切り絵

浮世絵を切り絵に

北斎 諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし 

2013年07月22日 | Weblog

「飛越の堺つりはし」 (岐阜県北部と富山県越中)

飛騨と越中の国境に架かる手摺もない吊り橋を樵の夫婦が渡って行く。深い谷間に架かる橋は人の重さで沈み、緊張感のある表現となっている。行く手の山には鹿が遊び、中空には鳥が飛ぶ。足元の谷は雲に隠れて見えない。北斎は人々の伝承から想像で描いたものと思われる。

ジグソーパズル」ちょっと時間がかかりそう。

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広重 本朝名所 拙州布引之滝 

2013年07月12日 | Weblog

拙州布引之滝」  (兵庫県神戸市灘区摩耶山町)

 布引之滝は生田川の上流にあって、水源は摩耶山の北側にあり、およそ六十町でこの滝にかかる。そこからおよそ十五町のわずかな距離で海に注ぐ。雌雄の二つの滝に分かれ、遠くから見ると白布を敷いたように見えるため、この名がある。「あしの屋のいさごの山のみなかみを登りて見れば布引の滝」(『夫木集』ー衣笠内大臣)の一首があるが、『伊勢物語』『平家物語』にも登場し、古来から名高い滝であった。段になって落ち、次第に大きくなってゆく滝の景観がよくとらえられ、そ滝を眺める人物も、小さいながら生き生きとしている。

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北斎 冨嶽三十六景 三坂水面

2013年07月04日 | Weblog

三坂水面」 (御坂峠)山梨県南都留郡富士川口町

河口湖越しに見る富士。湖面に映った“逆さ富士”として有名な作品だが、夏の風景だと思われる。湖畔の民家もひっそりと眠る早暁の感じが、湖水に一艘浮かぶ漁舟の姿でも知られる。この「さかさ富士」は北斎の奇智に富んだ構図であり人々の眼をたのしませたことであろうが、写っている富士山と、実際の富士と幾分の形容が違っている。

ジグソーパズル」は此処をクリック

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