切り絵

浮世絵を切り絵に

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2024年10月28日 | Weblog
 
六十余州名所図会 但馬 岩井谷
「但馬」 岩井谷本図は、『山水奇観』を参考に描かれており、実際に描かれた岩井谷の場所は2つの説がある。一つは、但馬の国と県境の牛ヶ峰山の峡谷付近とする説。もう一つは兵庫県......
 

 

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富嶽三十六景 武州千住

2024年10月21日 | Weblog

「武州千住」

武州千住は、いまの足立区千住。そこから眺めた富士を描いている。二人の人物が釣り糸を投げているが、これは隅田川の支流で釣りをしているのだと思われる。恐らく綾瀬川あたりではないか。右手に四本の柱からなる構築物があるが、これは水門だろうか。その手前には荷を積んだ馬と、馬を引っ張る男が描かれている。男は釣りをしている二人の様子に眺め入り、馬の方は何やら興奮している様子だ。手綱に結わえられた藁草履が気になるのかもしれない。

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2024年10月20日 | Weblog
 
六十余州名所図会 丹後
「丹後」天橋立日本三景の一つである天の橋立。日本三景は元々、江戸時代の儒学者林春斎が全国を歩いて記した『日本国事跡考』に登場する絶景三カ所をあげたもの。天の橋立は、野田川......
 

 

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富嶽三十六景 青山円座松

2024年10月11日 | Weblog

「青山円座松」

青山円座松とは、青山の龍岩寺(現在の渋谷区神宮前)にあった笠松のことをさすらしい。一方、富士のほうも、青山から見たにしては不相応に大きく描かれている。富士と言い、笠松と言い、実物よりはるかに大きく描いたのには、構図上の都合が絡んでいるようだ。富士と松とは一体になって、富士の頂を頂点とした三角形を描いているし、また、富士と松に挟まれた空間は逆三角形を描いている。この逆三角形は、逆さ富士(水面に映った富士)をもじったつ様だ。

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2024年10月09日 | Weblog
 
六十余州名所図会 丹波 鐘坂
「丹波」 鐘坂鐘が坂は、谷深くの交通の難所として有名であったが、明治以降は整備されて、現在は国道が通る場所である。この場所には、「鬼の架け橋」と呼ばれる奇岩があり、大江山......
 

 

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富嶽三十六景 東都駿台

2024年10月01日 | Weblog

「東都駿台」

駿台とは駿河台の略称。今の御茶ノ水駅付近の、神田川の南側の台地のことを指す。このあたりには幕臣が多く住んでいたことから駿河台と名づけられた。。神田川は江戸城の外堀を兼ねていたという機能上のこともあって、両岸を切り立った壁に囲まれている。神田川に通じる斜面を、大勢の人々が行きかっている。棒振りや行商人など町人の姿が多いが、中には家来を従えた武士の姿もある。駿台を含めた神田界隈は、徳川時代から多様な人々がともにくらす賑やかな場所だった様だ。

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