切り絵

浮世絵を切り絵に

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2024年11月30日 | Weblog
 
六十余州名所図会 石見
「石見」 高津山2007年の世界遺産登録で「石見銀山」は一躍注目をあつめた。石見国は現在の島根県西半部にあたり、万葉集・柿本人麻呂の生地、終焉の地として古くから知られてい......
 

 

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2024年11月22日 | Weblog
 
六十余州名所図会 出雲
「出雲」 大社‶ほとほと″とは、小正月に神が人々を祝福するために来訪するという信仰から生まれた行事で、正月14日の夜に顔を隠した若い人が各戸を訪ねて、お供え物を受け取ると......
 

 

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富嶽三十六景 尾州不二見原

2024年11月21日 | Weblog

「不二見原」

尾州不二見原は、現在の名古屋市の中心部近くで、辺りは建物が林立し、富士は見えないが、徳川時代にはこのように、遠くに見えたと思われる。大きな円の中に小さな三角形を描き込んでいる。大きな円は桶で、小さな三角形が富士だ。桶が描く大きな円は、北斎愛用の「ぶんまわし(コンパス)」で線を引いたのだろう。部材を円柱状に組んで箍で締めた後、桶の内側に職人が入り込んで、槍鉋で内部の仕上げをしている。槍鉋はどんな用途にも使える万能の鉋だ。仕上げが終れば底板を嵌めて製品としての桶になる。

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2024年11月12日 | Weblog
 
六十余州名所図会 伯耆
「伯耆」 大野伯耆(ほうき)の国は現在の鳥取県の西部にあたり、その中央に座す大山(だいせん)は、標高1,711mの中国地方最高峰の山で、古くから信仰の霊場としてとして崇め......
 

 

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富嶽三十六景 甲州犬目峠

2024年11月11日 | Weblog

「甲州犬目峠」

甲州犬目峠は、今の山梨県上野原市の西部、権現山の麓にある。そこからだと今でも、富士がくっきりと見える。徳川時代の昔なら、この絵のように細部までくっきりと見えたに違いない。富士の麓を霞でぼんやりとさせるのは、北斎の常套手段だ。その霞を挟んで、向う側に富士が、手前に犬目峠の稜線が描かれている。稜線の尾根道を、旅人らしい人々が歩いていく。画面全体に静寂感が漂っているような印象を与える。

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2024年11月03日 | Weblog
 
六十余州名所図会 因幡
「因幡」 加路小山小山とは、鳥取県鳥取市湖山町にある千代川河口西岸の湖山砂丘(鳥取砂丘の一部)周辺の地名である。図にも見えるように湖山池には青島、猫島などと呼ばれる無数の......
 

 

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富嶽三十六景 武州玉川

2024年11月01日 | Weblog

武州玉川

多摩川は大きな川だから、下流では対岸が霞んで見えただろう。川幅からして中流域を描いたのだとわかる。川の中ほどには、客と荷を積んだ渡し船が浮かび、手前の河原では、荷を積んだ馬を引っ張る男が渡し船の様子を眺めている。船頭は、流されまいと必死に漕いでいるように見える。富士山は、霞の上に頭を出しているように描かれている、霞と川の境界は一部ぼやけている。そうすることで、富士が遥か彼方にあるということを強調しているのだろう。その割には、富士は大きい。

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