切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 六十余洲名所図会 淡路五色濱

2017年08月21日 | Weblog

淡路五色濱」  

淡路国は現在の兵庫県の一部で淡路島と沼島(ぬしまは淡路島の南、船で10分)にあたる。淡路島西側の鳴門に近い砂浜には、メノウ、コハク、ルリ等の五色の小石が観察されることから、五色浜と呼ばれる。瀬戸内海の東部に位置し、明石海峡大橋で本州と、大鳴門橋で四国とつながっている。淡路は明石とともに鯛の名産地としても昔から有名で、図で描かれているのは鯛の振り網漁であろう。赤い衣と緑の衣を着た漁師の漁船が互いに協力しあって漁をしている様子が描かれている。

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歌川広重 東海道五拾三次 神奈川 台之景

2017年08月12日 | Weblog

「神奈川 台之景」 

江戸から七里の「台之景」は神奈川台と呼ばれる海沿いの丘のことを云う。眺望の良いところで右の坂道には宿屋が並び、江戸からの旅人は此処で最初の宿をとった。茶屋の女たちが「おやすみなさいやアせ」と声をかけて、旅人のお客さんを引っ張っている様子が描かれている。左側には船着場として栄えた港が描かれている。水平線上につきでているのは野毛山、その先の半島は本牧岬であろう。

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北斎 冨嶽三十六景 神奈川沖波裏

2017年08月01日 | Weblog

神奈川沖波裏

北斎の作品の中では最も有名であり、世界で知られる最も有名な日本美術作品の一つである。巨大な波が飛沫をあげながら、今まさにくだけ落ちようとしている。小舟は、襲いかかる波濤にじっと堪えて航行を水流にまかせているかに見える。北斎はあたかも、同じような舟に乗ってこの場面を描写しているかのように視線を低くとり、波も富士も見上げているのである。肉眼で波がこの様に見える事は無いが1/4,000以上の高速シャッターで荒波を撮ると図の様に映るそうだ。

(ジグソーパズル)は此処をクリック

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