天満神社(加納天神)への道を尋ねている。主人は一服つけるため囲炉裏に煙草の火をさがしている。此の付近では名産である煙草の葉が軒下に吊り下げられている。桶川宿の北に広がる湿潤な昿原に暮らす庶民を描いた図である。

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一年前のブログ

2021年03月09日 | Weblog
 
東海道五十三次 日坂
「日坂」にっさか(静岡県掛川市佐夜鹿)日坂は箱根に次ぐ東海道の難所の一つと言われる中山峠の小夜。急峻な坂道は駕籠かきも商売にならない。空駕籠を持って登る駕籠かき。下る旅人。この......
 

 

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一年前のブログ

2021年03月04日 | Weblog
 
東海道五十三次 金谷
「金谷」金谷宿は島田宿と大井川を挟んで反対側の岸辺。中央奥に山が見えるが実際には存在せず、牧が原台地を描いたのだと推測される。川の中で荷物を大勢で担ぎ上げている川越人足達や、対......
 

 

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木曽街道 上尾宿加茂之社

2021年03月02日 | Weblog

上尾宿

実りの季節を迎えた神域と農民の働きぶり、そして旅路である。上尾宿と江戸方に一つ手前の宿場である大宮宿との間に位置する加茂神社の秋祭りが近いであろうか、社には何本もの加茂大明神の奉納幟がはためいている。社の前では農民が唐箕を使って籾の精選に励んでいる。此処にはは立場茶屋があり、今しがた茶屋を発った侍と供の二人連れと、一服しようと立ち寄る商人が見える。

コメント (2)
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