「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




遅ればせながら・・・
先週は福岡で日本脳神経外科学会総会が盛大に開催され、参加してきました。
今回のテーマは「進化する脳神経外科とぼくらの羅針盤」で、若手脳神経外科医が未来を見据えて頑張る・・・その方向性を出したいという会長の山口大学鈴木倫保教授からの強いメッセージが伝わってくるものでした。

さて、私は
初日にシンポジウム「治療困難な大型〜巨大動脈瘤の治療」で発表
二日目は「頚動脈ステント」のセッションで座長
三日目はランチョンセミナーで発表と、連日一つずつ出番をいただきました。

ランチョンでは今回は「急性期脳梗塞治療最前線ーエビデンスから語る血栓回収療法の目指すべき姿ー」というタイトルで、これまでの血栓回収療法のエビデンスをまとめてお話しました。私にしては珍しく、テクニカルな話は一切なしで、エビデンス紹介のみの30分でした。(このためにかなり勉強しましたよ!)
何と会場は立ち見が出るほどの超満員で、入れずにお断りした先生もあったとか、皆さんの熱意に感謝です。

ランチョン終了後、座長をお務めいただいた神戸大学甲村教授と、同じく講師を務められた徳島大学里見准教授と記念写真、ありがとうございました、素晴らしいセミナーとなって良かったです。

今回、嬉しかったことは、海外ゲストのIstván Szikora教授に久し振りにお会いしたことです。
来年はWFITN(WORLD FEDERATION OF INTERVENTIONAL AND THERAPEUTIC NEURORADIOLOGY)の会長としてお忙しい中、日本にはわずか3日間の滞在での来日です。
彼ともジュネーブ時代からのお付き合いですから、もう20年近くになります。
私が日本に帰国して初めてステント治療を行った時も、メールで色々とアドバイスをいただきました。
そして、2008年にはハンガリー・ブダペストの彼の病院を見学に行きました。
来年のWFITNでまた行けるかな?美しきドナウ川の街ブダペスト、楽しみです。
今回も限られた時間の中、お互いの思い出話や、今後の血管内治療、そして未来について語り合いました。

2008年に私がブダペスト来訪の際のお土産の有田焼きのカップを今も症例の合間に使っていると、和風のカップでお茶を飲むと精神的に落ち着くから・・・と言われて大変嬉しかったです。



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