「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




週末は金沢での講演会でした。
コレステロールの脳卒中、そして頚動脈プラークに対する影響を勉強する会でした。
私も悪玉コレステロール(LDL)が少々高いので、人事ではありません。
まず、高脂血症に関して、金沢大学循環器内科・野原淳先生から、わかりやすいお話しをしていただきました。
金沢大学循環器内科は家族性高脂血症に関して、非常に精力的に研究されており、日本トップクラスの膨大な経験に基づいた先生のご講演は大変勉強になりました。
私の方からは、LDLを低下させることにより脳卒中の発症を予防できるというエビデンスと、実際の血管内治療(頚動脈ステント)の前後での脂質管理についてお話させていただきました。
最後に、参加者全員でディスカッションして、大変有意義な会となりました。

野原先生を囲んで参加者で記念写真です。

トンボ帰りの金沢行きでしたが、夜は私の敬愛する富山大学脳神経外科桑山直也先生に加賀料理をご馳走していただきました。
ありがとうございました! でも、コレステロール値上がったかな?ご馳走で・・・


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昨日は第16回岡山脳血管内治療研究会でした。
私がジュネーブ大学留学から帰国して、岡山でも脳血管内治療を本格的に発展させたい!と考えて、最初は岡大の同門の中だけで始めた会です。
ジュネーブでは血管モデルの仕事もしていましたので、当時日本ではまだ行われていなかった血管モデルを使用した機器のハンズオンも会の目玉として、やってきました。
そのうち、近隣の血管内の仲間の先生が加わり会自体もかなり大所帯となってきました。
昨日は大阪から藤中俊之先生、昭和大から奥村浩隆先生、お隣倉敷中央病院から石橋良太先生の豪華3人ものゲストをお招きして、また各自「痛恨ないしは会心の症例」を持ち寄って、大いに議論を交わしながら勉強できました。
若い先生も多く参加してくれて、まだまだこの分野は伸びていくことも実感できました。


夜遅くまで、議論は尽きませんでした。藤中・奥村・石橋先生、ありがとうございました。

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またまたブログの更新が遅くなってしまいました・・・
さて、
連休と重なったクリスマス、皆さんはどのように過ごされましたか?

私は、緩和ケアの講習会で二日間みっちり勉強してきました。
岡大病院の医師として受講が必須と言うことで、私の専門の脳血管内治療とは対極にある、
緩和ケアについて土・日の二日間、県医師会会館にこもっての講習でした。
よりによって年末のクリスマスの時期に・・・と言っても、この日程でしか私の受講できる日がなかったのです。
講習の中には、癌患者になって余命宣告を受ける・・・というショッキングなロールプレイもありました。
私は「オカダタケシ」という名前で、Jリーグのサッカー監督を来季も続ける契約を終えて検診をしたところ、
末期癌が見つかった、余命3-6ヶ月、という設定で役に入りました(設定は自由にできるのです)。
これは疑似体験だとわかっていても、役になりきって演技していると非常に重苦しい気分になりました。
その他、種々の症状と、それに対する対策など多くの学びがありました。
素晴らしいスタッフの皆さんのお陰で、濃厚な講習会を体験できて感謝しています。

ちょっと疲れて、重い気分で自宅に帰ると、玄関のクリスマスツリー?が出迎えてくれました


今年も残りわずか・・・ラストスパートですね。

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昨日は日本脳卒中協会岡山県支部の市民公開講座が岡山コンベンションセンターで開催されました。。
私は、「脳卒中の脳血管内治療」と題して、お話して来ました。
現在もっともホットな話題で、市民の皆さんにも知っておいていただきたい急性期脳梗塞の最新治療から、頚動脈狭窄症、そして脳動脈瘤の血管内治療をご紹介しました。
なるべく一般の方にわかりやすいようにお話したつもりですが、いかがだったでしょうか?


今回のお世話をいただいた川崎医科大学脳神経外科宇野教授と脳卒中科八木田教授とご一緒に


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週末は湘南Vascular Conferenceで鎌倉に行って来ました。
前回の写真は、夕焼けの江ノ島と湘南の海岸、そして富士山の遠景です。
実は、鎌倉を訪れるのは初めてで、元(ウィンド)サーファーとしては湘南スタイルに憧れが強いのです。
それにしても、自転車にサーフボードを積んで海に通う中年オヤジ、様になりますねぇ・・・

さて、今回も脳血管内治療について、コアな話題を語り合う会でした。

おもてなしいただいた横浜新都市脳神経外科病院・森本 将史先生はじめ、お集まりのメンバーに感謝です、本当に楽しく有意義な会でした。

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さて、私はどこにいるのでしょうか?
何やらお城の天守閣が、地面の上に”ポン”と置かれたような、不思議な構図
その遠景には雪を抱えた富士山のようにも見える山が・・・

正解は弘前城でした。現在、100年ぶりの本丸石垣大修理とのことで、石垣の上にあった天守を移動させ(天守曳屋)、空き地の上にそのまま鎮座している珍しい光景を見ることができました。雪山は「津軽富士」と言われる岩木山です。弘前城は桜の名所として知られていますが、残念ながら来訪が二週間ばかり早かったような・・・

