「飛越の堺つりはし」 (岐阜県北部と富山県越中)
飛騨と越中の国境に架かる手摺もない吊り橋を樵の夫婦が渡って行く。深い谷間に架かる橋は人の重さで沈み、緊張感のある表現となっている。行く手の山には鹿が遊び、中空には鳥が飛ぶ。足元の谷は雲に隠れて見えない。北斎は人々の伝承から想像で描いたものと思われる。
「ジグソーパズル」ちょっと時間がかかりそう。
「飛越の堺つりはし」 (岐阜県北部と富山県越中)
飛騨と越中の国境に架かる手摺もない吊り橋を樵の夫婦が渡って行く。深い谷間に架かる橋は人の重さで沈み、緊張感のある表現となっている。行く手の山には鹿が遊び、中空には鳥が飛ぶ。足元の谷は雲に隠れて見えない。北斎は人々の伝承から想像で描いたものと思われる。
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「拙州布引之滝」 (兵庫県神戸市灘区摩耶山町)
布引之滝は生田川の上流にあって、水源は摩耶山の北側にあり、およそ六十町でこの滝にかかる。そこからおよそ十五町のわずかな距離で海に注ぐ。雌雄の二つの滝に分かれ、遠くから見ると白布を敷いたように見えるため、この名がある。「あしの屋のいさごの山のみなかみを登りて見れば布引の滝」(『夫木集』ー衣笠内大臣)の一首があるが、『伊勢物語』『平家物語』にも登場し、古来から名高い滝であった。段になって落ち、次第に大きくなってゆく滝の景観がよくとらえられ、そ滝を眺める人物も、小さいながら生き生きとしている。