昨日は弘前大学神経内科教授東海林幹夫先生のお招きで青森にお邪魔して、第14回青森県脳卒中フォーラムで「急性期脳卒中における血管内治療最前線」のタイトルで特別講演を行ってきました。最新の血栓回収療法と、動脈瘤に対するコイル塞栓術からフローダイバーターステントを使った最先端治療のお話をしてきました。
青森で脳卒中治療に日夜奮闘されている多くの神経内科・脳神経外科、そしてコメディカルの方々にご参加いただきました。
私は、青森にお邪魔するのは初めてで、短い滞在でしたが、たくさんのリンゴをお土産に楽しんで参りました。
東海林先生は岡山大学神経内科に助教授で赴任され、私も大変お世話になりました。
そして、弘前の地で新たに神経内科の講座を立ち上げられ、青森県の脳卒中治療の中心的存在としてご活躍です。



東海林先生、瓦林先生、そしてご参集いただいた先生方、楽しい夜をありがとうございました。

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熊本から東京に飛んで、第16回International Seminar of CVD にて講演させていただきました。
この会は、毎年1回東京で、脳血管障害の中から一つのテーマを決めてエキスパートの話を集中して聞くという主旨の会だそうです。
今回のテーマは「大型動脈瘤」という脳神経外科医にとっては大変チャレンジングなものでした。
治療が難しく、自然経過でも予後が不良な大型脳動脈瘤にどう立ち向かって行くか・・・

血管内治療を代表して私と順天堂大学大石英則先生、開頭術の立場からは秋田大学清水宏明先生、昭和大学水谷徹先生が講演されました。
私は「大型動脈瘤に対する治療戦略:血管内治療の挑戦」として、過去11年間の経験をご紹介しました。
それぞれ,素晴らしい内容で日本の脳外科医も捨てたものではないと実感しましたが、それでも皆さん(私も含めて)、痛恨の症例がいくつもあり、改めて治療困難な大型脳動脈瘤のいやらしさも痛感しました。
そして、最後に京都大学宮本享先生の特別講演を拝聴しました。数々の困難な症例に確固たる信念と哲学を持って治療にあたる宮本先生の姿勢には、圧倒されました。
血管内・開頭術、両治療を駆使して、困難な動脈瘤をうまく治療していきたいものです。


会終了後、河野、川原、岡田、丸山先生と
皆さん、いつもお世話になりありがとうございます!

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先週末は講演会の「ハシゴ」でした。
まず熊本で、「進化する脳動脈瘤血管内治療」と題してお話させていただきました。
私が脳神経外科医になったのが、1987年。
そして、その中で、脳神経血管内治療を志したのが、1991年。
この25年間の脳血管内治療の進歩は著しいもので、私自身まさにその怒濤の、進化し続けてきた時代を過ごさせていただきました。
今回は、これまでの脳動脈瘤に対する血管内治療の歴史を振り返りながら、最新治療の紹介をさせていただきました。

そして、会終了後は、熊本の郷土料理を楽しませていただきました。
馬刺し、辛子レンコン、球磨焼酎・・・


熊本では大森先生を中心に、神経内科の先生も含めて血管内治療を頑張っておられることがよくわかりました。
そして、何と、クリップの名手として有名な藤岡先生までもご参会くださいました,感謝感激です。
さらに若い先生を含めて、交流を深められて、有意義な熊本遠征となりました。皆様、ありがとうございました。

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一昨日は盛岡で第2回岩手ウィンターセミナーに参加してきました。
2月の盛岡で天気が心配でしたが、やはり・・・雪。それでも、幸い大雪とはならず、地元の先生方によると今年はまだ暖かいとのことでした。
会には、脳神経血管内治療医のみならず、一般脳神経外科の先生、そしてコメディカル・スタッフの方々も数多く参加していただいていました。
この中で、「脳動脈瘤血管内治療のこれまで」と題して、お話させていただきました。ちょっと古い歴史も交えて、脳動脈瘤血管内治療を”総ざらえ”したつもりですが、皆さん、楽しんでいただけたでしょうか?


皆さん、雪の中、ご苦労様でした!お世話になった、菅原・紺野・そして木村先生、ありがとうございました!

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一昨日は第21回札幌脳血管内手術手技研究会にお招き頂き、札幌医科大学記念ホールにお邪魔しました。
「脳血管内治療Up to Date」として、昨年のJSNET2015岡山での最新のトピックスをお話しして来ました。
今回の参加の皆さんほぼ全員が、JSNET2015岡山にご参会くださった先生ばかりでしたが、学会の主要セッションをすべて聴講するのは、事実上不可能です。私は学会終了後、すべてのシンポジウムをビデオでチェックしていますので、その中から学会のエッセンスをまとめてご紹介した次第です。
新規登場したフローダイバーターから従来のステント併用コイル塞栓術、CASの最近の話題から血栓回収療法の近未来、ONYXのdAVF治療への応用、Embosphere腫瘍塞栓術の実際、等々。
自験例を交えながら網羅してお話できて、ご参加の先生方にも楽しんでいただけたと思います。
そして、会終了後は多くの先生方と懇親会で交流させていただきました。
とても楽しく有意義な札幌の夜でした。
週末の本州は大寒波来襲とのことでしたが、さすが晴れの国岡山、雪もなく無事に帰岡できました。


野中、原口、米増先生をはじめとする札幌の先生方、ありがとうございました!そして、私のサッカー部の後輩、飯星先生、引き続き頑張ってください。

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